4.中国茶

君山銀針茶 

M君山銀針茶(チュインサンニンツン・ツアー)
黄 茶

■■■ 霊験あらたかなお茶 ■■■

君山銀針茶    君山は。洞庭湖に浮かぶ仙人が住むという小高い丘です。ここで採れるるお茶は唐代の皇帝の献上茶として名高く、またその生産量の少なさも際だっています。毎年、谷雨(3月下旬〜4月下旬)に一定の大きさに育った新芽だけを摘み、僧が考案したとされる特殊な製法を用いて作られる大変貴重なお茶です。
新芽といっても2センチはある大きな芽茶3グラムをガラスのポットに入れ、ひたひたの沸騰湯でさっと洗い流し、150ccの沸騰湯を注ぎます。はじめは横に寝ていたお茶が息を吹き返して立ち上がり、「三起三落」3回浮かんで3回沈み、動きが収まったら飲み頃です。淡く黄金色に輝くこのお茶を一口、高揚していた気分が静まり、お酒とは違う緩やかな酔いが全身を包み、心地よい世界を彷徨いはじめます。仙女の境地なのか、これは霊験あらたかと昔の人も思ったに違いありません。からだの細胞がある程度落ち着いた年齢になってからこそ真価がわかるという、実にマニアックなお茶です。

   Kyu's point  味も香りも酔い心地までが個性的、余裕のあるときに飲みたいお茶です。

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