自立とは---自分で選んで、自分で決めて、決めたことに責任を持つこと。
経済的自立、社会的自立、身辺自立、精神的自立、色々な自立があるけれど、障害を持っていると、その一つも持てないような目で見られてしまう。

自分で出来ないことを人に頼んでやってもらっても、年金で暮らしていても、その暮らしに責任を持つことが出来れば自立です。そんな嬉しい言葉に障害を持った人は、張り切って動き出しました。
そして、私たちが考える自立の理念を多くの人に伝えたくて、全国の多くの仲間が「自立生活センター」を作りました。
私たちは、一人暮らしの楽しさをみんなに伝えたくて、“岡崎に自立生活センターぴあはうす”を作りました。一人暮らしをして、今まで出来ないと思っていたことが出来たり、新しい仲間を見つけられた時、“出来ないことを数え上げるより、出来ることを数えて行くこと。”幸せに近づくことです。ということを教えられました。
多くの仲間と、“どんなに障害が重くても福祉サービスを利用しながら地域で当たり前に暮らす!”を実現するためには、社会の理解はもちろんですが、自分が何をしたいか見つけることです。それは難しいことではありません。今日は何を着ようか、何を食べようか、何処に行こうか、小さなことを選ぶことから始めてみませんか?きっと、自分なりの自立が見えてきます。親の目や施設の職員の目を気にせずに、やりたいことをやる。それをやるためには何が必要で、どんな人に頼めばいいのか、その中で、自分は何をするべきか、そんなことを考えていると生きていることが楽しくなり、どんどんやりたいことが増えてくるはずです。でも、少しがんばることも必要です。
私たちが地域で生きることは、あたり前のことです。年齢がくれば、親から離れて独立する。好きな人を見つけて結婚をして家族を持つ。そんな当たり前のことを障害を持っているために諦めていませんか?

私たちが地域で当たり前に生きることが出来れば、社会が変わります。地域が変わります。私たちが立派な消費者になっていくこと。地域で大家さんに家賃を払い、近所の店で買い物をする。行きたい所に旅行をする。お金をもらうために働くことも大切です。でもお金を有効に使うことはもっと大切なことと考えます。
100%の障害者も100%の健常者も存在しません。多くの人を包み込んでくれる社会こそが人々が望む社会だと思います。そんな社会の実現を障害を持った人たちが中心になり活動していくことが大きな力になると信じています。
自立へのはじめの一歩を私たちと一緒に歩み出しませんか?皆さんがぴあはうすを訪ねてくれることを待っています。
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