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1. OverClock
ベースクロックを上げ、CPUをパワーアップする。この為にはCPUクーラー自作3号が絶対必要。OverClockに詳しい人は知っている事ですが、OverClockの問題の一つはCPUの発熱対策です。
目標スペック
@第一段階 FEXT'97の導入によるベースクロックアップ
A第二段階 CPUクーラー完成後にチャレンジします。
2. 改造テスト
デジタルオシロにてFEXT'97の動作確認中。測定環境 デジタルオシロ:横河DL-1200
GIGA-BYTE GA-586ATXです。
写真左:PLL回路周辺(IC左の銀色の部品が撤去される前の水晶発振子です。写真右:マザーボード全景(改造前)
3. FEXT'97PLL
写真左:コントローラー部、写真右:オシレーター部
4. 改造1 ASUS TX-97編
OverClockは現在使用しているマザーボードをターゲットに実施する事にしました。 特に理由はありませんが、お気に入りのマザーを改造し、動作させる事はとってもうれしい! ただ、それだけです。はい。
1. 写真はありませんが、TX97の場合、PLL素子は下記形式の素子が使用されています。ICS社
9169CJ-272 (9737) CT750012 32ピンタイプ。一般的に改造報告されている28ピンのW48C60とはだいぶ違うようです。
2. とりあえず、水晶発振子を外し、クロックの乗っ取りを実施し、ベース66MHzで起動。Rev3.01基盤では、IDEソケット側に接続したら動作しました。
3. PLL素子の各ピンをシンクロ測定し、マザーに使用されているクロックを調査。調査中、マザーの動作がおかしくなる。測定時にショートしたか?(原因不明)色々やっているうちに、電源すら入らなくなってしまった。最悪だ!
以上でちゃんちゃん!です。
まあ、こんな改造すること自体、壊すのと紙一重ですから。良い勉強したと思って。。。。だあー! もったいない。まあ、みなさんもこんなもんだと想ってチャレンジして下さい。私の場合、仕事を兼ねたパソコンの為、被害が大きくなってしまいました。みなさんも、お金に余裕があったら余ったパソコンでチャレンジしましょう!
5. 改造2 GigaByte GA586ATX編
そんな訳で、懲りもせず2度目のチャレンジとなりました。ターゲットは昔(と言っても半年ぐらい)使用していたマザー。Rev1.20基盤
1. PLL素子は下記形式の素子が使用されています。PhaseLink社
PLL52C62-01XC なんと48ピンタイプ。
2. とりあえず、水晶発振子を外し、クロックの乗っ取りを実施し、ベース66MHzで起動しよとしたが、BIOSすら起動せず。試行錯誤の結果、アッテネーターを入れ、PLL−IC側の端子に接続して起動しました。アッテネーターは資料として公開されている値とは違い、470オーム、220オーム、0.001MFを使用しました。
3. PLL素子のピンピッチがTX97の半分のピッチと狭く、また、仕事上このマザーは壊せない、と言う理由により、これ以上の改造を中止しました。
4. この状態で、リセット周波数66MHz、リセット期間30秒、デフォルト68MHz迄動作を確認。つまり、CPUは68×3.5=238MHz動作。但し、このテスト方法ではFDCコントローラー、ISA/PCIバスクロック等も同期して上がる為、これ以上のクロックアップは危険と判断。別途必要な外部クロックを外部回路で作成、供給出来るようになってからにします。
今回は日程上、ここまでのテストとなります。
6. 今後の改造
仕事に影響がでるのはやっぱり困るので、他のマシンを用意してやりたい。勉強をかねて、安いマザーとPentium133MHz(もう売ってないかな?)でやりたい。 メモリ、ビデオカード、HDD等余ってるのでかなり安く構成できるけど。。でも、お金がない。やっぱり、お金を掛けて楽しむ内容ではないと思うので。
まあ、ゆっくり考えて今後のチャレンジに望みます。