地上最強の美女
バイオニックジェミー


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TVD 地上最強の美女・バイオニックジェミー


放映期間:1977/01/30〜1977/10/09(全39話)
他にバイオニックドッグのマックスが登場する第3シーズンがある。もともと、「600万ドルの男」の一エピソードに登場するジェミーだったが、好評のため独立したシリーズになった。他にもスティーブの息子が登場するスペシャル版などがある。米国での放送は'76年から。
監督:ケネス・ジョンソン(プロデューサーだが脚本・演出もした)
製作:ユニバーサルTV

内容:ジェミー・ソマーズは、右腕と右耳と両足にメカニックを内蔵した改造人間である。彼女を改造したOSIは、内外の情勢安定をたくらむ科学情報局である。バイオニック・ウーマンはゴールドマン局長の指令により、常人には遂行不可能な任務に毎週挑むのだ。600万ドルの男スティーブ・オースチンもゲストで登場。「地球壊滅編」「フェンボット編」などが印象深い。

 ジェミー(リンゼイ・ワグナー、声:田島令子)
 局長(リチャード・アンダーソン、声:勝部演之)
 スティーブ(リー・メージャース、声:広川太一郎)
 新聞のTV欄に掲載された邦題を見て、カラテか何かのドラマだと思っておりました。


ジェミーの愛

作詞:木原たけし
作曲:渡辺岳夫
編曲:小六禮次郎
歌:田島令子、フィーリングフリー
GK-514P

 渡辺岳夫が作曲したのは日本語版主題歌である。詞の内容は、「ジェミー」のドラマ内容をふまえている。後期シーズンで、ジェミーと局長による予告編のバックに流れていた。ジェミー(田島令子)自らの歌唱である。田島令子の声はリンゼイ・ワグナーよりも断然美しく、歌のあぶなっかしい分はフィーリングフリーがファインセーブしている。予告のナレーションが終わったあたりからの「私のからだを・・蘇らせる♪」は、一聴して忘れられない名旋律で、「IVM7|IIIm7」が光っている。日テレ系青春ドラマでおなじみの小六禮次朗の編曲もすがすがしい。イントロや間奏は「ぽわぁ〜ん」としたシンセで、ふんわかと盛り上げます。


やさしさのとき

作詞:木原たけし
作曲:渡辺岳夫
編曲:小六禮次朗
歌:田島令子、フィーリングフリー
GK-514P

 「ジェミーの愛」とは双子のような構成の曲だ。しかし「やさしさのとき」はメロディーも編曲も素晴らしい。詞にバイオニックの話題もでてこない。B面だからではないだろうが、何の遠慮もない実に渡辺的な展開だ。歌とコーラスのからみも凝っており、思わず聞き惚れてしまう。間奏では田島令子の語りが入る。


THE BIONIC WOMAN THEME

作曲:J.Fielding

 オリジナルのテーマ曲は、スピード感のある前半〜流麗な後半でおなじみだ。こちらもTV史上の名曲です。米国の感覚でも、ヒロインには三拍子系が似合うのだろうか。後半のくねくねした展開がなぜか渡辺的にも感じられる。日本語版ではコンピュータ的な声で、バイオニック・ウーマンのプロフィールを紹介する。

 本編劇伴は、アクションシーンでも流れるような曲が鳴っていて良い雰囲気だ。バイオニック・パワーを発揮する場面を、スローモーションで演出するためだろう。その他の特徴→トライアングルが大活躍していた。




EP GK-514P「ジェミーの愛/やさしさのとき」(廃盤)
 このEPの曲を聴く機会は、現在では少ない。B面「やさしさのとき」の雰囲気は、「魔法少女ララベル/私の日記帳」「ハロー!サンディベル/風に負けないで」に少し似ているくらいに思ってください。



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