Intel純正 リテール品 純正ファンの取り外し方法 1999/05/15

 S.E.C.C.2カートリッジ分解は簡単には出来ません。最悪CPUを壊すことがあります。自信の無い方は真似しない方が無難です。もしチャレンジされるなら、自己責任で行ってください。やす坊は一切保証もしませんし、分解の奨励もしません。

本作業を実施するに当たり、多数の方々から情報を頂きました。ありがとうございました。

1. Pentium3(SL3CD)です。S.E.C.C.2パッケージです
 Pentium2のS.E.C.C.パッケージに比べ、見た目は寂しいですね。(これもコストダウンでしょうか)
  


2. まず、ファンを取り外します
 ファンとヒートシンクは四隅のツメで固定されています。精密ドライバー等をツメの隙間に傷を付けないよう注意しながら挿入し、ファンとヒートシンクの間に割り箸等(傷防止の目的)を入れ、テコの要領で分離します。
  


3. ファンの取り外しが完了しました
 相変わらず、小型ファンとオーソドックスな形状のヒートシンクです。ファンに関しては能力より、静寂性重視でしょう。
  


4. ヒートシンクを取り外します
 ヒートシンクの取り外しは慎重に行ってください。簡単には外れませんし、変に力を加えるとCPU自体を破損する可能性があります。
樹脂製のピン4本を抜きます。ペンチと、ヒートシンクを傷つけない為の土台を用意して、ゆっくりとテコの要領で抜きます。ピンには抜け止め加工が施してある為、簡単には抜けません。また、抜くときにかなり大きな音がします。
  


5. 分解が完了しました
 ピンにはテンション機構があり、コアを適度な圧力でヒートシンクに押し当てています。ヒートシンク側にはシリコングリスと熱伝導シールのような物が貼りつけてあります。このシールは非常に柔らかい材質なので、コアとヒートシンクの接触をより確実にする事が目的でしょうか。
  


6. コア、L2Cache、TagRAMです
  

チップのロット情報
コア L910A121
L2Cache TOSHIBA N81326 TC55V2377FF-250 JAPAN 9907MBD
TagRAM S82459AD L904IF45 SL2WF INTEL (M)(C) '95
基板 PB720885-001 94V-0 M1 9906