実は、中心的役割を果たしている佐々木君はチャレンジ精神がきわめて旺盛で、仕事で渡米後、アメリカ人家庭で生活したり、大学で学び、アメリカ文化の特色と人々の生活感情とを体感している。この経験を生かし21世紀を担う日本の青年教育をしようというのがこのアカデミーで、明治維新に際して活躍した幾多の人材を輩出した江戸時代の家塾が想起されるとして過言ではないであろう。まさに21世紀をめざす教育の原点に立ち返り、運営が図られていると言えよう。並行的に例会がもたれている「21世紀を考える会」や「SIA国際フォーラム」はこれを択けるもので両々相まって、その発展が期待される。
ともあれ、以上のような構想に基づいて、国際人・地球人としての資質を備えた、真の日本人の育成の場として、このアカデミーを推薦する。
遠山 一郎さん 愛知県立大学文学部教授
私は1996年3月、米国東部の名門校イエール、プリンストン大学などを訪問し教員、学生と接した。この訪問については5月14日付中日新聞夕刊にも記事を書いたが、この米国訪問を企画実施したのが SIA の佐々木氏である。彼は各大学関係者と連絡を取り、授業、会見、勉強会、パーティーからなる訪問計画を立てた。私が直ちに参加を決意したのは、なかなか得難いチャンスだということが私の経験から理解できたからである。
その時の各大学の様子、教員、学生を今でも思い起こすことが出来る。訪米中に参加した勉強会で出会った日本女性が、しばらくして朝日新聞の記事に取り上げられていた。米国予算局の職員として活躍している。今後も佐々木氏が同様の企画を進めてくれることを期待している。
Yusaku Furuhashiさん
Herrick Professor of Business Administration and Director
その人となりをノートルダム時代から知っている佐々木君が、名古屋で SIAを設立したとの報に接したとき、長年の彼の夢を知るものとして成程と思いました。彼は大学卒業後の大半を海外で過ごし、ノートルダム時代にはアントレプレニュアー講演会を設立した行動力のある人物です。米国から母国日本を見ているから、私から見て SIAの目指すところは、現在の日本が抱えるニーズに正しく応えるものです。 SIAの今後の成功を切望するものです。