−− KENDON 取付け強化アダプター AD-SOA 2001/07/17 |
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1. KENDON CPU Radiatorとは KENDONオリジナルピラミッドバッファの開発で有名なKENDONさんが新たに開発された、従来の製品とは発想、構造がまったく違う、新しい形のCPUクーラーです。まずはKENDONさんのWebPageをご覧下さい。素晴らしさが分かる筈です。
2. 今回購入したパーツ類です 1.KENDON SocketAマザーボード用 取付け強化アダプター AD-SOAです KR-1は付属の固定金具で取り付けを行いますが、CPU消費電力の増加や安定化志向による電解コンデンサ容量の増加等、ソケット周辺の障害物により固定金具が取り付け出来ない不具合が一部のマザーで発生していました。せっかくKR-1KR-1を取り付けるスペースの有るマザーでも固定金具が干渉しては使えません。これは非常に悔しいですよね。また、KR-1の取り付けの際にどの程度の力で締め付けて良いのか分からず、締め過ぎによるソケットツメの破損という、最悪の事態を招いた方もいらっしゃるようです。今回の金具はSocketAマザー特有のCPUソケット周りに用意されたヒートシンク固定穴を使ってKR-1を固定する優れ物です。 AD-SOAを利用するメリット 1.CPUソケットのツメを破損する心配がない。また、KR-1をツメを破損したマザーにも取り付け可能。(爆) 2.KR-1の固定金具が原因で取り付け不可能なマザーに取り付ける事が出来る。 3.マザーとKR-1を挟み込む構造で固定するので、より強固で確実な固定が出来る。 4.KR-1取り付け時のコアとの接触状態確認、調整が容易。(障害物が減り視認性が良くなります) 5.私の知る限り、マザーの穴を利用した初めての製品。従って自慢できる。(爆) これだけメリットを並べれば十分でしょう。 3.組立て 組立てに関しては、付属のマニュアルを十分読んでから作業を開始しましょう。 1.取り付け強化アダプタをプレッシャープレートに取り付ける 取り付け方向に注意して組み立てましょう。取り付け方法(ペルチェの有無等)によって使用するビスが変化します。マニュアルを十分に読んで、自分のマシンに合わせて組み立てましょう。 2.組立完了です プレッシャプレートは締め付けによって反りが発生しています。反りによって強化アダプタが外側を向いてしまい、固定ビスが上手く入らないのでは?と、お思いの皆さん。安心して下さい。KENDONさんはちゃんとご存じです。流石ですね。この様な細かい部分に配慮されたクーラー、他にありますか? この良さがKENDONさんの素晴らしい所ですよね。 3.マザー裏面より固定します 4本のビスを適度に締め付けて固定します。この時ピラミッドバッファとCPUコアが密着している事を確認しながら締め付けます。傾いていると冷却能力が発揮出来ないばかりか、力が集中してコアを破損する危険もありますので注意しましょう。 締め付け力は皆さんお悩みかと思いますが。普通の+ドライバーで締め付ける感覚では間違いなく締め過ぎです。私の場合、小型−ドライバを人差し指と親指の2本で軽く止まる所から若干締め込む程度です。M3ビスは通常4〜6kgf/cm程度で締め付けますが(ビスの材質等による)、このトルクで4本を締め付けた場合、コア表面にかかる圧力を計算すると。。恐ろしい事になります^^; 市販クーラーがあの程度のスプリングで固定されている事を十分に認識して締め付けましょう。 4.完成です GA-7DXRの場合、写真でも分かるように固定金具の真下にコンデンサがあり、付属の金具ではKR-1を使用する事が出来ません。でも、取り付け強化アダプタを使用する事によりKR-1を利用する事が可能となりました。万歳! DIMMとの干渉を避けるため、ファンガードは取り付けておりません。また、DIMMの隠れた部分のファン固定ビスは取り外してあります。 5.使用感 大満足です。本当にこの一言に尽きますね。 たかがCPUクーラーですが、OverClockを楽しむには基本となる重要なパーツです。単にOverClockするだけでなく、納得できる安定したOCマシンを仕上げる事が目標の私にとっては、もはや無くてはならない重要なアイテムです。 |