1.ASUS A7M266にCPU倍率変更DipSwitchを取付ける 2001/02/03

1.ASUS A7M266(DipSwitch無)を改造する
 A7M266にはA7Vで話題となった倍率変更DipSwitchが取付けられておりません。BIOS上にもメニュー項目としてはありますが、現状の1002では変更できません。恐らくBIOSで完全対応する予定でDipSwitchを取付けなかったのでしょう。(まさか、圧力? いえいえ、前向きに解釈しましょう^^; )基板上にはDipSwitch取付けパターンがありますので、取付けは容易です。但し、DipSwitchを取付ければ完了とはいかず、若干の改造が必要です。

 詳細はiwaoさんのWebSiteを参照ください。   やす坊も参考に、と言うより真似させていただきました。^^;




2.ASUS A7M266を改造する 2001/02/03

1.DipSwitchを取付ける
 マザーの端にDipSwitch取付けパターンがあります。5連のDipSwitchを購入して取付けます。
まず、半田吸い取り線等でパターンを塞いでいる半田を綺麗に除去します。除去後はアルコール等でフラックスを除去しましょう。後はDipSwitchを半田付けするだけです。この作業は比較的簡単に行えます。
   DipSwitch取付け完了


2.DipSwitchを有効にする為、抵抗を交換する
 残念ながら、DipSwitchを取付けただけでは倍率変更は出来ません。詳細は、iwaoさんのWebPageに記載されていますので、まずはそちらを良くお読みになって理解してください。
RN19/RN20の抵抗値を56オームに変更すれば良いのですが、やす坊の場合ジャンクマザーがAX6BC/Type-Rしか無く、56オームの4連抵抗アレーを用意する事用意する事が出来ませんでした。パーツショップにも無いので、腹をくくって1/8Wカーボン抵抗で代用する事にしました。何せパターンが小さく、抵抗の足の太さとランドの大きさとどっちが大きいのか?なんて考えながらの作業です。RN19/RN20の内側は接続されているので、まずRN20をRN20の外側と、RN19/RN20の内側を交互に使って半田付けします。次にRN19はICのU40に接続されているので、U40の足とRN20で接続した抵抗の足に半田付けします。まるでバラック配線の様ですが、何とか完成です。
   56オームx8個取付け完了

 この改造は難易度が非常に高いです。半田付けに自信が無い方は止めた方が無難でしょう。


2.完成です
 当然ですが、CPUはL1クローズしてある事を確認して下さい。L1クローズされていないCPUは倍率変更できません。取付けたDipSwitchの設定はマザー上に印刷されておりますが、分かりにくいので下記に記載します。SW5をONにしないと倍率設定が無効となりますので、注意してくださいね。

倍率 SW設定
SW1 SW2 SW3 SW4
×5.0 ON ON OFF ON
×5.5 OFF ON OFF ON
×6.0 ON OFF OFF ON
×6.5 OFF OFF OFF ON
×7.0 ON ON ON OFF
×7.5 OFF ON ON OFF
×8.0 ON OFF ON OFF
×8.5 OFF OFF ON OFF
×9.0 ON ON OFF OFF
×9.5 OFF ON OFF OFF
×10.0 ON OFF OFF OFF
×10.5 OFF OFF OFF OFF
×11.0 ON ON ON ON
×11.5 OFF ON ON ON
×12.0 ON OFF ON ON
×12.5 OFF OFF ON ON
  
SW5 内容
ON ENABLE CPU FID
OFF DISABLE CPU FID