Pentium2/350MHz 392MHz動作レポート

1. テスト環境

ハード構成(1998年5月1日現在)
 CPU:Pentium2/350MHzを392MHzにOverClock (FSB112MHz×3.5)、 マザー:ASUS P2B、 メモリ:SD-RAM 128MB PC100、 HDD:6.4GByte



2. HDBENCH
HDBENCH Ver2.279を使用して測定しました (1024*768フルカラーでテスト)
動作クロック 100MHz×3.5
350MHz
103MHz×3.5
360MHz
112MHz×3.5
392MHz
CPU:浮動小数点 24458 25138 27336
CPU:整数演算 22419 23030 25056
ビデオ:短形 9126 8152 9155
ビデオ:円 5185 5297 5951
ビデオ:テキスト 4860 4876 4916
ビデオ:スクロール 35 35 35
350MHz時に対し、約110%のアップです。ほぼ、動作周波数に比例してます。

HDBENCH Ver2.560を使用して再測定しました(1024*768フルカラーでテスト)
動作クロック 112MHz×3.5
392MHz
CPU:浮動小数点 19828
CPU:整数演算 25043
メモリ 20713
ビデオ:短形 9182
ビデオ:円 5378
ビデオ:テキスト 4904
ビデオ:スクロール 33
DirectDraw 7
HDD Read 8056
HDD Write 4715
バージョンの違いからか、結果に違いが出ています。


3. Superπ
Superπ Ver1.1を使用して測定しました。
動作クロック 100MHz×3.5
350MHz
103MHz×3.5
360MHz
112MHz×3.5
392MHz
参考
K6/233MHz
104万桁 5分26秒 5分26秒 5分02秒
52万桁 2分17秒 6分02秒
350MHz時に対し、約108%のアップです。演算結果保存のハードディスクに一番遅いドライブを使用した為か、HDBENCH程の差がありませんでした。


4. 動作倍率変更
 3.5倍以外の設定は出来ませんでした。この件は、各種雑誌等で報告されていますが、440BXチップセットによる制限が掛かっている為です。一部のマザーボードでは変更可能との事ですが、ASUSのP2Bで出来るかは不明です。


5. CPU発熱対策
 CPU自体の発熱量に大きな変化は無く、CPU付属のINTEL純正品で十分対応できました。よって、特に対策していませんがATX電源ファン変更等して有り、ケース内の換気状態は購入時より良好です。


6. その他
 FSBが上がったことで、チップセットや拡張カード類の発熱が問題のようです。特に、チップセットは非常に熱くなります。標準でヒートシンクが取り付けられていますがOverClockには不充分です。よって、ファンを追加してチップセットとビデオカードを冷却しています。ASUS、P2Bの場合、3つまでのファンを監視することが出来、やす坊の場合はこれで3つファンを使用しています。
 1:ATX電源ファン(標準ファンを交換)
 2:CPUファン(CPUクーラー参照)
 3:今回追加したチップセット冷却ファン
尚、5インチベイ取り付けのハードディスククーラーは常時使用していません。