1.陸路で行くカンボジア
現在陸路でカンボジアに入るには外務省は危険であると警告しています。それゆえ、以下の内容について筆者は何の保証も出来ません。これから陸路でカンボジアに行かれる方は自分の責任で行動して下さい。
1.1 3つのルートについての紹介
99年4月現在カンボジアへの陸路ルートは3つのルートがあり、有名なのはベトナム:ホーチミン、モクバイ−>カンボジア:バベット、プノンペンです。これはガイドブック「旅行人」に詳しく紹介されていますのでそちらを参考にして下さい。次にタイ:バンコク、トラート、クーロンヤイ、ハートレック−>カンボジア:サオトン、パックロン(ココン)、シアヌークビル、プノンペンのルート。さらに3つ目はバンコク、アランヤプラテート−>カンボジア:ポイペット、シェムリアプ(アンコールワット)となっている。
1.2 ココンルート
まずカンボジアはプノンペンの空港のみ現時点ではビザが取れるが、陸路の場合は不可。それゆえ前もってタイやベトナムでビザを取っておく。
時間的にスムーズに国境を抜けれるのはカンボジアサイドからタイへ抜けるパターン。この場合まずプノンペンからシアヌークビルまでバス。道は非常によくエアコンバスで快適。朝一のバス7時頃のに乗るとその日のうちに12時シアヌークビル発ココン行きのフェリーに乗れる。船は非常に大きく当日でもまず問題なく買えるであろう。海がしけたりせず状況が良ければ3時頃にココンに着く。ココンに着いたらモーターボートの船頭が集まって来るであろう。彼らと交渉して対岸まで渡してもらい、対岸から国境まではバイクタクシーを利用することになる。また逆ルートの場合ではフェリーがココンを早朝出発するので、ココンに一泊しなければならない。
シアヌークビルの港。写真のフェリーで国境を目指す。
1.2 ポイペットルート
道路状況が非常に悪いが一応バンコクから陸路で直接アンコールワットを目指すことが可能。まず方法としてローカルバスでバンコクからアランヤプラテートに向かう。そこから国境までトゥクトゥク(またはソンテオ?未確認)歩いて国境を越えるとすぐに乗り合いタクシースタンドがあり、4駆のトラックにのってシェムリアプまで向かう。あとカオサンロード旅行代理店でカオサンロードから国境までミニバス。国境から乗り合いタクシーをセットにしたバンコクからシェムリアプまで1日で行けるツアーも一応ある。これだとアランヤプラテートで一泊する必要はない。
カンボジアポイペット(手前がタイ)
筆者が乗ったトラックは運悪くよく故障した。
シェムリアプからタイ国境までの道は非常に悪く舗装はされていない。写真のような木製の橋も多い。しかし、その道の悪い中を大きなトラックで物資を運んでいるため当然木製の橋は耐えきれず底が抜ける。
橋が使えないので、トラクターに引っ張ってもらい川を横断する筆者のトラック。写真で見てもらえれば分かるが小さいトラックに20人弱が乗る。当たり前だが乗り心地はすこぶる悪く、道が悪いため座っている荷台から投げ出されそうになる。恐い。
乾期で道路状況が良ければ6時間ぐらいで国境からシェムリアプに着くだろうが、私が乗ったトラックははずれで12時間かかった。つらい。
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