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更新日 | 更新内容 |
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1999年02月02日 | Aopen AX6BC Type-R改造記録です。 T クロックアップの基本と原発乗っ取りの必要性 U 原発乗っ取りの方法 V Aopen AX6BC Type-Rの原発乗っ取り |
1.OverClockの基本と原発乗っ取りの必要性
1. OverClockの方法について
ベースクロック、及び倍率変更によるクロックアップが基本です。 CPU動作周波数=FSB×倍率
つまり、FSB、倍率が任意に設定できるマザーであれば、すぐに実験する事が可能です(改造不要)。その後、更に上を求めたり、安定性を改善する為に電圧アップや冷却強化等の改造を行うことになります。
2. AOpen AX6BC Type-Rマザーの場合
下記ベース周波数、倍率設定が可能です。(BIOS上にて非常に広範囲な設定が出来るマザーです)
FSB (MHz) |
66.8 | 68.5 | 75.0 | 83.3 | 100 | 103 | 112 | 117 | 117 | 124 | 129 | 133 | 138 | 143 | 148 | 153 |
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PCI Clock (MHz) |
FSB 1/2 | FSB 1/3 | FSB 1/4 | |||||||||||||
AGP Clock (MHz) |
FSB 1/1 又は FSB 2/3 任意設定可能 |
倍率 | 1.5 | 2.0 | 2.5 | 3.0 | 3.5 | 4.0 | 4.5 | 5.0 | 5.5 | 6.0 | 6.5 | 7.0 | 7.5 | 8.0 |
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つまり、この設定が全て有効と考えれば
CPU動作周波数下限=ベース周波数66.8MHz×1.5=100MHz
CPU動作周波数上限=ベース周波数153MHz×8.0=1224MHz
BIOS設定変更のみで、任意の組合わせが実現できます。 注意! 単に組合せの話しです。実際に動作するかは別問題です。
3. 何故、原発乗っ取りが必要か?
BIOS設定変更では、設定周波数に限界があります。例えば、ベース周波数103MHzでは動作するが、112MHzでは動作しない場合、103MHzで諦める事になります。でも、110MHzでは動作するかも知れません。このように、設定範囲外の周波数を設定出来る様に改造する事により、限界への挑戦が可能となります。これが原発乗っ取りです。
2.原発乗っ取りの方法
1. 原発乗っ取りの方法
簡単に言えば、基準となる水晶発振子を交換する事です。例えば、標準の水晶発振子(14.318MHz)を16MHzに交換する事により、ジャンパー設定値より約1.12倍の周波数を得る事が出来ます。しかし、この方法はベース周波数以外のクロック信号も同じ倍率で変化させてしまう為に不具合が発生します。周波数が変化する事により、不具合が生じるクロックには14.318MHz(基準クロック)、24MHz(FDD用)、48MHz(USB用)があります。原発乗っ取りを成功させる為には、これらの周波数を固定させる為にマザー外部よりクロックを供給する必要があります。外部供給方法には色々ありますが、やす坊は安定性重視の観点から3.3Vレベルでの供給が可能なTurboPLLを使用しました。 TurboPLLは、廃人の庵のWebMasterであるヒロ坊さん開発された、クロック発生基板です。
2. これが入手した TurboPLL-01です
詳細は、ヒロ坊さんのHP、廃人の庵を参照して下さい。 ←詳細はここ! |
この基板に電源を供給するだけで、14.318MHz3系統、24MHz、48MHzクロックを得る事が出来ます。その上、14.318MHzの可変クロック出力もあり、この基盤1枚で原発乗っ取りと可変クロック化がまとめて実現できる、スグレモノです。
3.Aopen AX6BC Type-Rの原発乗っ取り
1. TurboPLL0-1を接続する
@14.318MHzは2箇所へ供給します。 ・出力1はチップ抵抗R99を除去したPLL-IC反対側パターンに接続。 ・出力2はチップ抵抗R97を除去したPLL-IC反対側パターンに接続。 A24MHz出力はチップ抵抗R114を除去したPLL-IC反対側パターンに接続。 B48MHz出力はチップ抵抗R115を除去したPLL-IC反対側パターンに接続。 C可変クロックはチップコンデンサC161のPLL素子側へ接続。 |
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配線は極力短くなる様にします。 | |
・改造完了状態です ASUS P2Bの改造と違い、格好良く仕上げる事が出来ました。 改造なれしたのでしょうか(^_^;) |
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・GNDパターンのあるマザー取付穴を利用して金属スペーサーで取付。 |