ペーター・マーク 追悼コンサート

[ HOMEへ | P・マーク ]

副題:幻の海外マエストロ日本公演(ペーター・マーク篇)

 
 
プログラム
これが幻のプラチナチケットだ
演奏会評
公式追悼企画
 
 
ペーター・マークのページへ
ホームページに戻る
 
 
 
◆プログラム

●2001年5月11日(金) 19:00 サントリーホール
読売日本交響楽団
モーツァルト ドイツ舞曲 K509
        交響曲第38番 ニ長調 K504 「プラハ」
        交響曲第39番 変ホ長調 K543

●2001年5月16日(水) 19:00 サントリーホール
●2001年5月19日(土) 14:00 東京芸術劇場
読売日本交響楽団/竹澤恭子(Vn)
モーツァルト 「魔笛」序曲 K620
        ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K218
メンデルスゾーン 交響曲第3番 イ短調 作品56 「スコットランド」

●2001年5月25日(金) 19:00 東京芸術劇場
読売日本交響楽団
モーツァルト ドイツ舞曲 K509
        交響曲第40番 ト短調 K550
        交響曲第41番 ハ長調 K551「ジュピター」

 これらのコンサートが、果たしてペーター・マークの追悼コンサートなのかどうかは知らない。私が勝手にそう思っているだけである。
 少なくとも主催者から、そういう案内は「一切」なかった。
 オケにとっては、自分たち主催の定期演奏会であり、客演指揮者が誰であろうと、たいした問題ではないのかもしれない。

このページの先頭へ

◆これが幻のプラチナチケットだ

 ここに2枚のチケットがある。同じ日(5月19日)のチケットである。うち1枚は未使用である。
 
 私が最終的にこのコンサートに行こう(というよりは、チケットを確保しよう)と決めたのは、2月17日である。この日はいったい何の日か。
 それは、横浜でのチョン・キョンファのコンサートの発売日である。
 私は、この(横浜の)コンサートのチケット争奪は激戦になると読んでいた。だから、場合によっては確保できないかもしれないと思っていた。正直、このマークのコンサートには行こうかどうしようか迷っていた。土曜日のマチネだから、日帰りでも可能ではあったのだが。
 ところが、チョン・キョンファの、しかもブラームスのコンチェルトというとてつもないプログラムが、降って湧いたように決定し、そしてそれが5月18日に横浜であるとわかったとき、すべては決まった。「この時こそ泊まりででもツアーを敢行すべき時だ!」
 
 問題は横浜の方のチケットがとれるかどうであった。発売の日、私は事情により14:00頃まで予約ができなかった。あわててピアへ電話をかける。ニ度、三度、四度、五度・・・。やはりつながらない。あきらめずに東京・大阪・名古屋、とにかく手当たり次第に当たる。10回目ぐらいだったろうか、運よく通じた。一瞬キツネにつままれたようだった。「あれっ、つながってしまった・・・。」喜びより、驚きの方が強かった。
 しかし問題はこれからだ。すでに完売ではないか。完売でなくともいい席はもうないのではないか。おそるおそる問い合わせ、結果を待つ。実はこの待ち時間が一番不安である・・・・。
 そして結果は意外にも残りが多くありそうだった。しかし、やはり「いい席」というわけにはいかない。結局1階8列右寄りがとれた。(ヴァイオリン協奏曲であるから、1階なら当然左寄りのほうが良いのだが。)

 とりあえず一安心して、マークのほうにかかる。ところが意外にもこちらの方が難物であったのだ。発売開始からかなり日数が過ぎていたので、ピアではすでにB席しかないという。しかも3階である。「うーむ、やはりマークは人気があるのか・・・。」そう思ったが、とりあえずそれで確保しておいた。
 それでももしやと思い、読売日響事務局へ問い合わせると、運よく?まだA席が残っているという。その時すでに残り数席だったように聞いた。
 私はそのA席も押さえた。残席僅少ということは、近々完売となり、B席のほうは転売できるだろうと、タカをくくっていたのだ。
 いつ売りに出してもよかったのだが、できれば定価で売りたかったので、なるべくぎりぎりまで待った。いつがいいだろう、最低残り1ヶ月ぐらいまで待ってみようと、その時は考えた。
 
 しかし、人生というのは、いつもこうである。何事も決して思うようにはいかないものだ。たかだかチケットを転売しようとすることさえ。
 周知のように、衝撃的なニュースが流れた。それは4月8日のことであった。マークの来日が不可能になったとのことである。
 「え〜っ、うっそ〜、まじ〜?」 これ以上ピッタリの表現はない。

 そして代役はJ・F・パイヤール・・・。 「はぁ?誰だそりゃ?」(そら、名前ぐらい聞いたことありまっせ。)
 思えば、失意のツアーはここから始まったのかもしれない。(失意という表現はふさわしくないかもしれない。失望が本意であろう。横浜でのチョン・キョンファのコンサートもさんざんであった。これは別のところに記載してあります。是非参照して、その失望感を共有してください・・・?)
 同時に「まずい」と思った。もうこのB席なんか売れるわけがないからだ。
 その予感は当たり、売りが殺到。結局、定価6000円が4000円でも売ることができず、手元に残った。
 それまでは、マークのコンサートのチケットは一件として売りには出されていなかった。ところが来日不能になったとたん出てきたということは、3月中ならまだ求めていた人はいただろうか?
 これは結果論だからわからないが。
 
 その後、訃報が入ってきた。そして、またひとり偉大なマエストロを聴くチャンスを永久に失ってしまったのである。  

このページの先頭へ

◆演奏会評 5月19日(土)14:00 東京芸術劇場

 この演奏会について語ることは、あまりにも虚しい。
 
 開演に先立ち、楽団の長が舞台に登場する。「おっ、マークに追悼の意を表するのかな。」思ったら、それは団氏へのものだった。なーんだ、私にとってはどうでもいいおっさんだ。私はもう上の空であった。
 マーク氏へのそれはついぞ一言も聞けなかった。
 
 一曲目が始まって真っ先に思ったことは、「このホールのほうが、昨日の横浜みなとみらいより音響はよさそうだな。」ということだ。だが、いずれにしても平土間では音響の良し悪しを論ずることはできない。私は平土間が大嫌いである。最悪の音響だと思っている。 よほど好きなソリストを、かぶりつきで見られる以外に何のメリットもない。(但し、傾斜により中間〜後列で、舞台より十分高くなっているところなら良い。音は舞台より上に行くに決まっている。)
 しかし、これもオンライン・チケットオーダーで限られた選択しかできない遠隔地の宿命だ。
 
 このコンサートでのかろうじての拾い物は、二曲目の竹澤のヴァイオリンだ。
 第一感で、「あれ、それらしい音楽をやるじゃないか。」と思った。私は普段モーツァルトはほとんど聴かないので、この演奏がよかったかどうかはよくわからないが、彼女のヴァイオリンには引かれるものがあった。
 「そういえば竹澤って、C・デイヴィスなどとも協演してるんだよなー。ただの日本のソリストじゃなかったんだよなー。」と、再発見したのであった。C・デイヴィス/ロンドン響とのシベリウスもよかった。
 また改めてレコードを聴きなおしてみようと思った。
 
 ところで、私はカデンツァが嫌いである。そしてこの曲には各楽章にデンツァが入る。これは私にはたまらく嫌だ。
 カデンツァにくると音楽の流れが分断される。それまで気持ち良く聴いていたのに突然異質のものが飛び出してくるようなのだ。下品きわまりないものもある。こんなところで姑息に技巧を誇示しなくても、本曲?の中できちんと示せばよいのだ。
 カデンツァはあくまで上品に、短くあっさりしたものに限る。もちろん一曲一回で十二分だ。
 
 メインの「スコットランド」は、特に破綻のない佳演であった。(一言でいえば凡演。)
 
 もしかしたら指揮台にマークの幻が見られるかもしれない、と淡い期待を抱いて来たのだが、そんなことは望むべくもない。
 コンサートの間中、私は何度溜息をついたことか。「あ〜ぁ、マークがここに来てくれていたらなあ・・・。」
 少なくともオケメンにマークを惜しむ気持ちや、マークがそこにいたらこういう音楽をやるであろうという気配は感じられなかった。しかし、竹澤には、指揮台にマークがいるつもりで弾いているのではないかと思わせる瞬間が確かにあった・・・ような気がする。これは、私のまったくの妄想であるが・・・。

 私にとっては、一生に一度になるかもしれない「東京芸術劇場」詣でができただけの演奏会であった。

◆雑感

○ここには立派なパイプオルガンがあるんだなぁ。ずっーとみとれていました。

○こんなコンサートに、なんでこんなに需要があるんだろう。95%以上の入りだ。
 たとえば、「スコットランド」が生で聴ける、というだけで来る人もいるんだろうか?
 読売日響のコンサートって、いつもこんなに客が入るんだろうか?

○なんでこんなに客席が明るいんだろう。マチネーだからかな?
 私ゃ、こんな明るいところで音楽聴いていたら、目がくらんできますよ。
 ・・・帰りしな、案内嬢に尋ねてみると、主催者の要望だという。こういうところにもトホホ度が出ている。

○コンマスのにいちゃん、もう少しましな風貌しろよ。

○池袋の駅の案内は不親切で誠にわかりにくいなぁ。やっぱり我々おのぼりさんの来るところじゃない。(慣れてしまえば関係ないんだろうけど。)
 ・・・乗り場案内の矢印のとおりに進んで行くと突然それがなくなり、そこから先はどっちへ行っていいのかわからなくなる。看板が統一されていないのも原因。行きも帰りも迷った。    

このページの先頭へ

◆公式追悼企画

ようやく出ました

 FMfan−2001年5月28日〜bP2号−にペーター・マークが取り上げられています。本当にようやく出たか、という印象です。でも「音友」、「レコ芸」には、その気配は全くないようです。
 
 ただし、その取り上げられ方には大いに疑問を感じます。
 この雑誌の場合、前号に取り上げられていてもおかしくなかったはずです。シノウポリの特集はされていたのですから。私は彼には全く興味はないので、その号は買わず仕舞いで、よく覚えていないのですが、本当に特集であったように記憶しています。
 
 ところが、今回のマークの場合は、吉井○彦氏による連載の中の一コマ?なのです。
 私は出版業界にも全く疎いので、こういう場合出版社が執筆者に対し、何がしかのリクエストを出すものなのか、それとも執筆者の一存でこういう記事になったのかはわかりません。
 もし後者の場合、この出版社としてはこういう企画をする意志はまったくなかったことになります。
 また、読者の投稿コーナーにも1名、取り上げられています。わざわざ1名と書いたのは、シノウポリは2名取り上げられているからです。
 ただそれでも、マークの名前が出てくるだけ、まだましだといえるかもしれません。
 先だっての○ザワ/○ィーン・フィルへの評価といい、この出版社にはきちんと聴く耳を持った、見識ある人がいるといえましょう。
(2001/05/24)

このページの先頭へ

◆助け合い運動にご協力を

 実は、レコ芸01年9月号には、かなりぶっとばしていただきました。

 要件だけを申し上げますが、ペーター・マーク/N響によるシューベルトの「グレイト」交響曲の映像付きが過去に放送されたことがあるそうなんです。
 私もクラシック音楽から少し離れていた時期もあり、残念ながらこの放送は完全に見逃しております。(80年代後半のようです。)
 
 これはファンにとっては垂涎のお宝といって良いでしょう。
 「うーん。これは是非聴いてみたい。」 私はこれまで、およそリクエストなどという行動をしたことはなかったのですが、今回だけは強烈に動かされました。
 NHKのサイトを開いてみると、ちょうどそういう場が設けられていましたので、これ幸いと要望を出してしまいました。

 組織票とまではいきませんが、ある程度数がまとまれば、あわよくば再放送してもらえるかもしれません。あくまでもダメモトですが。
 と言う訳で、心ある方は再放送のリクエストにご協力お願いしま〜す。

 
https://www.nhk.or.jp/fureai/ NHKのご意見・ご要望のコーナーです。

 ただし、地上波(TV)か、FM放送でお願いします(泣)。BSで放送されたら「大泣」です・・・うつだしのう・・・つのだ☆ひろ?

 
http://www.kingrecords.co.jp/
 
webmaster@kingrecords.co.jp
 ついでに、CDメーカーにもCD化、DVD化をお願いしましょう。Altusは残念ながらHPがないようですので、キングレコード気付けにて。

 こういうところでナンなんですが、シューベルトの「グレイト」交響曲が、7番か、8番か、9番かという問題にも、私には全く興味がありません。(版の問題と同じこと。)
 そのつもりで聴いていたら、2楽章で終わってしまった、という勘違いがなければいいんです。 「グ」か「未」か識別できれば、それで十分なのです。
('01/8/30/木)

このページの先頭へ


ペーター・マークのページへ  ホームページに戻る

'01/05/22 Ver.1.0 

     
     
     
     
 

 
     
     
  私は会ったこともありませんから
こんなことが言えるかどうかわかりませんが

さようなら、ペーター・マーク
 
     
     

ペーター・マーク