PC100非対応メモリをFSB100MHz超で動かす

1. ハード構成(1998年5月21日現在)
 CPU:Pentium2/350MHz(FSB103MHz×4.0)、 マザー:ASUS P2B、 メモリ:メルコ製VSF-64M SD-RAM×2枚、 HDD:6.4GB IDE


2. テスト状況
 何も考えず、DIMMソケットにVSF-64Mを2枚差し込んで電源投入。BIOSはSPDではなく、手動設定で最速に設定してあるままで、立ち上げを試みる。


3. 結果
注! ここでの安定動作とは、HDBENCH及びSuperrπ104万桁計算が正常に終了した範囲での結果です。長期的な安定動作確認は行っていません。

 な!なんと。まったく問題無く起動しました。メモリの認識も問題無し。HDBENCH ver2.560を使用してデータを確認しましたが、増設前と特に変化無し。つまり、メルコ製のVSF-64MはFSB100MHzで問題無く動作している事になります。これは、嬉しい!。しかも安定性も問題無し!使えないと思ってPC100対応メモリを購入したのに、必要ありませんでした。しかも、結果的にやす坊マシンのメモリは合計256Mと、ものすごい事になってしまいました。ただ、メルコ製VSF-64Mは比較的新しい製品ですので、メモリ素子自体が優秀かも知れません。


3.発見!
 SPDはメモリタイミングを適切に設定できるよう、情報の入ったROMの事を言い、PC100対応メモリに付いています。しかし、やす坊は発見しました。メルコ製VSF-64Mは100MHzクロックマザーの無い時代に購入したのに、SPDが搭載されています。しかも、現在のメルコ製品カタログをみると、SPD対応となっています。発売当時はそんな情報は何処にも無かったのに! もっとも、当時SPD対応と宣伝しても意味ありませんが (^_^;)

 右上にSPDが付いています。勝手な憶測ですが、もしかしたら速度そのものは66MHzでも、その他はPC100規格先取り?しているのでしょうか?つまり、他の66MHz用メモリより、クロックアップ耐性が高い?メモリ素子はNEC製D4564841G5-A10-9JF×8個



 PC100対応品の128Mです。右上にSPDが付いています。メモリ素子はLGS製GM72V66841CT7J×16個