【今後の新車投入】
長らくVVVFインバータ制御車などの回生車が投入されてこなかった瀬戸線であるが、栄駅乗り入れ
30周年を迎える平成20年度に新型車両を投入することになった。
どんな車両が登場するのが注目であるが、前面に貫通扉を設置している本線系の3300系をベース
にした車両であることが考えられる。また、瀬戸線の混雑率からしてオールロングシートになる可能性
が高いと思われる。そして、カーブの多さや駅間隔の短さといった線系を考慮すると、高速走行性能
よりも高加速性能を備えた車両が相応しいだろう。
以下製作中
6000系初期車が順次更新を受けたが、平成15年度の事業計画には6000系更新予定は明記されて いなかったため、どうやら初期車のみで更新終了になった模様である。今後、瀬戸線に転属になった車両も 含む未更新車の動向が注目される。
同時期製造の6000系初期車が順次更新を受けている中、1両も更新車が登場していないのは不思議な 感がある。地下鉄線内での発熱も多いため、更新を受けるとなれば制御方式の変更が実施(界磁添加励磁 制御化など)されるかどうかも注目してみたい。
特別更新時に転落防止幌が設置された6000系の6007F以降、通勤車にも次々に転落防止幌が 設置されてきた。特に側面ドアの赤ドア化が始まった平成13年6月以降は急激にそのペースが上がって いた。しかし、平成14年度に入ってからは地下鉄乗り入れ専用車の100系及び6000系の更新編成 のみにしか設置されていない。平成15年度の名鉄の事業計画を見ると転落防止幌設置編成は(通勤車 以外も含めて)12編成38両に留まるようである。設置が進んでいない理由は明らかではないが、いずれ はほぼ全ての通勤型車両に設置 されるものと思われる。
なお、平成14年度に更新された6000系の6017F以降に設置された転落防止幌の形状は100系に よく似た折畳可能タイプのものになった。
6000系や7700系は最近になって車内の非常通報装置が通話タイプに徐々に交換されている。 ワンマン化対応車両が順次交換されたが、今後は非ワンマン車両にも拡大されるかどうか注目したい。
鉄道ファン誌97年6月号によると、3100・3700系の加速度は2.0(2.5)となっており、最高 速度も120km(130km)となっていたことを考えると、3500系列は加速度も向上させることが可能のよう である。名鉄には駅間隔の短い線区が存在することを考えると、加速度を向上させることは普通電車として の運転時に効果が大きいと思われる。早期の加速度向上に期待したい。
平成14年に運用に就く300系には冬季・夏季の車内温度適正化のため、停車中に一部のドアのみを 開閉できる装置が設置される。一方、本線系の通勤型車両は優等列車待避が多いにもかかわらず、この 装置がない。そのため、冬季を中心に全てのドアを閉めるなどという策を図っている。よって、既存の通勤型 車両にも改造で一部ドア締め切り装置を取り付けると保温対策ができ、サービス向上にも繋がるものと思わ れる。
昭和59(1984)年に登場した6500系及び、昭和62(1987)年に登場した6800系は あと数年で更新時期を迎えるものと思われる。6000系同様、ドアチャイムや転落防止幌、車椅子スペ ースの設置などが考えられるが、セミクロスシート車の車内が改造されるのかどうか気になるところであ る。改造があるとすれば一部編成同様、ロングシート化が考えられるが、ロングシートと転換クロスシート を千鳥配置にした300系が登場しただけに、この行方に注目したいところである。
【その他】
名鉄豊田線と名古屋市交鶴舞線の相互直通運転が始まって以来使用されている100系初期車(1・2次車) は製造後20年を越えており、今なお更新工事を受けずに運行されている。更新工事が施されていないの は更新せずに置き換えを検討している為という可能性も考えられる。但し、100系初期車よりも経年化 が進んでいる2ドアクロスシート車の置き換えも考えられる為、時期に関しては予想し辛いと言える。また、 仮に100系初期車が置き換えられると、余剰化するVVVF制御の中間車の処遇も考えなければならなく なる。
もし仮に新車投入による置き換えがあるとすれば300系をベースにした車両になる可能性が十分に ありえるだろう。ただ、名鉄犬山線・豊田線及び名古屋市交鶴舞線は時間帯や運行区間によって混雑率の 差が大きく、転換クロスシート付きの車両を入れるかどうか気になるところである。入れるとしても転換 クロスシートの定員は少ないかもしれない。
3500系の3501〜3507F及び3510〜3521Fは側面ドア横の補助席が設置されておら ず、座席数が特に少なく感じる(6500系・6800系のロングシート新造車も同じ)。一方でドア付近 スペースは必要以上に広く感じる。補助席増設の兆しが全くないが、そろそろ座席数を増やすことを検討 してもいいのではないだろうか?
*次回掲載予定