謹んで新春のお祝いを申し上げます。

平成19年元旦

 

いつも当会に対し暖かいご支援・ご提言・ご激励をいただき                      
                                                    誠に感謝いたしております。

 本年も又、当会設立の趣旨に則り消費者サイドに立つ消費者の真の救済に結びつく欠陥住宅対策活動を続けてまいりたいと存じます。 平成7年の阪神淡路大震災を機に欠陥住宅対策が社会問題となり、欠陥住宅対策を標榜する団体が数多く各地でつくられています。 なかには純粋に欠陥住宅被害者又は消費者だけの団体もあり、又欠陥住宅被害者対策を標榜する建築士や弁護士の団体などもあります。 しかし当会ははるか以前の昭和53年の設立当初より、欠陥住宅問題は消費者にとって極めて専門的であり、欠陥住宅被害を業者と互角に交渉し解決するためには建築士・法律家の助言が消費者側に不可欠であると考え、又専門家側でも被害者との接触により被害者の痛みを自己の痛みとしてとらえる必要があるとして、欠陥住宅を正すための被害者と専門家との協力の場を目指して当会を運営してまいりました。

 よく消費者から専門家に事件解決を依頼したのに金と時間がかかっただけである≠ニの不満が聞かれます。 これは専門家が消費者サイドに立って、その案件を処理し成果をあげるためにはどのような方策を採るべきかを費用対効果も含めて消費者の立場から考えていないことに起因するのではないかと思っています。

 当会では以上の点に留意し、本年も個々の被害者の個別事情を吟味し、その人にとってどのような方策を採ることが適切であるかを求めることが真の消費者サイドであると考え、消費者の痛みを自己の痛みとしてとらえる努力をしたいと存じております。

本年も倍旧のご支援ご鞭撻のほどお願い申し上げます。

欠 陥 住 宅 を 正(ただ) す 会
(旧称 住宅のクレームに悩む消費者の会)
代表幹事 澤田 和也
(体験者・弁護士)

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