フランダース
の犬


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TVA フランダースの犬


放映:CX 1975/01/05〜1975/12/28(全52話)
音楽:渡辺岳夫
原作:ルイズ・ド・ラ・ラメー
製作:ズイヨー映像、日本アニメーション

内容:喜多道枝(ネロ)、桂玲子(アロア、3話まで麻上洋子)。ベルギーのフランダース地方に住む少年ネロは、祖父ジェハンと愛犬パトラッシュと共に牛乳運びの仕事をしながら貧しくとも幸福に暮らしていた。ネロは密かにルーベンスのような画家になりたいと願っていた。ネロには金持ちの地主コゼツの娘のアロアという仲の良い友達がいた。だが、絵を描くことが好きなネロを怠け者と見なしていたコゼツはネロからアロアを引き離してしまう。
 ジェハンの死後、ネロはコゼツや他の村人から迫害を受け、仕事を失い、絵のコンクールにも落選してしまう。クリスマスの前夜、パトラッシュと共に家を出たネロは大聖堂で遂にルーベンスの絵を見ることができた。しかし、ルーベンスの絵の下でネロとパトラッシュは飢えと寒さで・・・
村上さん 1998/11/23


よあけのみち OP,ED

作詞:岸田衿子
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
歌:大杉久美子、アントワープ・チルドレン・コーラス
APS-5015,SCS-248,CW-7118,CZ-7191,COCC-12677,CC-4431~2,COCC-12840~1,COCC-9057~8,56CC-1633~4,COCC-13591~600,CC-4187,FMCC-5045~7,COCC-14376~8,COCC-70058,KIVE-39,COCX-32551~53,COCX-36193~6,COZX-437~40,COCX-33275

 何を言ってるのかわからない少年合唱(ラスカルにもあったよね)と情感のある後奏が印象的。名作路線作品のオープニングは、歌以外に器楽的要素を強調しているようだ。ハイジのヨーデルや赤毛のアンもそうだ。一種の音楽性の追求だろう。
 この歌「よあけのみち」では、「忘れないよこの道を♪」に続くホーンにワクワクさせられる。また「遠い遠い道を♪」からコーラスにつなぐダイナミックな弦楽演奏が不可欠なのだ。


どこまでもあるこうね ED

作詞:岸田衿子
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
歌:大杉久美子
SCS-248?,COCC-12677,FMCC-5045~7,COCC-14376~8,COCC-13591~600,COCC-70058,COCX-32551~53,COCX-36193~6,COZX-437~40,COCX-33275

 犬が「わん」と吠えるようなホルンなど、この伴奏も非常に器楽的です。伴奏の中に歌がある・・のではなく、大杉久美子とオケの等価なデュエットのように聞こえます。TVの前のお子様は、歌と同じだけ集中して伴奏を聴くことになるのです。さすが世界名作劇場、教育的です。
 この歌の出だしの歌詞は、下記「パトラッシュぼくの友達」のタイトルそのまんまです。また、歌詞の中に「どこまでも」という言葉が見あたりません。


パトラッシュぼくの友達 IN

作詞:岸田衿子
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
歌:大杉久美子、アントワープ・チルドレン・コーラス
APS-5015,SCS-248?,CW-7118,CZ-7191,COCC-12677,CC-4431~2,COCC-12840~1,COCC-9057~8,COCC-10249~50,COCC-13591~600,COCX-32551~53,COCX-36193~6

 上記の「どこまでもあるこうね」と、同様のコンセプトの歌です。詞の内容も似ていて、歌い出しは同じです。また歌詞の中に「どこまでも」という言葉があるので混乱しがちです。
 編曲は「パトラッシュぼくの友達」の方がやや豪華です。この2曲を較べると、管理人は「どこまでもあるこうね」の方が好きです。ところが、この「パトラッシュぼくの友達」の方がいろんなCDに収録されているようです。ネロとアロアとパトラッシュが森へ行く話で本編挿入されます。


まどをあけて IN

作詞:岸田衿子
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
歌:大杉久美子
COCC-12677,COCX-32551~53,COCX-36193~6

 少女アロアを歌った詞です。女性がテーマの場合は「とにかくワルツ」という、おなじみのパターンです。


手をつないで NO

作詞:岸田衿子
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
歌:大杉久美子、コロムビアゆりかご会
COCC-12677,COCX-32551~53,COCX-36193~6

 ハンドクラップというよりも手拍子の音が鳴っています。「ハイジ」のころから音源にはこだわってるんですよね。何てことないベースですが、やたらにノリがいいぞ。他の楽器が豪華編成で鳴っているわけでもないのに、細かいサウンドにこだわる姿勢がよろしいです。この時代以後の「世界名作劇場」はどうでしょうか?。


あおいひとみで IN

作詞:岸田衿子
作曲:渡辺岳夫
編曲:松山祐士
歌:大杉久美子
COCC-12677,COCX-32551~53,COCX-36193~6

 「あおいひとみで♪」何を見ているの?、とネロに語りかける詞です。メロディーの上下動がなべたけ的です。静かに語りかける歌で、しかも上下動が多いというのは歌うのが難しいですね。




CD COCX-33016~7 世界名作劇場メモリアル音楽館 フランダースの犬


 放映30年を記念して堂々2枚組、さらにブ厚い解説がつまったケースはズッシリ重いのですが、価格は抑えめの設定です。主題歌の複数バージョン、メロオケ、劇伴音楽を可能な限り網羅してあります。これらの音楽について、放映当時のエピソードを絡めて解説してあるので、聴き応えだけでなく読み応えもあります。既発のCD COCX-30521~2「日本アニメーション 名作アニメ ミュージックサンプラー」、CD COCC-12677「日本アニメーション世界名作シリーズ フランダースの犬」の後、ついに登場した決定盤と言えましょう。今回あらためてフラ犬の劇音楽をまとめて聴いたところ、しばしばソロで鳴るクラリネットがとても重要であると思いました。以下、収録音楽のホンの一部を紹介します。

タイトル

 OP主題歌のさらに前のタイトルです。TVの再放送ではなかなか聴けませんが、このCDでは冒頭に収録しています。主題歌にも登場する「犬吠えホルン」もバッチリです。


1-M-57

 各話サブタイトル音楽。大部分のエピソードでサブタイトル曲として演奏されました。前半は小鳥がさえずる木管演奏〜後半ではファゴット・ベース・ストリングスが加わる。2パート構成で、前半が「C、F、C、G」で、後半が「F、G、C」です。前半はラスカル('77年)主題歌出だしと同じです。

1-M-15

 オーボエの音色は哀しいものです。でも、この音楽は哀しいだけでなく「荘厳さ」や「朝の静けさ」、それに「希望」のようなものも感じさせてくれます。「C|Am|Am|D|D|F|C|E」という進行は明るいような暗いような、メジャー感覚とマイナー感覚が渾然としてエもいわれぬ音楽だったのです。バックのオルガン音色が荘厳さを醸し出すのでしょうか。

1-M-39

 ストリングスによるBメロが「じ〜ん」と胸にせまるナベタケ節。「C|C、F|C、Am|Dm、G」などと、コードを並べてもどうってこと無いのですが、このメロディーには心を動かされざるを得ません。

1-M-38

 エンディング部分が特に印象的です。しばしばエピソードのラストシーンを締めました。弦の演奏は「C、G|C、Dm/G|F、G|C」です。メロディーが最高音(AFED音)になるところが、Dm/Gで盛り上がっています。



CD COCX-30521~2 日本アニメーション 名作アニメ ミュージックサンプラー


 「フラ犬」「ラスカル」「ペリーヌ」をはじめ「三千里」「アン」「あしなが」「トラップ」「ブッシュベイビー」「若草」「ティコ」の劇伴音楽とTVサイズ主題歌を収録。既発売音源との重複が少なくなるように配慮した、ありがたい構成。詳しく解説は超充実ライナーを参照していただくとして、ここでは若干コメントをしてみました。印は、複数曲収録トラックでの曲の区別を表します。


タイトル

 OP主題歌のさらに前のタイトルです。TVの再放送ではなかなか聴けませんが、このCDでは冒頭に収録しています。主題歌にも登場する「犬吠えホルン」もバッチリです。


よあけのみち(TVサイズ)


少年ネロ

各話サブタイトル音楽。大部分のエピソードでサブタイトル曲として演奏されました。前半は小鳥がさえずる木管演奏〜後半ではファゴット・ベース・ストリングスが加わる。2パート構成で、前半が「C、F、C、G」で、後半が「F、G、C」です。前半はラスカル('77年)主題歌出だしと同じです。
●●アロアに関連したシーンでおなじみの、楽しい音楽です。
ストリングスによるBメロが「じ〜ん」と胸にせまるナベタケ節。「C|C、F|C、Am|Dm、G」などと、コードを並べてもどうってこと無いのですが、このメロディーには心を動かされざるを得ません。
「まどをあけて」アレンジ。後半のオーボエが上品♪。
オーボエの音色は哀しいものです。でも、この音楽は哀しいだけでなく「荘厳さ」や「朝の静けさ」、それに「希望」のようなものも感じさせてくれます。「C|Am|Am|D|D|F|C|E」という進行は明るいような暗いような、メジャー感覚とマイナー感覚が渾然としてエもいわれぬ音楽だったのです。バックのオルガン音色が荘厳さを醸し出すのでしょうか。


あおいひとみで(インストゥルメンタル)


パトラッシュ、ぼくのパトラッシュ

エンディング部分が特に印象的です。しばしばエピソードのラストシーンを締めました。弦の演奏は「C、G|C、Dm/G|F、G|C」です。メロディーが最高音(AFED音)になるところが、Dm/Gで盛り上がっています。
「パトラッシュぼくの友達」口笛アレンジ
「よあけのみち」口笛アレンジ
予告編音楽


空に続く道

 悲しさ・哀しさに満ちた6曲で構成。よくぞ設けてくれました!と感謝したくなるトラックで、聴き応え十分です。悲しいエピソードのエンディングでおなじみのメロディーも聴けます。


どこまでもあるこうね(TVサイズ)



Music from フランダースの犬


 CD COCC-12677「日本アニメーション世界名作シリーズ フランダースの犬」のおはなしパートで聴くことができる劇伴音楽について、収録順にコメントしました。お手元の音盤を聴きながらお読み下さい。


テーマアレンジ よあけのみち

 メロオケになっています。


ナレーションバック(CD COCX-30521~2 に収録)

 オーボエの音色は哀しいものです。でも、この音楽は哀しいだけでなく「荘厳さ」や「朝の静けさ」、それに「希望」のようなものも感じさせてくれます。「C|Am|Am|D|D|F|C|E」という進行は明るいような暗いような、メジャー進行とマイナー進行が渾然としてエもいわれぬ音楽だったのです。バックのオルガン音色が荘厳さを醸し出すのでしょうか。


ゆかいなブリッジ

木琴「ころころ」、ファゴット「もごもご」、ゆかいな音楽ですね。


明るいブリッジ

 前半では小鳥がさえずるような木管〜後半の和音G(7)は続く感じです。前半後半の2パートで構成するブリッジは、「ラスカル」にもあります。名作路線独特のスタイルかも。


暗いブリッジ

 前半はクラリネット〜後半はピアノ、バックは弦のトリルです。弦のトリルは、ただ鳴っているだけでも暗くて怖いものです。


教会の音楽

 オルガンのソロ演奏。教会といえばオルガンですが、この演奏はパイプオルガンではありません。


ブリッジ (サブタイトル音楽) (CD COCX-30521~2 に収録)

 大部分のエピソードでサブタイトル曲として演奏されました。


ふあんな音楽

「金はいらない!」と、コゼツ旦那に1フランを叩き返すネロ。不安の音楽は、弦がトリルしています。

収録時間の関係で、早くもジェハンおじいさんが亡くなりました。ベース音はFで、弦はB(これもトリルね)。F音とB音は増4度で、とっても気持ちが悪いです。


木管アンサンブルのブリッジ

 場面が変わるところでは、比較的長いブリッジです。明るい曲調ですが、後半はクラリネットのソロになって、音色的にも抑えめになっています。


テーマアレンジ よあけのみち

 弦楽合奏の静かな演奏です。続いてチェンバロのソロ〜さらに弦がバックに加わります。このパターンは後でもう一度演奏されます。


悲惨シークエンス

風車小屋の火事。
「ぶわぁお〜」凄いホルン、「ぐしゃぁ」ピアノのクラスター。ネロは放火犯人の嫌疑をかけられてしまいます。
可哀相なブリッジ。


無情ブリッジ

 クラリネットの演奏〜途中から弦が加わります。ネロの絵は落選してしまいました。


不安〜緊張ブリッジ

 CDEF#G#A#という、すべての間隔が全音になっているホールトーンスケールです。和音はオギュメントコードの連続です。メジャーは長3度+短3度、マイナーは短3度+長3度です。オギュメントは長3度+長3度の和音で、ただ鳴るだけで「ぞーっ」とします。何かというとこればっかし連発する劇伴音楽家もいるぞ。


ルーベンスの絵

 荘厳なコーラスです。クリスマスの夜に教会でルーベンスの絵を見ることができました。


エンディング

 女声合唱のハミングです。コゼツ旦那はころっと改心して、アロアがネロの名を呼び叫んで、教会の鐘が鳴って、このCDのストーリーが終わります。全52話をダイジェストするのはさすがに苦しいみたいです。




More Music from フランダースの犬


 本編を全話鑑賞して劇伴音楽を研究しました。タイトルは便宜上付したものです。


テーマアレンジ

よあけのみち
口笛のメロのバージョンは、明るくのびのびした演奏だ。(CD COCX-30521~2 に収録)
オルガン系シンセ音色のメロオケ。
金物屋の親父にパトラッシュが酷使されている場面では、暗い(というより怖い)演奏。
オーボエの演奏が哀愁を帯びています。原曲のメジャー感をまんま出さないアレンジのようです。
クラリネットの演奏は音色が落ち着いていますが、曲自体は明るいのでとても上品です。
教会で絵を見た後で、ネロは心象風景画を夜空に思い浮かべます。すると、絵も音も別世界に飛んでいきます。絵だけではなくサウンドも幻想的になります。弦の主題は「よあけのみち」でした。「フラ犬」屈指の名場面でしょう。

パトラッシュぼくの友達
ゆったりしたテンポで、アコーディオンの主題。
これもゆったりで、口笛のメロ。(CD COCX-30521~2 に収録)
他にリズミカルなアレンジもあります。
児童コーラスのメロディーは、ストリングスを絡めた本格アレンジになっていて、本編エピソードのエンディングにも使用されます。

まどをあけて
ピアノを主体にした優雅なアレンジ。
エレピの和音がアルペジオっぽく流した演奏が優雅です。
哀しい曲ではない時は、オーボエの主題は上品ですねー。(CD COCX-30521~2 に収録)

あおいひとみで
テーマはエレピ音色で、ほぼメロオケ風です。(CD COCX-30521~2 に収録)


アロア

 しばしば演奏されるアロアのための音楽。明るく健康的なメロディーですね。「ちりちり」した音色はマンドリンの類と思われますが、ヴァイオリンの特殊な奏法というセンもあるので特定できません。どなたか確証おありでしょうか?。(CD COCX-30521~2 に収録)


クロ

 アヒルのクロのテーマは、オルガン系(シンセ?)の「もこもこ」した音色です。「たった、たった」のリズムでヨタヨタ歩きます。


教会の音楽

 ジェハンじいさんとネロの祈りの場面では、パイプオルガンの曲もあります。


おはなしのおんがく

イギリスに向かうアロア。舟を見送るネロ。ゆったりと豊かな弦のうねり明るい、途中から別れの暗さ哀しさに変わって・・ああ、もうこれ以上観ておれません。

なけなしの生活費から50サンチームを払ってルーベンスの絵を見るネロ。弦楽の美しい調べから、後半はそれにこだわらないでアコギのアルペジオです。

最終回が近くなるといよいよ音楽も盛り上がってくるのですが、涙に曇って詳しく書きつづることはできないほどです。アヴェ・マリア(作曲:シューベルト)も演奏されます。ラストシーンは悲しさを越えて、神々しいほどの光に満ちています。


予告編音楽(CD COCX-30521~2 に収録)

 「よあけのみち」インストアレンジの、ゆったりとしたバージョンです。シリーズのラスト近くのでは、次回放映作品の宣伝をするために予告編の時間が短くなって音楽が無くなります。普段の予告は「お楽しみにね」ですが、最終回への予告だけは「見てくださいね」なのです。これほどの良心に満ちた名作劇場が制作・放映されなくなったのは寂しいものです。


サウンド

 フラ犬サウンドの特徴として、教会の鐘の音がキーになっています。場面が変わって鐘、曲のフェードアウトで鐘。楽器ではオルガンでしょう。不安系劇伴が多いので弦のトリルも目立ちます。





EP APS-5015「よあけのみち/パトラッシュぼくのともだち/がんばれ!ネロとパトラッシュ(ドラマ)」(廃盤)
EP SCS-248「フランダースの犬:よあけのみち/どこまでもあるこうね」(廃盤)
LP CW-7020「フランダースの犬」(廃盤、収録内容不明)
LP CW-7118「大杉久美子 テレビアニメーションの世界」(廃盤)
LP CZ-7191「大杉久美子 よい子の名作アニメベストヒット16」(廃盤)

CD COCC-12677「日本アニメーション世界名作シリーズ フランダースの犬」
CD CC-4431~2「渡辺岳夫 テレビ映画・アニメ主題歌作品集」(廃盤)
CD COCC-12840~1「渡辺岳夫 テレビ映画・テレビアニメ主題歌作品集」
CD COCC-9057~8「19XXシリーズ 1 1975」
CD 56CC-1633~4「続・テレビまんが主題歌のあゆみ」
CD COCC-10249~50「続・テレビまんが 懐かしのB面コレクション」
CD COCC-13591~600「アニメ主題歌メモリアル 2」
CD COCC-70058「テレビアニメスーパーヒストリー 10 破裏拳ポリマーから勇者ライディーン」
CD CC-4187「日本アニメーション世界名作劇場主題歌集」
CD FMCC-5045~7「日本アニメーション名作劇場20周年記念 名作アニメ主題歌全集」
CD COCC-14376~8「名作アニメ主題歌大全集」
CD COCX-32551~53「世界名作劇場主題歌・挿入歌大全集 第1集」
CD COZX-437~40「オリジナル音源による 世界名作劇場 主題歌大全集 オープニング主題歌DVD付き」


CD COCX-36193~6 大杉久美子40周年記念「燦のとき やさしさの歌」
 渡辺岳夫作品では「アタックNo.1 」をはじめ「ハイジ」4曲、「ミームいろいろ夢の旅/ちいさいかわのうた」、「森の陽気な小人たちベルフィーとリルビット」2曲、「フランダースの犬」6曲、「ラスカル」8曲、「ペリーヌ」5曲、そして映画「テンプルちゃんの小公女」からすべて初CD化の5曲を収録。全体では106曲で初CD化が20曲という豪華版。


CD COCX-33275「大杉久美子 スーパー・ベスト」


VTR KIVE-39「渡辺岳夫の世界」




「フラ犬」EDの謎

 8話まではエンディングも「よあけのみち」で、9話以降が「どこまでもあるこうね」でした。しかし各種の音盤には「パトラッシュぼくの友達」がよく収録されています。製作がズイヨー映像(前期)から日本アニメーション(後期)に移っところにカラクリが?。なぜか当時のEP SCS-248は「パトラッシュぼくの友達」をB面に収録しており、その関係でいろいろなCDに収録されているとの情報もあります。
 本編劇伴のテーマアレンジは「パトラッシュぼくの友達」が多くて、「どこまでもあるこうね」は聴かれません。普通に考えて、「パトラッシュぼくの友達」をエンディングとして準備したように思われます。 実は「パトラッシュぼくの友達」には「明るすぎる」というクレームがあったようです。




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