'96年 秋の登山報告

大阪山の会パサム・ラム・チュルリー峰 (7350m) 登山隊'96秋

‘84年にネパール観光省へ申請した。まだ未解禁峰であるにもかかわらず、
無性に形がいい。というだけの単純明快、未踏峰である事も、7000mを越えている事も。

何年もの間、無駄なお金と労力と時間を費やした。

こだわり続けて12年の歳月はアッという間に過ぎ去った。

‘95年秋、カトマンズクラブでマナスル峰秋登山隊に大西は参加した。

韓国隊が新解禁の峰に行く事は承知していたが、
このパサム・ラム・チュリーという山が永年の我々の計画していた
チョーアウィ峰である事、名前が変わって新解禁の山になった事は解らず、
帰国後に韓国隊の隊長からの計画書でチョーアウィ峰であることが判明。

彼らは7100mで敗退していた。すぐ '96年秋の申請をした。

マナスルとナヤカンガ峰の登山を11月末終えて、すぐワイフを伴い暮れから
新年にかけてスムサ氷河手前まで深雪と寒さと、ラッセルをして偵察をしてきた。

隊の名称:大阪山の会パサム・ラム・チュリー峰7350m登山隊'96秋

Osaka Alpine Club Pasan Lhamu Chuli Expedition '96 Autumn

派遣母体 : 大阪山の会

目標の山 : パサム・ラム・チュリー(チョーアウィ)峰南面もしくは西面

隊の構成 : 隊長 大西保 隊員 谷口守、柳原武彦、北村俊之、西平恵子

アンプルバ・シェルパ・ターメ(サーダー)、ミンマ・ヌル、ツルジム・ヌル、カンチャ・ダワ、(コック)ミンマ・テンジン


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