十手無用
九丁堀事件帖


ホームにもどる

TVD 十手無用 九丁堀事件帖


放映:NTV 1975/10/04〜1976/03/28(全26話)
監督:松尾正武
音楽:渡辺岳夫
製作:東映

内容:高橋英樹(榊夢之介)、桜木健一(鉄平)、栗田ひろみ(おくみ)。


都忘れ OP

作詞:岩谷時子
作曲:渡辺岳夫
編曲:瀬尾一三
歌:ドド
BS-1978,KICS-366,KICS-1038

 瀬尾編曲の効果もあって、70年代前半フォーク系のアイドル歌謡的な歌になっている。歌を聴く限りは時代劇の主題歌とは思えない。めずらしく女性デュオの演奏で、終止ハモッている。伴奏では、ぽろんぽろんと鳴るアコースティックギターや笛が暖かだ。


今日も日暮れて ED

作詞:岩谷時子
作曲:渡辺岳夫
編曲:瀬尾一三
歌:ドド
BS-1978,KICS-1038

 OP主題歌に似たノリで、EDもサワヤカです。フォーク調のアレンジや、歌詞の内容(街角とか)も時代劇とはかけ離れています。TV放送では一部しか聴けなかった模様。レコード版では、「クルミ割り人形」(作曲:チャイコフスキー)を思わせるホンワカした一節がある。



EP BS-1978「都忘れ/今日も日暮れて」

CD KICS-1038「テレビ時代劇主題歌コレクション」


CD KICS-366「懐かしのテレビ・ラジオ主題歌全曲集 IV」

 ご承知の通り、このシリーズには解説は全くありません。また、収録されている曲の番組のジャンル・年代もバラバラでどういう層を対象にして作られたか理解出来ません。この手の企画のCDとしては最低だと思います。

 私がこのCDを購入したのは、池田鴻氏とボニージャックスの歌うカバー曲が多数収録されているからです。
 池田氏が歌ったのは「仮面ライダーX」「ゲッターロボ」「仮面ライダーストロンガー」「闘将ダイモス」「グランプリの鷹」です。私が残念に思うのは、「グロイザーX」や「バトルホーク」と云った池田氏のオリジナル曲が収録されていないことです。
 もっと言うなら、コロムビアが佐々木功氏や水木一郎氏のベストを出しているように、キングにも池田氏のベストを出してほしいと思っております。キングは古い音源が結構充実しているにも関わらず、そういったものの復刻盤や編集盤を出さないし、出しても碌でもないものなのが頭に来ます。

 ボニージャックスは「ウルトラマンエース」と「帰ってきたウルトラマン」をサカモト児童合唱団より遥かに有名で美しい歌声のひばり児童合唱団との共演で、そして「タックの唄」「MATチームの唄」を児童合唱団抜きで歌っております。
 ボニージャックスの4曲はオリジナルを歌唱・演奏とも完全に凌駕しておりカバー臭さを感じさせません。特に「タックの唄」は、オリジナルにはあった児童合唱団を抜いて男性4人のコーラスに合わせた編曲がなされています。編曲の小町昭氏(現在テレ東の「演歌の花道」の編曲・指揮者)は、演奏面でも、ストリングアレンジを冬木氏のオリジナル以上に凝ったものにしております。
A.Murakamiさん 1997/11/01




ホームにもどる