ガン保険について!!


99/4/16
CFP光森司。

貴方の加入している「ガン保険」、果たして内容をしっかり知っていますか?
ガンになったらでる。ガンで入院したらでる。ガンで死んだらでる。こんな風にしか認識していないのではないでしょうか?ガン保険でもいろいろ違いがあります。ここでは注意点を挙げさせてもらいます。

ガンになったらでる。
確かに間違いではありません。しかし、会社によってでないガンがありますので、ご注意を!
企画書やしおりを見てください。そこに「上皮内新生物(大腸の粘膜内ガン・上皮内ガン等)はお支払いの対象にはなりません。」と書かれている人は要注意!!
ガンには0期から4期まであり上皮内新生物は0期に当たる物だそうです。つまり、早期発見、早期治療をうたい文句にしている保険で初期だからでないなんて・・・そんな馬鹿な事があるんです。

ガンで入院したらでる。
もちろん、そのための保険ですから、その通りです。しかし、ここでも上記の注意点が挙げられます。それから、会社によって180日目からは1.5倍に増えるところもありますのでご注意を!

ガンで死んだらでる。
ここも注意してください。保険会社によってはガンで入院している人が亡くなってもでない会社があります。しおりや約款を見てください。そこに「責任開始日以後に、被保険者が<がん>以外の事由を直接の原因としてなくなられた場合は、たとえなくなられる以前(責任開始日以後)に<がん>と診断確定されていても、死亡保険金のお支払いはしません。」と書いてある場合、その保険ではでない可能性が大きいです。なぜならば、ガンで亡くなる人はガンで体が弱っているところに、肺炎等を併発し亡くなることが多いのです。その場合直接の死亡原因は肺炎等になるからです。

以上がガン保険の注意点ですが、上記の点は日本で一番加入者の多いガン保険はすべて当てはまりますので、その会社の発表によると日本のガン保険の加入者の90%(平成8年12月現在)以上がこの問題を抱えていることになります。
ここのガン保険は安いですが、こんなにでない部分があれば安くて当たり前ですね。


後、直接関係はありませんが、最近ガン保険で家族の病気やけがを保障する物がでていますが、ガンで入院した場合は重複してはでませんし、掛け金は10年ごとに上がります。その金額も驚くほど安いわけではなく掛け捨てですのでオススメはしません。