メモリ管理ユーティリティー

1. テスト環境

ハード構成(1998年02月時)
 CPU:AMD-K6/233MHz 、メモリ:SD-RAM128MByte 、HDD:6.4GByte

QEMM9 Quarterdeck Corporation社製Windows95用メモリ管理ユーティリティー 全て標準設定にてインストールしてテストを実施。
 機能説明
 ・MAGNARAM97スワップ回避、メモリ圧縮
 ・TurboLoadIIシステム、アプリの高速起動
 ・Optimize最適化
 ・モニタ 目盛り管理モニタ、警告


2. 満足点
 スワップに関しては物理メモリを128MByteに増設しても回避出来ない物と個人的には受け止めていた。しかし、結果的にはほぼ100%の確率で回避できた。これはすごい!(使用状態にもよるが)体感的な速度向上はクイックブートを除き得られなかったが、スワップ回避という本来の目的を十分発揮している点は非常に満足。マニュアルに関しては、びっくりするほどの充実さ。インストール時の不具合回避方法が明確に記載されております。


3. 不満点
 ユーザーによるカスタマイズの決定権が少ない。もっとも、不特定多数ユーザーをターゲットにしている以上、出来ませんが!クイックブート機能に関して一言。とっても便利ですが、クイックブートしたくない時(BIOS変更等)にキー操作を忘れてしまい、マニュアルを探す事が多々ありました。簡単に設定変更できると良いですね。例えば、再起動指定後、再起動方法を聞いてくる等の方法が良いと個人的には思います。


4. 不安点
 メモリマネージャー。マイクロソフト社メモリマネージャーHIMEMを置き換えることで実現していますが、互換性の部分での不安はあります。勿論、やす坊の持っている約40種のアプリでは一切不具合は生じませんでした。よけいな不安かもしれませんが、個人的にMS-DOS時代に別メーカーマネージャーに起因するトラブルに悩まされた経験があるものですから。何となく、気になってしまいます。


5. 今後の活用
 現在は別のテストの都合上、インストールしていません。しかし、スワップの回避性能は、申し分なく、不安点を除けば十分満足できるソフトでした。メモリの少ないマシンに限らず、メモリ128MByte搭載マシンでも十分活用できます。