ミュンヘン
への道


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TVA アニメ・ドキュメント ミュンヘンへの道


放映:TBS 1972/04/23〜1972/08/20(全16話) 放映終了後、1972/09/24に、特番「涙の金メダル」を放映。全16話という数は、この特番を含みません。
監督:吉川惣司
音楽:渡辺岳夫
製作:日本テレビ動画

内容:ミュンヘンへの道は、TBS系列で日曜日のよる7時30分から8時まで放送されていました。この時間帯は、「柔道一直線」「サインはV」「アテーションプリース」等の根性ものの時間帯でした。
 この番組は日本バレーボール協会の協力で制作されましたが、現在のようにアマチュア選手がテレビに出演することが可能な時代ではなかったために後に問題となった番組です。番組の内容は、松平康隆監督率いる男子バレーボール日本代表チームの物語をドキュメンタリー映像とアニメで描いたものです。当時の男子バレーチームは。ミュンヘンオリンピックでの金メダルが期待されており、その盛り上がりの雰囲気をつけるために企画されたのだと思います。
 猫田、大古、南(あとは忘れました。)などナショナルチームの練習風景は、実録で、そのエピソードや逸話については、アニメーションで構成されていました。これは、前述のアマチュア選手のテレビ出演が制限されていたための苦肉の策だったのでしょう。
 当時小学生だった私は毎週テレビに釘付けでした。そして、実際オリンピックでは見事金メダルを獲得し、絶対バレーボールの選手になりたいと思っていました。オリンピック終了後、松平監督への様々な不満が出て来た時にこの番組の件も問題となりました。
Reiji Atsumiさん 1998/04/29


 その後、ぺるの〜さん、kyokoさん、take444さんから選手名をフォローしていだきました。

1.南将之、2.猫田勝敏、3.中村祐造、4.西本哲雄、5.木村憲治、6.深尾吉英、7.野口泰弘、8.森田淳悟、9.横田忠義、10.大古誠司、11.佐藤哲夫、12.嶋岡健治、13.沼倉慶一、14.野口泰弘


ミュンヘンへの道 OP

作詞:亜久悠
作曲:渡辺岳夫
編曲:葵まさひこ
歌:ハニー・ナイツ
KV-542,VICL-40091~92

 いかにも「スポーツ青春もの」という元気の良い歌になっている。亜久悠作詞ということで、編曲は歌謡路線。イントロから派手に鳴りわたるトランペットが勇ましい。葵まさひこといえば「ウルトラマンA」も派手でした。
 キーは「巨人の星」と同じCマイナーで、スポコンにはCマイナーが似合うのだろーかなどと考えちゃいます。しかし根性だけでは通用しない'70年代に対応して、途中で8小節E♭メジャーになります。言うなれば「逆さキャンディ」の構成で、元気さ・明るさ・サワヤカさをフィーチャーしています。


燃える青春

作詞:亜久悠
作曲:渡辺岳夫
編曲:葵まさひこ
歌:ハニー・ナイツ
KV-542,VICL-40091~92

 聞き覚えがある歌だと思ったら、「巨人の星/友情の虹」にそっくり。類似部分は歌メロ前半と、途中から「あ〜あ〜」のコーラスがはいる点。イントロでフルートが加わる部分の展開「IVm7、♭VII7|♭III、♭VI」がオシャレだが、ここも「キャンディキャンディ」の「なきべそなんてさよなら♪」に似ている。
 「巨人の星」('68年)と「キャンディ・キャンディ」('76年)の、ちょうど中間の'72年作品です。そこで「ミュンヘン=(巨人+キャンディ)/2」という公式を導きました。


CD VICL-40091~92「懐かしのテレビアニメ・特撮主題歌大全集」

EP KV-542「ミュンヘンへの道/燃える青春」
EP KU-629「ミュンヘンへの道/燃える青春」カバー(編曲:竜崎孝路、歌:グリーン・ブライト、廃盤)




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