![]() −− ![]() ATX電源の製作 -Version2- |
1.今回の製作目標 ケースを交換した際、とりあえずケース付属のATX電源を使用していましたが、やはり満足出来ませんでした。(-_-;) 今回は前回同様、市販のスイッチング電源を用いてATX電源を構成しますが、折角だからちょっと目標を立ててみました。 【大容量化】 Power Supply Design Guide Revision 2.01(詳細はこちら→Form Factorsorg)にも記載されていますが、+12V系の強化が必須となってきています。同じ電力を得るには、高電圧の方が消費電流が少ないのでCPU等、大電力を必要とする機器は+12V電源を利用する事が増えています。今後は、+12V容量が対応CPUを左右する事になりそうです。従って、前回の出力13A(150W)から大幅に容量アップする事を目標とします。 【小型化】 前回は駆動回路におまけ?回路を搭載したり、手持ち部品を流用した結果、大型化してしまいました。今回は大容量化を行う事により、前回以上の大型化が想像されます。少しでも小型化が出来る様、駆動回路や端子台等を見直したいですね。 【低騒音】 市販ATX電源でも話題となっておりますが、やはり静音化は必須でしょうか。元々うるさいマシンですが、ケース外設置の電源がうるさいのは致命的ですからね。 ただ、大容量化を前提に、前回同様にファンレスで構成出来るかはちょっと疑問。。。 2.電源仕様・その他 −電源部−
−制御回路部−
−自作ATX電源Ver2 回路図−
3.電源の製作
4.最後に 前回の製作は初めてだった事もあり、見栄え良く作る事が出ませんでしたが、今回はまずまずの出来でしょうか。制御回路の小型化や+12Vの大容量化が達成でき、今後のCPU交換や周辺機器増設時も改造する事無く対応が出来そうです。 5VSB電源の露出さえ何とか工夫すれば満足の出来る仕上がりになりそうです。 さて、肝心の使用感ですが、全く問題なしです。 8台のHDDにAthlon64の組合せでも電源系のトラブルは全く発生していません。強いて言うならば、+12V電源の強制冷却ファンの動作音が大きい事でしょうか。制御回路で回転数を落として使用していますが、元々動作音(風切り音、軸受けの振動等)が大きい、使えんファンの用です。時期を見て、静かなファンに交換したいですね。 ![]() |