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AAVID 11-P4F1-06
廉価版のCPUクーラーです。
ヒートシンクのフィンは切削加工では無く、薄いアルミ板の折り曲げ加工品を接合してあります。Folded-Finと呼ぶそうで、対応CPUは2GHzです。
一見は余り冷えそうに無いのですが、、軽さには驚きましたね。ホントに軽いんです! 最近は重い=良く冷えるなんて方式が一般的ですが、CPUクーラーの性能は重さでは決まらないんですよ。
軽量のアルミケースに似合う、軽量級クーラーですね。 |
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ファン
60ミリ角ファンをタッピングビスで固定してあります。
ファン取り付けベース部のアルミ板は1ミリ弱?と薄く、簡単に変形します。
変形時はファンとの間に隙間が出来るので、注意が必要です。
また、80ミリ角ファン用変換ダクトを取り付けるには、強度が確保できないと思います。
未だ安物クーラーではセンサー無しが多い状況下で、センサー付きファンは嬉しいですね。
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ヒートシンク
薄いアルミ板の折り曲げ加工品を接合してあります。Folded-Finと呼ぶそうです。当然の事ですが、アルミ切り出し加工品と比較して効率は落ちると思いますが、軽く、低コストで製作できる強みが有りますね。
ただ、空気の流れ道が狭いのがちょっと気になりますね。 |
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ヒートシンク接合部
接合法(ロウ付け、接着剤等)や接触面全面に対して加工が施されているかは判断できませんでした。接合部の熱抵抗が気になりますね。 |
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ファン固定ベースとヒートシンク接合部
分解不能ですね。しっかりとカシメてあります。^^;
ファン固定ベースのアルミ板は、ヒートシンクを兼ねていないと思いますが、カシメ部分がしっかりしているので若干の効果は期待できるかも。 |
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CPU接触面
最近はシールによる熱結合が一般的なのでしょうか?
AMDもIntelも、リテール品クーラーはこの方法だったと思います。
初心者にはシリコングリスよりも簡単で扱いやすく、良いと思います。
再利用時する時は、テープを剥がしてシリコングリスを使用する事になりますが、テープの剥がし易さは不明です。
効率を求めるならばシリコングリスを使用する方が良いですが、塗り方が悪いと効率が悪いばかりか、電気的接触部に流れ込んで思わぬトラブルの原因にもなります。塗りすぎは百害あって一利無しです。 |