メガネ研Q室〜パソコン用メガネ探しでのドタバタ

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 20年ぶりに新しいメガネを作った。またたくさん勉強させていただいた。
ありがたいことです。

2009年7月某日

 パソコンの見すぎで目を痛めた。ならば、パソコン用のメガネを作ればいい
のか。パソコン用のメガネとはいかなるものか、どこへ行けば作ってもらえる
のか。どうやって調べればいいのか。

 インターネットのHPを検索するしかない。そして、リンクの蟻地獄へと嵌
まり込み、かくして、目はさらに悪化する。


メガネ店の技量は自分が体験するまでは決してわからない

 メガネ店に限らず、口コミというのは、あてになるようであてにならない。
言われていない意見がどのくらいあるのかはわからない。

 自分が二度と行きたくない店でも絶賛する人は必ずいる。平均以上に満足す
る人は必ずいる。
 でなければ、自分が行きたくない店は全部潰れるはずだ。


チェーン店か個人商店か


 真剣度は違うに違いない。チェーン店は所詮サラリーマン、個人商店は事業
主、自己責任だ。やっていけなければ、首をくくるしかない。
 だから個人商店の方が良いとは限らない。よくこんなんで商売やっていける
なと思うところもある。
 
 チェーン店は入りやすい。平均的技量は確保できているだろうと思うからだ。
量販店ならなおさらだ。ウインドウショッピングだけでサッと出てきてもいい。
 個人商店は非常に入りにくい。入ったが最後、買うまでは出してもらえない
かもしれない思うからだ。とって食われてしまうかもしれないと思うからだ。
 
 結論から言うと、いい腕を持った個人商店が一番いいと思う。
 問題はそれをどうやって探すかということと、たいてい近くにはなく、アフ
ターが大変だということ。毎回新幹線では通えない。


量販店のナゾ


 検査機の進歩には驚いた。顔を乗せて見ているだけで、1分もあれば済んで
しまう。しかも乱視まで計測可能。多分、量販店ではこれだけで済ませてしま
うんだろうなと思った。


あるメガネ店で


 「もうトシで、目の機能が落ちてますから、これ以上矯正することは難しい
です。」と言われる。
 後にこれは「私(店員)には技量がないから、あなたの視力をこれ以上矯正
することはできません。」という意味だとわかった。


「無料調整いつでもOK」は良心的か
 
 アフターサービスとしては、当たり前の文句に見えるが、調整するために何
度でも足を運ばなければならないのだとしたら?
 いつまでたっても自分にフィットさせられないくらいの技量だとしたら?

 実際、ある店ではひっきりなしに客がやってきて、ここをこうして欲しい、
ああして欲しいと要望(クレーム)し、希望通りになると喜んで帰っていった。
 そしてまた明日も同じ客が・・・。

 一発テイクという言葉を知っているか?


フレームの選択考

参考HP:山口県、ハヤシメ○ネ
似合うメガネの選び方→フレームの形の選び方→詳細

 要点は、顔の形と同じものを選ばない。
 丸顔が丸メガネを選ぶと、ますます丸く見え、(三)角顔が角メガネを選ぶ
と、ギスギスする。
 
 この記事には大変触発された。
 私は丸顔ではないので、ふと丸メガネをかけてみたら、これが恐ろしく似合
ったので、自分でも驚いた。
 店員も、よく似合ってますねーと褒めてくれた。決してお世辞やセールスト
ーク、ヨイショでないことは態度からわかる。

 今までそんなことは思いもよらなかった。丸メガネなんて全く眼中になかっ
た。私に丸メガネなんて、悪い冗談だと思っていた。 

 心境の変化もある。
 あまりマジメに真剣に考えず、遊び心があってもいいのではないか。
 そのメガネをかけて、どう見られようと構わないのではないか。
 逆に今までと違うイメージを演出してみるのも一興か。
 どちらか迷った時は、他の人が見たらどちらがいいか選んでもらうのもいい
のではないか。

 そういえば、フレームが全く選べないで困っている人を見かけた。
 店員も連れの人もあまり何もアドバイスできない様子だった。可愛そうに。

 別の方法としては、なりたい自分のイメージ、目標となるアイテムを選ぶ。
 例えば、金縁が似合うようになりたいから、それを選ぶ。
 ポストが人を作るという名言もある。


本格的にパソコン用メガネを探す

参考HP:
日本眼鏡技術研○会
パソコンメガネ研○会
ネ○トチェーン「眼鏡志」
大阪流・眼鏡店○選び方
超うれしいメガネ研○会

 今回、この中に加盟?、紹介されている店で実際にメガネを作った。
 検眼は非常にきめ細かく丁寧だったので期待したが、その後がいけない。
 レンズの切り方、入れ方があまり上手ではない。レンズなど汚れたまま渡さ
れる。
 何よりフィッティングがおざなり。これは私にとっては致命的。失望、落胆
は大きい。残念だ。
 自分で確かめるまでは、何もアテにならない。改めて痛感。

 「見ずに信じる者は幸いである。」というイエスの言葉を、私はまだ100
%信頼できない。


パソコン用メガネって珍しい?


 遠くのよさそうな店はわかった。できれば、近くに隠れた?いい店があれば
ありがたい。電話帳を見て一軒一軒当たる。
 「あのー、パソコン用ネガネを探しているんですけどー・・・。」
 「はぁ?」たいていこうだ。すんなり入れることはない。
 「パソコン使ってデスクワークするのに適した、だいたい60センチくらい
の距離でピントが合って、有害な紫外線カットして・・・、」延々と要望を伝
える。
 「あぁ、それでしたら・・・、」希望がなんとか伝わったようだ。その後、
レンズの仕様や予算などやりとり。

 どうも要領を得ないし、パソコン用メガネなんて言葉を初めて聞いて初めて
扱うかのような口ぶりだったので、最後に。
 「パソコン用メガネなんて、あまり引き合いありませんか?」
 「いえ、最近はそういう方結構多いですよ。」
 「・・・。」

 私が一番知りたいのは、そういう実績がたくさんあって、いろんなノウハウ
を持ち、難しい注文にも応える知識、技術があるかどうかなのだ。
 求めているのは安心感なのだ。


私の顔の特徴から学んだこと

 人間の顔は誰でも左右対称ではない。私の場合、右目−左目のセンターと鼻
のセンターがずれている。具体的には、右目が、より右に寄っている。
 だから、正確に左右対称のメガネをかけると、瞳孔の位置に対してメガネが
左にずれる。

(図の注1)左右の概念は、わかりやすくするため「自分の顔を鏡に写して、
自分で見た時」あるいは「自分の後ろから透かして見た時」の左右とした。
(図の注2)PD(瞳孔間距離)=A+B。私はA<B。

 瞳孔とレンズ芯のずれは、どこまでが許容範囲かよく知らないが、近距離
(近方視)用(パソコン用、手元用、老眼用)にシビアに調整されたメガネで
は、かなり問題になるはずだと思う。

 この問題を解決するために、フレームセンターとレンズ間センターを一致さ
せ場合(通常はそう)は、フィッティングでメガネ全体をずらしてもらう。
 この場合、鼻当てがずれることになる。

 鼻当てをなるべくずらさないようにしたければ、フレームに対してレンズ間
センターをずらせて嵌めてもらう。これはレンズを嵌める前に確認、依頼して
おかなければならない。

 だが、こんなことを気にする人はほとんどいない。私は商談や交渉ではいつ
も尋ねる。
 「こんなこと言う人は他にいないんでしょ? 私が初めてなんでしょ?」
 そして内心では「嫌な客、うるせー客だと思っているんでしょ?」


精度は不要?

 人間の目は、割合アバウトなものだから、メガネもレンズも矯正や調整はア
バウトで構わない?

 確かにそうだろう。だが、工場のように一日の生産ノルマがあるわけではな
く(売り上げ目標はあるにしろ)、行列を作って後の客がいらいらして待って
いるのでなければ、可能な限り手間をかけ、精度を上げる努力をしてバチは当
たらないだろう。
 
 暇な店に限って、対応もアバウトだ。暇なんだから、もっと丁寧にやればい
いのにと思う。暇な原因はそこなのだとは気付かない。


メガネはフィッティング

 今回はフィッティングに泣かされた。メガネは3度目だが、今までは全く問
題なかった。出来上がり、受け取りの後、二度と店に立ち寄る必要はなかった。
 たまたま平均以上の腕を持った人に当たったのか、自分も若かったから、多
少の違和感は吸収できていたのか。

 今回は散々だ。出来上がり日以降5日間のうち4日間、再調整のために通わ
せていただいた。
 だがどうしてもラチが開かんと判断したので、本部にクレームを出し、別の
店にアフターを引き継いでもらった。
 幸い腕のいいフィッターがいたので、これで何とか収まりそうだ。
 得てしてそういうものだと思うが、こういう人は接客態度も抜群に良く、検
眼の手際、説明の的確さなど全てにおいて申し分ない。
 
 今回のドタバタを通じて、メガネの価値はフィッティングが50%以上のウ
ェイトを占めるのではないかと認識した。決して軽視するつもりはないが、検
眼など簡易測定機のデータのままでも大きな問題は出ないのではないか。


きつくなく、痛くなく、ずり落ちないフィッティングは可能だ

 以下は、今回何人かのメガネ技師の話を聞き、フィッティングを受け、総合
した私論です。正しい知識、理論を知りたい方は、しかるべき文献などを当た
って下さい。

 鼻当ては、均等に当たるようにする。隙間があったり、どちらかが強く線状
に当たってはいけない。
 フリーの状態ではガタ(遊び)があるが、かけた状態からすっと持ち上げた
時に、360度クネクネできること。要するに、支持している状態では遊びの
中心であること。
 これは片方についてです。当然ながら、左右の鼻当ては、バランスよく効い
ていなければならない。

 つるは耳に乗せるのでもなく、掛けるのでもない。
 耳の上から後ろにかけて、いかに多くの面積を頭皮に接触させるか、沿わせ
るかがポイント。接触面積を増やして、摩擦で支持する。
 耳に引っ掛けて前に出ない(ずり落ちない)ようにするのではなく、頭蓋骨
を巻き込んでそれを防ぐ。

 はさみつけが強ければ圧迫痛が起こる。圧迫も必要ない。巻きつける、貼り
付ける感覚。
 
 耳の上の部分で、つると頭皮の間に隙間があると、耳への圧迫があり、痛く
なる。これは、つるが頭皮に沿っていない証拠。

 上手いフィッターのつるは、耳の上で下−内側にカーブし、その後、下−真
後ろにスーッと抜けるように真っ直ぐに戻る。
 下手なフィッターの典型は、とにかく耳の上で一回曲がっているだけ。やっ
つけ仕事という表現が見事にハマる。
 
 軽く、柔らかく、よくしなるフレームでは不具合を感じにくい。だから多少
の不満があってもクレームには至らない。

 正しいフィッティングには当然時間と手間が掛かります。でも回数はかかり
ません。
 日本一のフィッターでも1回で完璧、とは難しいかもしれませんが、チョコ
チョコッとやって、ハイまたいつでもどうぞ、とは訳が違います。

 繰り返しますが、あくまでこれは私論です。これを鵜呑みにされてはいけま
せん。


PDのずれ?

 メガネを下へずり下ろして、上目使いで上フレームの上は裸眼、下はレンズ
を通して見る。
 何でも良いが、縦の直線を見た時、上と下でずれてないだろうか?
 その状態でフレームを上下に動かすと、左右にチラチラ、ユラユラ動かない
だろうか?

 私が瞳孔芯とレンズ芯がずれているのではないかと疑ったのは、この現象に
気付いたからだ。
 再フィッティングで、瞳孔芯とレンズ芯のずれを解消したら、この現象も消
えた。

 これは不良ではないのか。
 その旨を優秀なフィッターAに話すと、明確な回答はせず、じっと黙って肯
定も否定もしなかった。
 後日優秀なフィッターBに話しても、同じような態度だった。

 不良かどうかは、私にはわからない。許容範囲の誤差だと言われればしかた
がない。
 もしこれが不良だとしたら、最初の「渡し」の時に、客にそういうことをさ
せてみて、このような現象が起きませんか? と確認するべきだ。
 普通は、そんなことは起きない、起きてもごく僅か、誰も気付かない、のだ
ろうか。

 私は、常にこうつぶやく。「こんなこと言う人は他にいないんでしょ? 私
が初めてなんでしょ? 嫌な客、うるせー客だと思っているんでしょ?」

(後日談)

 私の目には乱視がある。ほぼ90度だ。正確には97度らしい。

 普通は90度でレンズを入れる。
 この場合、瞳孔芯とレンズ芯がずれていると、上記のような像のズレが生じ、
正確に一致させると解消できるらしい。
 
 ところが、矯正に精度を期して、97度でレンズを入れると、ズレは解消さ
れない。上下の動きに対して、乱視の補正軸が7度ずれて(ゆがんで)いるか
らだ。

 だから、乱視の補正を90度、180度など、90度の倍数にした場合は、
ずれなくすることは可能。

 こういう説明を理路整然としてくれれば納得できるのに、あやふやにごまか
そうとするから疑いを持ってしまう。慣れますよ、誤差ですよ、そういうもん
ですよ、と。

 めまいや酔っ払い、頭痛の原因は慣れ(ないこと)による場合もある。
 だが、瞳孔芯とレンズ芯のズレであることもある。瞳孔芯とレンズ芯を一致
させてもらうと、すっと落ち着き、楽になることもある。
 
 しかしながらそれを指摘し、クレーム、要望すると、まるで宇宙人の言葉を
聞いているかのようなけげんな顔をされることが多い。
 話を理解してくれる人が半分、上手く調整フィッティングしてくれる人がさ
らに半分。数人の技術者をハシゴしてようやく解決してくれる人を見つけられ
る。
 私は怒ってもいるが、それ以上にとても悲しい。


丸メガネ考

 私に丸メガネが似合うとは、最初は驚いたが、いくつかの理由があると思う。

1.PD、顔の幅に適したサイズを選べば、誰にでも似合うのではないか。
 丸顔に丸メガネはより丸く見えるというが、それは似合わないわけではない。
そういうキャラを狙うのも一つの方法。
2.髪は短い(刈り上げ、坊主)か、禿げているほうが似合うのではないか。
3.年寄りほど似合うのではないか。上記と共通。顔のしわ。戦前、明治顔?
 子供や童顔、女性の場合は、愛嬌、可愛らしさ、ユーモラスを狙う。マンガ
チックになる前で止める。
 女性でも男顔の人は印象が柔らかくなって良い。
4.昔の人に似合う人が多い(ような気がする)のは、昔は丸しかなかったか
ら。

 私なりに思う似合う条件に、自分がいくつか当てはまってきたからなのでは
ないだろうか。以前は長髪で童顔気味だったから、マンガチックになってしま
って嫌だった。

 似合うかどうかと、それが自分の目指す方向と違う場合はしかたがない。他
人が見ればよく似合っているが、自分はそういう風には見られたくない場合だ。

 真円でなければいけない(気が済まない)のは、メガネオタク、マニアの世
界であって、実用性やある程度のファッション性のためのメガネとは違う世界
だと思う。

2009.7.19

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2009年9月1日(火)

 メガネを巡るドタバタは収まったわけではない。現在進行中だ。
 
 ハードケースが欲しくなって、ネットで調達する。
 実物を手に取らないと思わぬ落とし穴があるもので、届いてみると、何だ、
はいんねーじゃん。
 今のメガネは奇妙に小さいのばかりだからなー。ケースもそれに合わせて小
さくなる傾向だろう。

 貝殻のバネ式というのも、開閉がうまくない。指を掛けるところがなく、妙
にバネがきついので、ぶっちゃけブッチャケそうになる。
 皿?と蓋の重量バランスも何もあったもんじゃないから、置けば中途半端に
V字開脚する。
 
 ったくロクなもんじゃねぇな、と思いつつ、ふと気付く。
 ん、もしやこう使えってことか? 実はメガネレストにもなる?


2009年9月2日(水)

 これは、今回、ネットのメガネ研究会に参加している某店で作ったものだ。

 以前「レンズの切り方がうまくない」と感じたものだが、その謎が解けた。
 レンズとフレームの間に粘着剤がしっかり塗りこんであり、その塗りむらの
濃淡で、レンズの切り口がゆがんでいるように見えたのだった。

 手間をかけてしっかりやってあるのかもしれない。長い目でみれば、いいこ
となのかもしれない。プラスチックレンズは経年変化で縮んでくるのかもしれ
ない。ゆるみ止め、外れ止めになるだろう。

 しかし見栄えは非常に悪い。私の第一印象は「汚ならしい」。
 私にとっては要らないものなので、きれいさっぱり拭いとった。するとどう
だ、すっきりさわやか、見え方まで明るくなったようだ。

 繰り返すが、この店はフィッティングがおざなり。残念ながら、二度とは行
かないだろうし、おすすめできない。


 SSSに気をつけろ

 今回、最初に担当してくれたトンデモ店員はSSSだったような気がする。
というのも、当時は何も知らなかったから、それほど注意していなかった。

 別の店で出会ったSSS店員も下手。

 SSSの中にもまれに下手な人がいるのか、まれに上手な人がいるのか、
どっちなんですか?


 これで様子見て・・・

 どちらが先に言うかで、勝負?は決まる。

 「これで様子見て下さい。」店員が先に言えば、もう嫌がって、音を上げて
いる証拠。

 「これで様子見てみます。」客が先に言えば、もう不満がない証拠。


 10日も我慢しろ?

 耳が痛い。再調整を頼む。
 「これで様子見て下さい。慣れるのに1週間から10日は必要ですから。」

 10日もたてば感覚は麻痺し、痛みも感じなくなるってか?
 確かにそうかもしれない。


 口ほどにもない

 「そうなんですよ。メガネというのは、実はフィッティングが一番大切なん
ですよ。」

 お、わかってるじゃないか。ここなら大丈夫カモ。

 ・・・

 気が付いたら、私が鴨になっていたのカモ。


 データシートは語る

 データシートにS、C、A、Pr、・・・などの欄があるが、PDの欄が左
右別々でなく1つしかなければ、そもそもPDの問題を重視していないことに
なる。
 
 何人かに聞いて回ったが、PDの精度を明確に答えてもらえることは少ない。
 1ミリなら許容範囲なのか、2ミリならどうなのか、・・・。


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