自作Cooler1号 1999/05/18

1. CPUを固定する為の金具です
 アルファ製ヒートシンクFH8040-MUに付属している金具を加工して製作しました。
CPUコアをヒートシンクに適度な圧力で密着させる為、本来であればテンション機構を備えた金具を用意すると完璧ですが、自作1号という事で手抜きです。テンション機構は次回の課題として、今回は3箇所で基板を押さえる事が出来る様、5mmのテフロンスペーサーを瞬間接着剤で固定します。
  


2. 固定状態です
 基板が反らない様、注意して固定します。問題は基板の反りではなく、Pentium3の小さいコアをヒートシンクに密着させる事が非常に難しい事です。密着せずに隙間が出来ると効率は一気に悪くなります。コアとヒートシンク面の熱結合を確実にする為、目視や隙間測定を行いながら、慎重に作業を行います。納得出来るまで繰り返す事が重要でしょう。当然ですが、熱結合部にはシリコングリスを塗りましょう。(塗りすぎ注意)
  


3. 完成です
 TagRAM側です。金具は5mmのテフロンスペーサーで浮かしてありますので、TagRAM等と接触する事は有りません。
また、金具やビスの位置が悪いと、Slot1周辺の電解コンデンサと干渉する事がありますので注意が必要です。干渉状態で使用すると電解コンデンサに非常に大きなストレスがかかります。
  


4. 完成です
 L2Cache側です。ヒートシンクはアルファ製FH8040-MU、ファンは松下製80o角ファン、厚さ15o(8C25ZD-B MODEL FBA08T12H DC12V 0.26A)を使用しています。
L2Cacheはヒートシンクと熱結合していません。後日、発熱量の測定を実施後、CPUクーラーとは別に冷却対策を実施する予定です。