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私たちに音楽を聴かせてください。

消えちゃえ!!CCCD

結子  「上海万博開催中なんだけど、どうなのかな?」
果歩  「あんまり興味ないな〜」


もくじ
supplement ♯2 輸入音楽CDを規制する著作権法の改正案に反対します
supplement ♯1 おしえて結子ちゃん
♯7 オリジナルにはかなわない (その2)
♯6 オリジナルにはかなわない (その1)
♯5 CDぷれいやーは つうこんのいちげきをうけた
♯4 アーティスト側も努力してるんだよ
♯3 音質改善技術はコピーコントロールCDの音質をどこまで良くしてくれるの?
♯2 コピーコントロールCDってどうして音が悪くなるの?
♯1 コピーコントロールCDと普通のCDはどこが違うの?
Introduction わたしたちはコピーコントロールCD導入に反対します



supplement ♯2 輸入音楽CDを規制する著作権法の改正案に反対します

果歩  「今回はコピーコントロールCDの話じゃないんだね。
 それにしても、日本の音楽CDってなんであんなに高いんだろうね? 洋楽の輸入盤なんて、国内盤より2〜3割安いんだもん」

結子  「それで今回は、もしかしたら輸入音楽CDが買えなくなるかもしれないっていう話なの」

果歩  「なんで、輸入音楽CDが買えなくなっちゃうの?」

結子  「それは、『著作権法の一部を改正する法律案』が国会で成立してしまったからなの」

果歩  「これが成立するとどうなっちゃうの?」

結子  「そもそも、この法律改正は、海外において製造された日本の音楽CDが国内に還流することを防止することが目的なの」

果歩  「“海外において製造された日本の音楽CDが国内に還流する”っていうのはどういうこと?」

結子  「日本のレコード会社が日本人アーティストのCDを海外向けに販売した物が日本に輸入されて、国内盤より安く販売されていることなの。 でも、これは正規にライセンス生産されているものだから、いわゆる“海賊版”じゃないんだよ」

果歩  「確かにアレって安いんだけど、あんまり買いたいって思わないよ〜。 でも、それだったらそれほど影響ないと思うんだけど?」

結子  「ところが、この法案の運用によっては、外国盤の洋楽の音楽CDも適用されて、輸入規制される可能性があるのよ!」

果歩  「つまり、日本盤が発売されている洋楽CDの外国盤の輸入を規制できるってこと?

結子  「そういうこと」

果歩  「えーっ! 洋楽CDの外国盤なんて、外資系のCDショップに行ったらたくさん売ってるよ。 それが無くなっちゃうってこと? それに、日本盤が無いCDはどうなるの?」

結子  「規制の対象になりそうなのは、日本盤がある外国盤CDだけだけど、 でも、日本盤のないCDも輸入されにくくなりそうだよ」

果歩  「そうなると色々な音楽を聴く機会を奪われちゃうよ! それに輸入盤を選ぶことも出来ないし」


結子  「そんなわけで、コピーコントロールCD同様、輸入音楽CDを規制する著作権法の改正案に反対したいと思います。 まだ正式に決まった法案ではないので、廃案になることを期待しています」

果歩  「参考リンクもあるよ」


-参考リンク-

・お客様へのお知らせ
 (HMV Japan)
http://www.hmv.co.jp/help/Main.asp#1909

・輸入CD問題についてのお知らせ
 (TOWER RECORDS)
http://www.towerrecords.co.jp/html/tower/company/

・輸入音楽CDに関する Amazon.co.jp からの重要なお知らせ
 (Amazon.co.jp)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/browse/-/1162670/249-3090795-6925158

・あらゆる輸入音楽CDに規制を?--危険な著作権法改正が進行中
 (IT media ライフスタイル)
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0405/12/news054.html

・日本の洋楽ファンの皆様へ
 (社団法人日本レコード協会)
http://www.riaj.or.jp/whatsnew/w040507.html

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supplement ♯1 おしえて結子ちゃん

果歩  「あ〜つ〜い〜〜」
結子  「そんなこと言ってるから、余計に暑く感じるんだよ」
果歩  「わたしさぁ、昼間の暑いのは我慢できるけど、夜、暑いのは我慢できないのよ」
結子  「昼より夜のが気温は低いのに?」
果歩  「太陽が出ていれば暑いのも仕方ないと思えるけど、日が落ちてからも温度が高いままっていうのが許せないの。 それに、建物の中は昼間に吸収した熱がこもってるのよ」
結子  「わがままだねぇ」


果歩  「ところで、前回でおしまいじゃなかったの?」

結子  「とりあえず、本編は前回でおしまいなんだけど、supplement (サプリメント)ってことで本編をフォローしょっかなって思って」

果歩  「すぐ続編がはじまる、ドラマやコミックみたいだね」

結子  「そういう訳じゃないよ、あくまでも、supplement (補足)です」

果歩  「それだったら、いくつか訊きたいことがあるんだけど」

結子  「いいよ、なに?」

果歩  「そもそも、“コピーコントロールCD”には、どんな方式があるの?」

結子  「日本で多く使用されているのは、“CDS”っていう方式だね。 だから、本編ではCDS方式のコピーコントロールCDのことを中心に説明してきたんだけど、そのほかに、“key2audio”,“SafeAudio”,“MediaCloQ”といった方式があるんだよ。 でも、どれも通常の音楽CDの規格を満たしていない、規格外ディスクなんだよ

果歩  「あと、“レーベルゲートCD”っていうのがあるよね?」

結子  「レーベルゲートCDっていうのは、ソニー・ミュージックエンタテインメント(以下、SME)が発売しているコピーコントロールCDのことだよ。
 レーベルゲートCDは、インターネットを使って認証手続きをすることによって、パソコン用の音楽データをパソコンにコピーできるようになってるの」

果歩  「パソコンで音楽を聞けるように、多少考慮しているんだね」

結子  「とはいえ、CDプレイヤーで再生する音楽データの入っている部分(オーディオトラック)には、他のコピーコントロールCD同様、CDS方式のコピーコントロール技術が使用されているから、いままで本編で説明した音質の劣化や機器への悪影響があるんだよ

果歩  「結局はコンパクトディスクの規格を満たしてないんだね。 ところで、コンパクトディスクを開発したのってソニーじゃなかったっけ? そこの子会社がコピーコントロールCDを作ってるの?」

結子  「いまでこそSMEはソニーの子会社だけど、SMEとソニーはあくまでも別会社なの。 大ざっぱに言えば、ソニーはハードを作っていて、SMEはソフトを作っているんだよ。
 元々、SMEはアメリカのCBSとソニーの合弁企業としてスタートしているから、完全子会社とはいえ、SMEにとってソニーは出資元にすぎないのよ。
 それに、SMEにしてみればソニーグループのソフト部門として、グループ全体の収益の下支えをしているという自負があるから、ソフトに関しては口出し無用って感じになっているんじゃないのかな?」

果歩  「なるほどねぇ。 それと、コピーコントロールCDをパソコンに入れると、プレイヤーソフトが立ち上がって、いちおう音楽を再生するんだけど、あれってものすごく音質が悪いよね?」

結子  「再生されているのは、エクストラトラックに収められたパソコン用に圧縮された音源で、CDプレイヤーで再生されている音じゃないからだよ」

果歩  「そっか。 じゃぁ、もう一つ質問。 コピーコントロールCDは音質が悪いって言うけど、比較対象がないのに音質が落ちるって言い切れるの?

結子  「確かに比較対象はないんだけど、CDS方式のプロテクトの場合、CDプレイヤー側がエラー補正しなければならない、ひどいエラーデータが含まれているのよ。 CDプレイヤーがエラー補正して作り上げた音楽データっていうのは、オリジナルのデータとは異なるものだから、そういったデータがある以上、少なくともその部分に関しては音質は落ちるって言えると思うよ。 もちろん、マスターテープの時点で音質が悪いって言うのは問題外だけどね」


果歩  「まぁ、とりあえずこんなとこかな。 また何かあったら訊くってことで」
結子  「そうだね、基本的なことは本編で説明してると思うから、ここでは、コピーコントロールCDにまつわる話ってことで、SACDやDVD-Audio といった次世代オーディオのこととか、データ用CD-Rと音楽用CD-R の違いとかを説明したいなぁ」
果歩  「そんなこと言ってると、supplement の方が長くなっちゃうよ」

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♯7 オリジナルにはかなわない (その2)

果歩  「あなたとはもうお別れなの? でも、わたし離れたくないよぅ」
結子  「そんなこと言ってないで、もう片づけていい? こたつ」
果歩  「だめぇ、もう少し待って〜」
結子  「じゃあ夏まで出しとく?」
果歩  「それは嫌」

結子  「やっぱり、こたつを片づけると部屋が広くなるよね〜」
果歩  「こたつのある生活もおしまいかぁ」
結子  「すぐ暖かくなるって」


果歩  「ちょっと聴いてみたいなって思っていた新譜がコピーコントロールCDで発売されたら、買うの止めようって思うのわたしだけかなぁ?」

結子  「わたしもそうだよ。 それでも欲しいって思ったのは、仕方なく買うんだけど、実際にはあんまり聴かないんだよね。 これが通常のCDだったら買うんだけどなぁ〜って思うソフトがたくさんあるよ」

果歩  「そのコピーコントロールCDのソフトが、ある程度活動しているアーティストのものならともかく、新人アーティストのデビュー曲だったら、まず買わないよね。 楽曲がものすごく素晴らしいのなら話は別だけど」

結子  「レコード会社が主張するように、著作権保護も必要って思うんだけど、わたしたちはお金を出してCDを買っているんだよ。 コピーが出来ないのはともかく、お金を出して買ったソフトが劣化した音質で規格外の欠陥品だなんてやだよ。 ちゃんとソフトを買った人がコピーコントロールCDによって不利益を被るのは納得できない

果歩  「音楽はパッケージされたソフトでユーザーに届けられるんだから、メーカーの都合だけでコピーコントロールCDの劣化した音を聞かされるはユーザーにとって最大の不幸だよね。 それに、コピーコントロールCDのせいで自分の意図した音が届けられないのは、アーティストにとっても不幸。 結果的には、ソフトが売れなくなっちゃうかもしれないんだから、レコード会社にとっても不幸だよ」

結子  「結局、レコード会社にもコピーコントロールCD導入のメリットって無いと思うの。 レコード会社は音楽ソフトの売り上げ減少の一因をパソコンの普及によるコピーのせいにしているけど、少し前の音楽ソフトが何でも売れていた時期が異常で、今の市場規模が適正じゃないの?って思うよ。 それに、お金がない時ってこういう部分の支出を真っ先に減らすんだから」

果歩  「それと、お金を出してまで聴きたいと思う音楽がそんなに無いような気もするよね」

結子  「レコード会社は、ほかの業種に比べて人件費等にコストが掛かると思うけど、コストの削減や売り上げアップといった企業努力が足りないような気がするよ。 レコード会社には、購入しでも聴きたいと思う魅力的なコンテンツの発信とコピーされてでも利益を上げられる体質になることが必要だって思う。 著作権保護のためだったら、規格上で著作権保護技術が確立している、SACD(スーパーオーディオCD)やDVD-Audio といった次世代フォーマットがあるんだから、既存のCDに変な小細工をしないで、次世代フォーマットでソフトを発売してほしいよ」

果歩  「それと、レコード会社が通常のCDとコピーコントロールCDを同じように扱っているのは腹が立つんだけど」

結子  「いちおうパッケージにはコピーコントロールCDであることは明記してあるんだけど、帯やブックレットの注意書きには、“このCDはコピーコントロールCDです”って書いてあるよね。 コピーコントロールCDのソフトはCDじゃないんだから、ここにはCDではなく、“ディスク”って書いてもらいたい。 コピーコントロールCDと通常のCDは別物ってことをしっかり認識してほしいよね」

果歩  「ただCDって書いてあれば、通常のCDなのかなって思うし、不当表示じゃないの?って思うよ」


結子  「これで、コピーコントロールCDについて一通り説明したんだけど、どうかなぁ」

果歩  「そういえば、コピーコントロールCDがパソコンによるCD-Rやハードディスク等へのコピーが出来ない事についての説明があんまり無いよね」

結子  「まぁ、あくまでもオーディオ側からの話って事で。 だって、パソコンで音楽聴かないんだもの。 それに、「コピーを防止する」ことに反対している訳じゃないから、パソコンでコピー出来ないことは、それほど問題じゃないもん」

果歩  「そういえば最初に言ってたよね」

結子  「まだまだ説明してない事もあるけど、わたしたちの話は取りあえず今回でおしまい。 これからもささやかでありますがコピーコントロールCD導入反対を主張していきたいと思っていますので、今後ともよろしくお願いしますね」

果歩  「えっ、今回で終わりなのっ?」
結子  「そうだよ」
果歩  「そんなぁ〜。 わたしのかわいらしさをこれからアピールしようと思ったのに〜」

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♯6 オリジナルにはかなわない (その1)

結子  「はぁ〜〜」
果歩  「知ってる? ため息をつくたびに、幸せって逃げていくんだよ」
結子  「そうなんだけどさぁ〜。 こうしているうちにも、どんどんコピーコントロールCDが発売されてるしさぁ〜。 なんか疲れちゃったよ、わたし」
果歩  「じゃあ、結子ちゃんは今回お休みってことで、わたしが桜餅の作り方講座をするってのはどう?」
結子  「なんで、急に桜餅なの?」
果歩  「ホワイトデーのお返しに手作り和菓子なんておしゃれだと思わない? そうそう、和菓子は洋菓子より太りにくいんだよ」
結子  「和菓子って、作るの難しいんじゃない?」
果歩  「これが意外と簡単なのよ。 それじゃ早速っ」
結子  「ちょっと待ちなさいてば!」


結子  「ところで、音楽CDがいつから発売されているのか、果歩ちゃん知ってる?」

果歩  「確か1982年だよね」

結子  「そう、CDが発売されて、もう20年以上経つんだよ。 デジタル技術ってどんどん進歩していくから、コンパクトディスクのフォーマット自体、そろそろ寿命なのかなって思うの。 実際、スーパーオーディオCD (SACD) や DVD-Audio といった次世代フォーマットも実用化されているんだから」

果歩  「それでも、コンパクトディスクに収録できる音で、またまだ通用するから今でも使っているんだね」

結子  「次世代フォーマットには、初めから著作権保護技術が盛り込まれているんだけど、コンパクトディスクが開発された当時は、個人でCDが作れる時代が来るなんて想像もしていなかったから、コンパクトディスクのフォーマットには著作権保護技術がほとんど盛り込まれてないの」

果歩  「だから、CD-Rドライブがあれば、簡単に音楽CDがデジタルコピーできるんだ」

結子  「そういうこと。 だけど、パソコンで音楽データのイメージファイルを作ってCD-Rに書き込んでも、書き込まれたCD-Rの音質は、CD-Rドライブやパソコンのノイズ、ディスク自体の特性といったもので想像以上に変化しているの。 デジタルコピー出来るといっても、程度の差はあるけど、大抵の場合、オリジナルのCDと比較すると音質的には劣化している」

果歩  「プレスされたCDの音が重要ってことなんだね」

結子  「うん。 だからこそ、プレスされたCDは、その時点で最高の音質のものであってほしいの。 だって、音楽はわたしたちにプレスされたCDの状態で届けられるんだよ。 プレスされたディスクが音質の劣化した規格外品じゃ話にならないよ

果歩  「ところで、CDが発売される前は、レコードだったんでしょ?」

結子  「レコードはアナログ再生、CDはデジタル再生なんだけど、決定的に違いは、CDは摩擦によるノイズがないことかな。 レコードはレコード盤の溝に刻まれた振幅をカートリッジ(針)が擦って読み取るけど、CDはCDの盤面にレーザー光を照射して信号を読み取る。 だから、CDに録音された音は、理論的には劣化しないの」

果歩  「わたし、レコードの音って聴いたことないんだけど、CDにはテープにあったようなノイズが無いよね」

結子  「CDの登場によって、レコードやカセットテープにあった物理的に聞こえるノイズが無くなったから、“ノイズのない音=いい音”みたいになっちゃったけど、少なくともいい音の基準はそれだけじゃない。
 たとえば、コピーしたCD-R,MD,MP3の音だってノイズのない音だけど、同じ曲をCD-R,MD,MP3に録音して聴き比べると、オリジナルのCDとコピーしたCD-R,MD,MP3の音は全然違う」

果歩  「MDやMP3なら、オリジナルのCDと聴き比べなくても、音の違いがわかるよね」

結子  「でも、音楽を圧縮録音して、それを再生するMDの登場以降、圧縮音源に耳が慣れてしまったような気がするの。 だから、MP3などの圧縮音源の説明で、CD並みの音質って平気で書いてある新聞や雑誌の記事を見るけど、CD並みの音質って、そんな安っぽいものじゃないよ」

果歩  「そうだね」

結子  「CDはレコードやカセットテープに比べると、扱いが手軽で、そこそこの音質は簡単に確保できる。 だから、それほど高級なオーディオ機器じゃなくても、ノイズのない音は手に入るようになっちゃった。 でも、安くてそこそこの音が聞ける機器が出回っているために、多くの人は良い音に触れる機会が無くなっちゃったんじゃないかなって思うの。 だから、そういった人達に良い音ってどんなものなのか知ってほしいの」

果歩  「それと、音楽はパソコンじゃなくて、CDラジカセでも良いから音楽を再生する機器で聴いてほしいよね」


結子  「まだ、いろいろ言いたいんだけど、ここまま続けると長くなっちゃうから次回ってことで」
果歩  「もしかしたら、出し惜しみ?」
結子  「違うわよ。 ちゃんとタイトルに(その1)って書いてあるでしょ。 でも、ここだけの話、まだなにも考えてないけどね……」
果歩  「そんなこと言ってたら、ここだけの話にならないよ」

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♯5 CDぷれいやーは つうこんのいちげきをうけた

結子  「無事、チョコレートケーキが完成しましたー」
果歩  「わーい、おめでとうー。 おいしいお菓子づくりのコツは、材料の分量をちゃんと量ることと生地を作るときに手間を惜しまないことだよ」
結子  「このチョコレートケーキ作ってて思ったんだけど」
果歩  「なに?」
結子  「お菓子って、めちゃくちゃ砂糖たくさん使うんだね」
果歩  「そうなのよねぇ〜」


果歩  「コピーコントロールCDをCDプレイヤーで再生すると、CDプレイヤーに負担が掛かるよね。 でも、コピーコントロールCDって、CDプレイヤーで再生するしかないんでしょ?」

結子  「うん、とりあえずはね。 でも、CDプレイヤーは規格に沿ったコンパクトディスクを再生する機器であって、規格外のコピーコントロールCDを再生するための機器じゃないんだよ。
 コピーコントロールCDをCDプレイヤーで再生した場合、CDプレイヤーはでたらめなTOCやエラーデータのせいで、ディスクのデータを読み取るピックアップが余分に動くし、再生中はデータ補正を繰り返しているんだから、通常のCDの再生より負担が掛かるのは間違いないのよ」

果歩  「CDプレイヤーは規格外のコピーコントロールCDを無理に規格に沿ったコンパクトディスクとして再生してるから、それが負担になるってことだね」

結子  「そうなの。 CDプレイヤーに負担が掛かるってことは、CDプレイヤーの寿命が短くなるってことも考えられるの」

果歩  「それって、一度や二度の再生なら問題ないよね?」

結子  「もちろん、コピーコントロールCDを一度や二度再生しただけで、CDプレイヤーがすぐに故障するってわけじゃないけど、機器に影響を与えているのは間違いないよ。 でも、古いCDプレイヤーだったら、いままでの経年劣化もあるから、コピーコントロールCDの再生が、CDプレイヤーに“つうこんのいちげき”を与えることになっちゃって、CDプレイヤーが壊れちゃうってことはあり得るかも」

果歩  「怖いことを明るく言わないでよ」

結子  「まぁ、実際には通常のCDも再生してるんだから、CDプレイヤーが故障したり壊れたりしても、原因がコピーコントロールCDによるものとは言い切れないのよ。
 オーディオ機器メーカーが、“コピーコントロールCDの再生やコピーコントロールCDの再生による機器の故障は保証できない”って言うのは、無責任に聞こえるかもしれないけど、オーディオ機器メーカーはコンパクトディスクの規格に沿ってCDプレイヤーを作っているんだから、規格外のコピーコントロールCDの再生やそれによる機器の故障の保証は出来ないって言うのは当然よ。 問題はあくまでも規格外のディスクにあるの」

果歩  「じゃあコピーコントロールCDを聞くには、どうしたらいいの?」

結子  「コピーコントロールCDは出来るだけCDプレイヤーで再生しないことがいちばんだよ。 あくまでも機器の保護のためで、ダビングを推奨してる訳じゃないんだけど、手持ちのコピーコントロールCDは、音楽用CD-RかDATにダビングして普段はそれを聴くの。 ダビングした音楽用CD-Rなら、正常なTOCが書き込まれてるからね」

果歩  「コピーを防止するCDなのに、それをダビングして聴け、だなんておかしな話だねぇ〜。 でも、音楽用CDレコーダーやDATなんて持ってないよぉ」

結子  「音楽用CD-RやDATなら、コピーコントロールCDで再生できる音質のままダビングできるからってことで例に挙げたんだけど、別にMDやカセットテープだっていいんだよ。 それに、音楽用CD-RやDAT,MDのデジタル機器やデジタルメディアの代金には、著作権法の定めによる私的録音補償金が含まれているんだから、これらによるダビングには、レコード会社も文句を言えないはずだよ」


果歩  「なるほどねぇ〜。 そういう結子ちゃんは音楽用CDレコーダーかDATを持ってるんでしょ?」

結子  「実はMDしか持ってないの」

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♯4 アーティスト側も努力してるんだよ

果歩  「はいっ。 餃子焼いてきたよ」
結子  「はぁ〜、おいしいねぇ。 なんでおんなじ餃子なのにこうも違うんだろう」
果歩  「ねぇ、結子ちゃんの焼いた餃子食べて思ったんだけど、あれ、蒸し焼きにしてないでしょ」
結子  「なにそれ?」
果歩  「餃子はまず、フライパンを十分に熱したら油を入れて、中火から強火で焼いて餃子の底に焦げ目を付けるの。 焦げ目が付いたら、適量の水をフライパンの底全体に行き渡るように回し入れて、ぴっちりとふたをして弱火にして蒸し焼きにするのよ。 で、餃子に火を通して、水気が無くなって、皮が透き通ってきたら焼き上がり。
 結子ちゃんは基本から料理を勉強した方がいいと思うよ」
結子  「・・・・・・はい」


果歩  「最近CDショップに行って気が付いたんだけど、CD-EXTRAっていうディスクがあるよね。 これってなに?」

結子  「CD-EXTRAっていうのは、音楽CDの音楽データの後にパソコン用のデータも書き込まれているディスクなのよ。 これはれっきとしたコンパクトディスクの規格で、CompactDisc のロゴの右上に“+”が書かれているの。 CD-EXTRAをひとことで言うと、音楽CDとCD-ROMを足して2で割った感じかな。
 CD-EXTRAのディスクを音楽用のCDプレイヤーに入れると、CDプレイヤーではパソコン用のデータ部分は読み込めないようになっているから、音楽CDとして認識されて、CD-ROMドライブに入れると、パソコンのデータ部分を読み込んで、オーディオトラックのあるCD-ROMとして認識されるの」

果歩  「パソコンでプロモーションビデオとか見られるんでしょ」

結子  「うん。 パソコン用のデータの中身はプロモーションビデオだったり、スクリーンセーバーだったり、webサイトへのアクセス権だったりするよね」

果歩  「そういえば、最近CD-EXTRAで発売されるディスクが多いような気がするんだけど」

結子  「パソコン用のデータはあくまでもサービスやCDの商品価値を高めるためなんだけど、最近はコピーコントロールCDを採用しているレコード会社に所属するアーティストが自分のCDがコピーコントロールCD化されるのを回避するために使うこともあるのよ」

果歩  「そっか、コピーコントロールCDはパソコンでディスクを読めないようにしているものだから、パソコンで観てもらいたいコンテンツがあるから、CD-EXTRAにするって言えば、コピーコントロールCDには出来ないってことなんだね」

結子  「そういうこと。 ディスクのデータをパソコンにきちんと読み込ませるためには、TOCをちゃんと書かないといけないし、TOCがちゃんと書かれていれば、音楽データにエラーデータを入れられない。 それで、音楽用以外にパソコン用のデータを入れるって事にして、CD-EXTRAで発売するのよ。 コンパクトディスクの規格で作られたCD-EXTRAなら、音楽データにエラーデータがないから、CDプレイヤーで再生しても問題ないよ」

果歩  「だったら、みんなCD-EXTRAでCDを発売してくれればいいのに」

結子  「それは難しいんじゃないかな。 アーティストはレコード会社と契約してるんだし、レコード会社にも一応方針がある。 外資系のレコード会社なら親会社の意向とかね。 だから、ある程度実績のある人じゃないとCD-EXTRAでCDを出したいって言えないんじゃないかな? コピーコントロールCDを採用しているレコード会社に所属するアーティストがCD-EXTRAでのCD発売するってことは、わたしたちに出来るだけ良い音質で自分の音を届けたいっていう気持ちの表れなんだから、わたしたちもアーティストの気持ちに応えないとね

果歩  「そうだね」


結子  「そうだ、今度、チョコレートケーキの作り方を教えてよ」
果歩  「いいよ。 でも、わたしの指導は厳しいわよ〜。 結子ちゃんにはみっちりと基礎の基礎から練習してもらおっかなぁ〜」
結子  「お手柔らかに、お願いします」

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♯3 音質改善技術はコピーコントロールCDの音質をどこまで良くしてくれるの?

果歩  「ふぅ。 植木鉢、交換してきたよっ。 これでいいでしょ」
結子  「ごくろーさま。 あと、ここ掃除しといてね。 それと、植木鉢はよく陽の当たるところに置いてね」
果歩  「こたつに入ってアイスクリーム食べてるんだったら、部屋の掃除くらいしてくれても良いと思うのに。 まったく、結子ちゃんは人使いが荒いんだから」
結子  「果歩ちゃんが植木鉢を壊すからいけないのよ」

果歩  「やれやれ、やっと終わった。 ねぇ、結子ちゃん。 わたしのアイスクリームは?」
結子  「これでおしまいだよ。 果歩ちゃん、寒いとこにいたからいらないでしょ?」
果歩  「そんなの関係ないよー。 わたしにもアイスー」
結子  「わがまま言うんじゃありません、お母さんはそんな子知りません!」
果歩  「誰が誰のお母さんなのよ」


果歩  「そういえば、コピーコントロールCDを発売しているメーカーの中には、コピーコントロールCDには音質改善技術を導入して音質向上を図っていますっていうメーカーもあるけど、そういうのって効果あるの?」

結子  「まぁ、それなりにね。 それに、コピーコントロール処理しても音質は劣化しませんって言い張るメーカーより、音質改善技術を導入して音質向上を図ろうとするメーカーのがまだましよね」

果歩  「こんなに、音質改善技術を導入してますーって説明するってことは、コピーコントロールCDは音質が落ちてるって、メーカー自身も認めているみたいだね」

結子  「そうだね。 音質改善技術は、メーカーによって名称は違うけど、考え方は基本的に同じなの。
 簡単に説明すると、マスターテープからコンパクトディスクの原盤を作る際に発生する誤差や歪み、ノイズといった音質の劣化要因を限りなく取り除いて、できるだけマスターテープに近づけようとするものなのよ」

果歩  「ほえ〜。 そうすると、マスターテープの音質に近い、高音質のCDができるんだね」

結子  「すでに一部の技術はクラシック系を中心に使われていてね、そういった技術を導入した高音質のCDも発売されているの。 実際にCDを聴くと、それほど高級じゃないCDプレイヤーでも音質の良さがわかるよ」

果歩  「じゃあ、音質改善技術が導入されたコピーコントロールCDは何もしないコピーコントロールCDよりも音質は上がっているってこと?」

結子  「多少ね。 ただ、問題なのは、音質改善技術とコピーコントロール処理が同時に行われるってことよね。 いま使われているコピーコントロール技術の主流は、TOCを細工したり、ディスクにエラーデータを入れたりしてパソコンで音楽データ(オーディオトラック)を読めないようにする方法だから、音質改善技術が導入されたコピーコントロールCDの音質はそれなりに良くなっているけど、音質改善技術を導入してない通常のコンパクトディスクのが音質的に優れていることが多いのよ。
 メーカー側は言わないけど、通常のコンパクトディスクにこの音質改善技術を使えば、もの凄く高音質なCDができるのよ。 通常のコンパクトディスクにこの技術を導入してくれたらどんなに良いことかって思うよ」

果歩  「わかりやすく言うと、音質改善技術が導入されたコピーコントロールCDは生焼けの高級餃子のようなものなのね。 確かに具と皮は良いものを使っているんだけど、焼き加減がいまひとつで、あまりおいしくない。 下手するとちゃんと焼けている普通の餃子のがおいしいかもしれないってことだね」

結子  「高級餃子はちゃんと規格通りに焼けばおいしいというのはメーカーもわかっているはずなんだけどね。 それにね、どんなに音質改善技術を導入しても、コピーコントロールCD自体はコンパクトディスクの規格外なのよ」


果歩  「そうそう、餃子といえば、通販でおいしい手作り餃子セットを頼んでおいたんだけど、結子ちゃん受け取った?」
結子  「受け取ったよ。 そうだ、早速作ったんだけど。 食べる?」
果歩  「それじゃぁ、いただきま〜す。 って、これ生焼けじゃないの! 結子ちゃん相変わらず料理が下手だね〜」
結子  「ゴメンね〜。 まだ半分残ってるから、果歩ちゃん残りを焼いてきてよ」
果歩  「しょうがないなぁ〜。 残りもこんな風にされるの嫌だしね」

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♯2 コピーコントロールCDってどうして音が悪くなるの?

果歩  「はぁ〜。 冬はやっぱり、こたつにみかん。 あと猫がここにいれば完璧なんだけと、猫は前にぐぅぐるを連れてきて、結子ちゃんに怒られちゃったからなー」
結子  「思いっきり寛いでるわね」
果歩  「結子ちゃん、お茶持ってきてよ」
結子  「自分で持ってきなさい」
果歩  「わたしはこたつの国のお姫様よ」
結子  「誰がお姫様なのよ」


果歩  「まあまあ、結子ちゃんもこたつに入ってのんびりしようよ。 あのね、コピーコントロールCDの音質が悪くなるのは、必要な音楽データ以外にエラーデータが入っているからなのよね。 その辺をもう少し詳しく説明してくれないかなって思うんだけど」

結子  「え〜とね。 エラーデータはディスクに付いた見えない傷のようなものなのよ。 コピーコントロールCDはわざと傷つけたディスクを再生しているって言えばいいのかな」

果歩  「よくわかんないんだけど」

結子  「コンパクトディスクに傷やホコリが付いてなければ、問題なく音楽を再生できるよね。 でも、コンパクトディスクは盤面に少々傷やホコリがあっても再生できるでしょ」

果歩  「確かにそうだね」

結子  「コンパクトディスクの傷やホコリっていうのはディスク上のエラーってことになるんだけど、デジタルデータは、エラーが少なければデータを元通りに復元できるの、これがエラー訂正

果歩  「エラー訂正されたデータは元のデータと同じだから、音質は変わらないよね」

結子  「でも、エラーが多くなるとエラー訂正では元通りにデータを復元できなくなるの。 そういう場合はCDプレイヤーがデータを近似的に修正するんだけど、これをエラー補正っていうの」

果歩  「近似的に修正ってどういうこと?」

結子  「要するに大体ってことよ。 エラー補正によってできた近似的に修正されたデータで音楽はとりあえず再生できるんだけど、エラー補正で出来たデータは本来のデータと比べて持っている情報量が少ないから、その差が音質になって現れるのよ。 たとえば、音に緻密さが無くなるとかね。 それで、エラー補正されたデータが多くなるコピーコントロールCDはどうしても音質が悪くなるってわけ」


果歩  「割れた植木鉢を貼り合せて元に戻すのがエラー訂正で、新しい植木鉢を買ってくればエラー補正ってことだよね」
結子  「ちょっと違うけどね。 って、そういえばここにあった鉢植えは?」
果歩  「さっき、こたつ運んだときにちょっとね」
結子  「あーっ、鉢植えが粉々になってる」
果歩  「あとでエラー補正いたします」

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♯1 コピーコントロールCDと普通のCDはどこが違うの?

ぐぅぐる「にゃーお」
結子  「ほんとにぐぅぐる連れてきたんだね」
果歩  「かわいいでしょー、結子ちゃんも抱いてみる? あったかいよ」
結子  「わたしはいい。 わたし、猫アレルギーだから。 くしゅん」
果歩  「結子ちゃん風邪? ぐぅぐる抱かせてあげるよ」
結子  「だいじょうぶだって。 それより、ちゃんとぐぅぐるを抱いていてよ、向こうにはオーディオ機器がいっぱいあるんだから」
果歩  「電源の入ったアンプって暖かいから、猫とか好きそうだよね〜」
結子  「怖いこと言わないでよ」

果歩  「と・こ・ろ・で、結子ちゃん。 普通の音楽CDとコピーコントロールCDってどこが違うの? 果歩にお・し・え・てっ」
結子  「かわいい子ぶってどうしたの?」
果歩  「かわいい方面がわたしの担当かなって」
結子  「姿が見えないと思って、言いたい放題ね」
果歩  「結子ちゃんも“わたしは美人なのよ〜”とか言っといたら?」
結子  「はいはい、かわいい方面は果歩にお任せします」
果歩  「よ・ろ・し・くっ」


結子  「まぁ、見た目は同じなのよねー。 違うのはコピーコントロールCDには CompactDisc のロゴが無いことくらいかな?」

果歩  「CompactDisc のロゴが無いってことは、コピーコントロールCDはコンパクトディスク(通常のCD)じゃないってこと?」

結子  「そういうこと。 コピーコントロールCDとコンパクトディスク(通常のCD)は違うものなのよ。 いま流通しているコピーコントロールCDのほとんどは、コピーコントロール処理にイスラエルの Midber Tech 社が開発した「CDS」という方式を使っているの」

果歩  「コピーコントロール処理って?」

結子  「簡単に言うと、ディスクの音楽データ(オーディオトラック)をパソコンで読み込めないようにしたものだよ。 コンパクトディスクの信号面のいちばん内側にはTOCという部分があって、そこに曲数とか収録時間、ディスクのどの部分に音楽データがあるのかといったことが書き込まれているの」

果歩  「本の目次のようなのものだね」

結子  「ディスクをCDプレイヤーに入れると、曲数とか収録時間がディスプレイに表示されるよね。 あれは、CDプレイヤーがTOCを読み込んで表示しているからなの。 コピーコントロールCDにもTOCは有るんだけど、TOCに嘘の情報が入っているから、一部のCD-ROMドライブやCDプレイヤーではTOCが読み込めないのよ。 TOCが読めないとディスクを再生できないから、コピーコントロールCDが再生できないCD-ROMドライブやCDプレイヤーがあるってわけ」

果歩  「TOCに嘘の情報が入っていても、再生される音質には関係ないと思うんだけど?」

結子  「TOCが細工してあるだけなら、音質にはたぶん影響ないと思うの。 TOCの後には実際に音楽として再生される音楽データが収録されているんだげど、コピーコントロールCDは音楽データの部分にも必要な音楽データ以外に必要のないデータも入っているのよ。 必要のないエラーデータはCDプレイヤー側で補正するから音楽は再生できるけど、CDプレイヤーがデータ補正するようなエラーデータは、明らかに音質を落とす原因になるの」

果歩  「TOCや音楽データがコンパクトディスクの規格通りに書き込まれていないから、コピーコントロールCDはコンパクトディスクの規格外ってことなんだね。
 ところで、コピーコントロールCDみたいな規格外のディスクを再生しちゃって、CDプレイヤーは大丈夫なの?」

結子  「それなんだけどね〜。 コピーコントロールCDを再生する場合、CDプレイヤーは、でたらめなTOCを読み込まされて、再生中はエラー補正を行っているわけだから、もの凄く負担が掛かっているのよ。
 でもね、コピーコントロールCDがCDプレイヤーで再生できなかったり、コピーコントロールCDのせいでCDプレイヤーが壊れたりしてもオーディオ機器メーカーに文句を言ってはだめだよ」

果歩  「どうして?」

結子  「規格外ディスクの再生を保証する義務はオーディオ機器メーカーに無いからだよ。 あくまでも、コピーコントロールCDはCDプレイヤーでとりあえず再生できるってだけで、コピーコントロールCDを完全に再生できるハードウェアは存在しないのよ。
 そもそも、コピーコントロールCDの再生にCDプレイヤーを使わせることが間違っているのよ。 コピーコントロールCDを発売しているメーカーは、責任を持ってコピーコントロールCDが完全に再生できるプレイヤーを発売すべきって思うよ」


結子  「今回はこんなとこかな?」
果歩  「本編1回目から飛ばしすぎじゃないの?」
結子  「今回はちょっと長かったかも。 ねぇ、ところでぐぅぐるはどこに行ったの?」
果歩  「あれ? さっきまでここにいたけど」

ぐぅぐる「にゃーお」
結子  「あーっ、あんなとこに!」
果歩  「やっぱりアンプの上は暖かいのか、猫ってよく知ってるよね〜」
結子  「ぐぅぐる家に戻してきてよ!」
果歩  「連れてきてとか家に戻せとか、結子ちゃんは我儘だねぇ。 おいて、ぐぅぐる」
ぐぅぐる「にゃん」
結子  「怒られるのわたしなんだから〜」

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Introduction わたしたちはコピーコントロールCD導入に反対します

結子  「初めまして“結子[ゆうこ]”といいます。 隣にいる“果歩[かほ]”とふたりで、このコーナーを進めていきたいと思います。 よろしくお願いしまーす」
果歩  「よろしくね」

果歩  「で、これから何が始まるの?」
結子  「コピーコントロールCD (CCCD) について、わたしたちが色々喋るってことになっているの。 果歩ちゃん、こういうの好きかなー、って」
果歩  「コピーコントロールCDって、パソコンでの読み込みやコピーが出来ないようにした音楽ディスクのことでしょ。 でも、それ以外のこと、わたし、よく知らないよ」
結子  「いいの、いいの。 大体のことはわたしが喋るから」
果歩  「猫のぐぅぐるにご飯あげないといけないから、わたし帰るっ」
結子  「そんなこと言わないでよ〜。 ひとりで進める自信ないんだから〜」


果歩  「はいはい、わかりました。 で、とりあえず今回はなに?」

結子  「今回は、どうしてわたしたちが“コピーコントロールCD導入に反対”しているかってこと」

果歩  「“わたしたち”って、わたしも仲間なの?  わたし、ほしいCDは買っているから関係ないよ。 パソコンでは音楽聴かないし、コピーもしないもん」

結子  「関係あるのっ! だけど、コピーコントロールCDがパソコンで読み込みやコピーできないことは、それほど問題にしてないの。 問題なのは、コピーコントロールCDはコンパクトディスクの規格外で、再生できないCDプレイヤーもあるってことなの。 でね、これがいちばん重要なんだけど、コピーコントロールCDはコピーコントロール処理することで、どうしても再生される音質が悪くなってしまうのよ。 ほら、このコピーコントロールCD、ここのCDラジカセで再生してよ」

果歩  「これ、結子ちゃんの? こんな古いの使ってんだ? MD 付いてないよ」

結子  「うるさいな〜。 そんなことはどーでも良いのっ。 とにかく聞いてよ!」

−ディスク再生中−

果歩  「このCDラジカセ調子悪くない? 音は飛ぶし、高域があまり出てないよ。 それにちょっと音が曇った感じがするよね。 このCDラジカセ、修理した方がいいんじゃない?」

結子  「CDラジカセが悪いんじゃなくて、これがコピーコントロールCDの音なのよ。 どう分かった?」

果歩  「なるほど。 確かにこれじゃぁ困るよ」

結子  「ぐぅぐる連れてきていいから、わたしにもう少しつきあってよ」
果歩  「は〜い」

結子  「というわけで、今回はここまで。 まだまだ続くので、よろしくお願いします」

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