一般の帯祝と皇室の帯祝(着帯の儀式) |
帯祝とは、懐妊致しますと5ケ月(7ケ月)の「いぬの日」に着帯を致しまして、此の喜びの気持ちを表すため、又誕生してくる子供と妊婦の無事な出産を祈念して、紅白の鏡餅を親戚等に十二支の「いぬ」の日に配ります。今日では御砂糖の紅白鏡餅を殆ど使用致します。一般には妊婦の実家で入用な数の「御砂糖紅白餅」を用意致しまして、嫁ぎ先にも届けます。
嫁ぎ先、実家それぞれの親戚などには、それぞれで配ります。 |
東宮御所・車寄 |
東宮御所・檜の間(公室) |
雅子さまの「内着帯式」
妊娠5か月を迎えられた皇太子妃雅子さまの安産を願う内着帯式が平成13年6月10日午前、東京・元赤坂の東宮御所「塩地の間」で行われた。戌(いぬ)の日に岩田帯を巻く一般の慣習に当たる。
式は午前9時45分から始まり、モーニング姿の皇太子さまと和装礼服の袿袴(うちきばかま)を身につけられた雅子さまが向き合って着席。 |
雅子さまが女官の介添えで、皇后さまから贈られた白の絹帯をはかまの上から回し、皇太子さまが正面でチョウ結びにされた。
式の次第は皇后さまの先例にのっとった。御夫妻はこの後、2人だけでお祝いの昼食をともにし、続いて雅子さまが皇居・御所に天皇、皇后両陛下を訪れ、式の報告をされました。
御妊娠9か月目の平成13年10月26日には、帯を宮中三殿に供える正式な着帯式が行われました。皇室・宮内庁 |
東宮御所・日月の間(公室) |