放映：TBS 1971
監督：湯浅憲明
音楽：渡辺岳夫
制作：大映

内容：小山田宗徳、岡本健

渚のバラード

作詞：武鹿悦子
作曲：渡辺岳夫
編曲：高原哲
歌：堀江美都子
C-3113,CW-7192~3,72CC-2965~7,COCX-38855

　当時の歌謡曲路線の曲です。「てゅてゅってゅわ〜♪」のコーラスに、時代を感じずにはいられません。
　でも、歌メロの終わりの数小節「もうかえりはしない、おさない日♪」がとってもなべたけ。正確さはさておいて申し訳ありませんが「Ｃｍ、Ｇｍ|Ａ♭、Ｇ|Ｆｍ／Ａ♭、(Ｂ♭)|Ｅ♭」という進行は、移調して「Ａｍ、Ｅｍ|Ｆ、Ｅ|Ｄｍ／Ｆ、(Ｇ)|Ｃ」です。マイナー的な要素とメジャー進行の交錯に、「思わずホロリ」の人情を感じずにはいられません。
　実を言うとこの歌のＧ(移調したらＥ)は、マイナーだったりメジャーだったりすることを確信できませんでした。下のテーマ曲には分散和音があったので、それを聴いて先のＧ(Ｅ)をマイナーに、後のＧ(Ｅ)をメジャーとしたのです。

テーマ曲
KIVE-39

　「渚のバラード」のインスト曲になっています。「てゅてゅってゅわ〜♪」は無く、リズムゆったり。人情あふれるテーマ曲であった。

EP C-3113「渚のバラード／めだかの歌」(廃盤)
LP CW-7192~3「堀江美都子 ベスト24」(廃盤)

CD 72CC-2965~7「堀江美都子 歌のあゆみ 1 少女期の想い出」

CD COCX-38855「堀江美都子レアグルーブトラックス」
　ブックレットを開いたら、トラック１「野球狂の詩」の歌詞部分が空白になってるので「いきなり印刷ミスか？」と勘違いしました。あの歌は全部スキャットなので歌詞がないのですね。その他にも渡辺宙名曲として「サザエさんのうた」「あかるいサザエさん」、鋼鉄ジーグ「美和のテーマ」を収録しております。宙名率高し！。そしてお目当ての渡辺岳夫曲は「プールに賭けた青春」「かぐや姫先生のうた」が入ってますが、全体的には岳夫率低し！。でも大丈夫。ＴＶドラマ「めだかの歌」から「渚のバラード」を収録しています。この歌、隠れファンが多いですよ。
　そのほかに「コンドルは飛んでいく」から一部借用した山下穀雄「ペペロの冒険」、いずみたく「さすらいの太陽」、宮川泰「ワンサくんのママ」も入ってます。勇者ライディーンの挿入歌「行こうよ洸」は小森昭宏作曲で子門真人と一緒に歌います。これはカッコええです。小森昭宏の「忍者キャプター」は水木一郎と一緒です。さらにニッポン放送「オー！サンデー ミッチとアキラの底抜け日曜拳銃」から「日曜の翼」を収録しています。番組タイトルの「アキラ」は神谷明で、ミッチと一緒に歌ってます。

VTR KIVE-39「渡辺岳夫の世界」