1.KT266Aチップセット 2002/01/16

1.熱くない!KT266A でも、OverClock時には熱くなる?KT266A(爆)
 DDRメモリ登場以来、AMD760を好んでいた私ですが、初のAthlonマザーに使用されていたKT133の貧弱さ故、今回KT266Aを選択する際にはかなり悩みました。^^; でも、驚く事にノーマル状態でFSB150MHzを軽くクリアするではないですか! 発熱もADM760と比較にならない程に少ない(爆)ですが、温度上昇による高FSB状態での安定性低下は否めませんね。
KT266AはKT266の改良版でメモリ周りが改善された様ですが、OverClock耐性はどうなんでしょうね?少しは変わったのでしょうか?

 とにかく、OverClockの基本とも言える?、チップセットの冷却を行い、高FSB環境への準備をしましょう!



2.KT266Aチップセットを冷却する 2002/01/16

1. 純正のヒートシンクです
金色に輝くヒートシンクです
昔愛用していたメーカーのマザーは熱伝導テープも、グリスも使用せず、ただ載せているだけ!なんて事も有ったのですが。。。

さすがGigaByteですね。ちゃんと熱伝導テープで熱結合してありました。
ノーマルで使用する分には発熱も僅かですので、ファン無しのヒートシンクでも十分ですが、今回はこのヒートシンクをファン付きに交換します。


2. ファン付きヒートシンクを製作、搭載します
このファン付きクーラーは先日まで愛用していたGigaByte製GA-7DXRに搭載されていたファンです。

今回は、この廃品を利用してGA-7VTXH用ファンを製作します。

製作方法
 1. ファン固定ビスを取り外し、分解する。
 2. 純正ヒートシンクに取り外したファンをビスで固定する。
以上です。簡単でしょう^^;

純正ファンにビス止めする際、ビスの当たる部分のヒートシンクをペンチで若干広げてビスが入るようにする事がコツです。広げすぎると、ビスが締まらない、フィンが折れる等のトラブルに!
さて、問題はファンの電源をどこから取るかですが。。。

 おや、NB_FAN(NorthBrigeFAN)と記されたパターンが有りますね。
テスターで確認した結果、DC12Vが供給されています。
発熱を考慮、または他社との差別化を図るため、でしょうか?設計当初はKT266Aをファン付ヒートシンクで冷やすつもりだったのでしょうか??


折角ですので、この電源端子を利用して、すっきり配線する事にします。
パターンの半田を除去して、ピンを立てます。

このピンもファン同様、GA-7DXRより取り外して利用しました。
廃品のマザーが無くても、電子パーツ屋さんが近所に有れば、見つける事は難しくないと思います。
完成です。

どうですか。いかにも純正ぽい所が良いですね。
私には珍しく、綺麗に仕上がりました。


3. 効果の程は?
 現在FSB150MHz(CPU倍率変更以外は全てノーマル状態、BIOSはTopPerformance、メモリCAS#2)にて常用しています。KT266Aチップは相変わらず熱くはなりませんが、FSB150MHzにて安定しております。Final Realityや3D Mark2001等の各種ベンチマークを連続実行させてCPU負荷を高めても問題が無いようです。
ファン取付前より明らかに高FSBでの安定度が増した様ですので、今後が楽しみです。(爆) でも、FSB150MHz以上は、電圧アップなどの改造が必須ですね。^^;