自作Cooler3号 1999/09/12

更新日 更新内容
1999年09月12日 1. 自作クーラー3号完成
1999年09月22日 2. CPU固定ビスを樹脂ビスに変更



1. クロスフローファンです
 195oランナーのファンです。ジャンク屋で1200円で購入しました。以前から気になっていたのですが、取り付けの難しさを考えると手が出ませんでした。今回、ペルチェ化に伴い、効率アップを考えて選定しました。クロスフローファンの最大の特徴は風量でしょう。このサイズで、140o角の高速回転タイプ程度の風量が得られます。実際に購入して分かったのですが、非常に運転音が静かです。家庭ではエアコン、空気清浄器等に用いられるだけあって、驚くほどの低騒音です。一般的な80o角ファンよりはるかに静かですね。この風量と低騒音。もう、プロペラファンには戻れません(^_^;)
  


2. ケースを加工します
 自作2号機に引き続き、今回もトモトモさんの協力を得て製作を開始しました。
取り付けを考慮し、ケース側面パネルにファンを固定し、ヒートシンクとダクトで結合する方法としました。この方法では、側面パネルを外した状態での運転が出来ませんが、取り付け加工が非常に簡単に行える為、この方法を採用することにしました。
   右下はケース換気用の吸気ファンです。


3. ファンの吸気ダクトを製作し、ファンを取り付けます
 アルミ板で吸気ダクトを製作します。0.8o厚のアルミ板は加工性に優れますね。アクリルカッターのみで製作しました。ファンの固定には市販の金具を折り曲げて利用しました。
  
  
  


4. 自作2号にダクトを取り付けます
 自作CPUクーラー2号からファンを取り外し、ダクト(筒、それとも煙突?)を取り付けます。
   見た目がすごい! お化けのような出来あがりです。(爆)
   とても重いので、ステーで固定します。自重で落ちてしまいます。(^_^;)
   ケース側面パネルと密着させる為、スポンジテープを貼りつけます。
   分かりにくいですが、パネルとダクトの隙間がスポンジテープで気密されています。


5. 完成です
   どうですか? 結構綺麗に出来ました。
 60o角ファン2台とは比較にならない程の大風量でペルチェの廃熱処理は万全です。その上、低騒音と文句の付けようがありません。ただ、難点はケース側面パネルを取り外すとファンも外れるので、側面をオープンにしたまま運転が出来ないことです。Turbo-PLLに物理的にアクセスできないので、OverClockを楽しむ際には不便です。しかし、この点に関しては近日発売予定のコントローラーで解決できるので、しばらくの間は我慢ですね。
廃熱をケース外に排気する事によりケース内の温度上昇を防ぐことも出来るので、今まで使用していた排気ファンは撤去しました。現在、80o角吸気ファン(低速回転タイプ)とこのクロスフローファンのみですが、ケース内温度は吸気温+5度程度と、まったく問題無いですね。




自作Cooler3号改造 1999/09/22

1. 樹脂ビスに交換しました
 長時間の連続テストの結果、CPU固定ビス部分での結露が発生していることを確認しました。一般的な金属ビスでは熱伝導がよく、ビス自体も冷えていました。そこで、ペルチェ冷却を実践されている方々のホームページを参照した所、樹脂ビスで対策されていたので、真似させていただきました。結果は非常に良いです。
   M3×20ミリの樹脂ビスを4本使用しました。