自作Cooler5号 2000/03/17

1. クロスフローファンを2個装着します
 クーラーの本体部分は自作クーラー4号(最大吸熱量80Wペルチェ×2個)から変更しておりません。今回は廃熱処理の能力を上げる事により、CPU冷却能力自体を向上させる事を考えます。廃熱処理の能力を上げる為には、大型のヒートシンクに交換する、冷却風の風量を上げる方法があります。ヒートシンク交換は簡単に出来ないので、冷却風の風量アップを目指す事とします。


2. 試しにツインファンにしてみる
 現在、195ミリランナーのクロスフローファンを1個使用しております。このファンはとても静かな上、風量が多い事が特徴です。しかし、静圧がプロペラファンと比較して小さい為、空気抵抗が大きい部分に組み込むと、風量が著しく減少する事が欠点です。現状の使用方法では空気抵抗が大きい為、ファンの能力は十分発揮していません。今回、予備用として保管していた同型のクロスフローファンを追加し、ツインファンでの運転を試みる事にしました。

  
 上の写真は実験目的で、テープで固定したツインクロスフローファンの外観です。


3. 効果の程は?
 一言でいいますと、失敗です!(爆)
やはり、静圧が小さい事がネックですね。共振した為、数倍も騒がしくなったのに、風量は変わらん! 何て無意味なツインファン^^;
この結果は予想していたので、ショックはありませんが、ここまで酷い結果が出るとは予想外でした。クロスフローファンの特徴である低騒音が実現されなければ、わざわざ扱いにくいクロスフローファンを使う事無いですからね。やはり、予備品は予備品として使われる日まで大事に保管しておきましょう。