”北欧概略地図”
〔観光ルート〕
@フィンランド(ヘルシンキ→アラウンコ→タンペレ→トゥルク)
Aバルト海(トゥルク→ストックホルム)
Bスエーデン(ヘルシンキ)
Cノルウェー(ベルゲン→ボス→ミュールダール→フロム
→ソグネフィヨルド→ブリクスダール氷河→ゲイレンゲルフィヨルド
→ゲイランゲル→ロム→リレハンメル→オスロ)
Dデンマーク(コペンハーゲン→北シェラン島→コペンハーゲン)
〔交通機関〕
・飛行機(9回)・・・30年間無事故のFinnairを利用
・船舶(4回)・・・シルバーライン、シリアライン、フィヨルド(2回)
・鉄道(2回)・・・ベルゲン鉄道、フロム鉄道
・バス(4回)・・・合計、約1600Km
@フィンランド(ヘルシンキ・タンペレ・トゥルク・・・2泊・・・)
ヘルシンキ大聖堂(ルーテル派)
Finnairがロシヤ国境を通過すると間もなく、眼下に無限の湖水、いや湖水の中に陸地を見るような景色が果てしなく続く。
フィンランドは湖水以外に何も無いのか、間もなくしてヘルシンキ・ヴァンター空港に着陸、
成田より10時間のフライトであった。
ヘルシンキ入りし、先ず目につくのが、この美しい大聖堂。
波止場近くのホテルからは対岸のエストニア(タリン)行きのフェリーが見える。
夕食までの空き時間を使って、市電で市内を一回り(240円で1時間以内乗り放題)。
首都としてはシンプルで清潔な町並み、この国の歴史と人口(約500万)からうなずける。
テンペリアウキオ教会(ヘルシンキ・1969完成)
この教会は、別名ロックチャーチと呼ばれ、小高い丘の岩盤をえぐって、
採光の屋根を付けたもの。内部は岩盤むき出しだが、自然の懐に抱かれた感じです。
素晴らしい音響効果で、コンサートも行われる。
バスで市内の名所・旧跡を見学、ロシア統治時代(1800年代)に建設された都市の名残があり、
どこかの国のようなバブルの名残はない。
フィンランドの人は、必要以上の華美を求めず、隣国の搾取にもめげず、
あくまで自国の自然(資源)すなわち森と岩盤と湖水と共にあるように思えた。
だから彼らは、週末に湖水の別荘でサウナに入り、釣りをするのだ。
タンペレ市街風景(SOKOS HOTEL ILVESより)
ヘルシンキの北方約200KmのTampereへは、バスでSUOMIの国の農村を眺め、
観光船で湖水をめぐりつつ、夕刻到着。Tampereは、人口18万であるがフィンランドでは大都市である。
ふれこみは”大自然に浮かぶ文化都市”で、1779年国王グスタフ3世が提唱、
湖と湖の間に、森林の懐に理想郷の建設を進め、その後、湖水の高低差を利用した水力発電で
工業の発展と共に豊かな心が育んだ文化都市に発展した。
湖水に囲まれ、美しく、総てが調和したフィンランド自慢の都市であった。
観光スポットは、タンペレ大聖堂・ムーミン谷博物館・湖水巡り・遊園地の展望台・・・など。
トゥルクの象徴は13世紀に建てられたこの”トゥルク城”
タンペレから一路田園高速道をトゥルクヘ、ツアーコンの配慮でシベリウス作曲の
”フィンランディア”のCDが流れ、車窓に広がる田園(牧草と麦畑)風景、
行き交う車もほとんど無く約150Kmの快適なドライブでした。
トゥルクはヘルシンキ、タンペレに続く第3の都市。1812年帝政ロシア支配までは首都。
トゥルク城はスエーデン侵略に備えた要塞です。
他のヨーロッパの古城ほど大きくないが、丸石を積んで土で固めた城壁は素朴であるが味わい深く、
また、300年間も続いた増改築から中世のフィンランドの苦難が伺える。
ヘルシンキの朝市 | 湖水の洗濯場 |
アラウンコの波止場 | トゥルク城の中庭で |
マーケット広場 | 旦那衆が絨毯をごしごし |
湖水巡りの遊覧船 |
内部の見学は1時間 |
 |
 |
 |
 |
Aバルト海クルーズの旅(6万トン豪華フェリー・1泊・11時間)
"バルト海の朝"
トゥルク発20時のシリア・ラインで海路ストックホルムへ。さすが6万トンの豪華フェリー、
13階建てのホテルががそのまま滑り出したよう。21時バルト海の夕日に映える島々を眺めながらディナー(スモーガズボード)。
誠にゆったりした素敵な船出である。この業種も競争厳しく、飲み物は今回から飲み放題との説明。
船内は、バカンスシーズンでもあり大盛況、カジノ・ダンスホール・スーパー・スナック・サウナ・プール・・・まるでレジャーランド。
バルト海の朝は早い、船窓からの眺めも、小島が幾重にも、果てしなく、そして別荘にヨット。
北欧人の豊かな文化を思う。
バルト海ディナー | 別荘にヨット |
ダンスホール | シリアライン |
夕日に映える島々の中で | 沢山の島々、 NAVIがないと迷子に |
ここだけは西欧人が独占 |
ストックホルム港で、 車が小さく見える |
 |
 |
 |
 |
Bスウェーデン(ストックホルム デイツアー)
"20世紀の名建築、ストックホルム支庁舎"
ストックホルム観光は、ご自慢の市庁舎観光から始まる。続いて王宮・ドロットニングホルム宮殿・
旧市街ガムラスタンなどを見学した。
特に中央駅近くにある市庁舎は、優雅で厳粛な気品を漂わせ、メーラレン湖畔にその姿をうつし、
水の都ストックホルムにふさわしい。1923に完成し、北欧中世風のデザインとかで、
市庁舎というよりも宮殿か古城を思わせる。内部に入ると”青の間”と呼ばれる大広間で、ここでノーベル賞受賞祝賀晩餐会が行われる。
都市の規模からすると立派で大き過ぎるが、80年経った今も市民に広く親しまれ、今後何百年も立派に機能して行くと思われた。
観光後、ストックホルム・アーランダ国際空港よりベルゲンへ。
青の間 | 黄金の間の壁画 |
ドロットニングホルム宮殿 | 宮殿の庭園 |
ノーベル賞受賞 祝賀晩餐会の会場 |
1900万枚の金箔モザイク で飾られ、豪華絢爛 |
バロック様式風、 16から17世紀に建造 |
北欧のベルサイユ |
 |
 |
 |
 |
Cノルウェー(ベルゲン・フロム鉄道・ソグネフィヨルド・ブリクスダール氷河
.........・ゲイランゲルフィヨルド・ダレスニッパ展望台・リレハンメル・オスロー、4泊)
"欧州最大のノソグネフィヨルドにて"
この旅の最大の狙いは”ファンタジーの国ノルウェー”である。古都ベルゲンを始点に、
フィヨルド地方に分け入り、リレハンメルをへてオスローまでの約1000Kmのバスの旅であった。
バスはBillさんの所有?で、スエーデンからバスごと出稼ぎ?に来た模様。
これらの地方は、ガイドブックによると、1年の2/3は雨模様という。しかし、予想に反してフィヨルドの神は、
大歓迎、行く先きざきで好天に恵まれラッキーであった。
ノルウェーの人は、今でも自然の恩恵を受け、自然の営みの中に生きているように思えた。
あなたもどうぞ、この写真で”ファンタジーの国ノルウェー”を感じて下さい。
フロイエン山から望む ベルゲン市街
| ショースフォッセンの滝 |
ゲイランゲルフィヨロド |
ダレスニッパ展望台 |
12〜13世紀まで首都、 フィヨルド地方ヘの玄関口 |
欧州一の絶景、 フロム鉄道 |
フィヨルド最深部、 両岩壁は見事な滝また滝 |
1400m山頂から ゲイランゲルを望む |
 |
 |
 |
 |
迫り来る氷河
| 湖面には残氷も |
虹をくぐり氷河を 目指す |
ブリクスダール氷河観光 |
素晴らしい車窓の風景 |
この氷が解けて 冬の訪れか? |
「ブリクスダール氷河」)
|
1800年代は英富豪、 今はJap |
 |
 |
 |
 |
ノルウェー山間部風景
| リレハンメルジャンプ台 |
バイキング船博物館 |
フログネル公園 (ヴィーゲランの彫刻公園) |
美しさのあまり 大歓声 |
夏季の特訓中、 スタートラインにて |
1904年に発掘された 800年代の女王船 |
テーマは人間の一生、 味わい深い彫刻 |
 |
 |
 |
 |
Bデンマーク(コペンハーゲン、2泊)
"コペンハーゲンのシンボル人魚姫と対岸の風力発電機"
デンマークは工業国に変貌しているというが、コペンハーゲンを見る限り、
今なお北欧ルネッサンスの建築美(外観は昔のまま)を誇っている。無秩序な市街地開発などありえない感じ。
歩行者天国ストロイエ・チボリ公園・ビーチ・宮殿など
夏のバカンス真っ盛り。人魚姫の対岸の工業エリアには、巨大な風力発電機が林立していた。
聞いてみると、全国で5000基が稼動中で、全電力の5%を占め、風力発電機のシェアは全世界の60%
(ちなみに日本は100KW以上の風力発電機は23基)と言う。
歴史・文化を大切にし、環境面への配慮も忘れない。デンマークは面積は狭いが、心は広いように思われた。
ロイヤルヨットハーバー
| 船員街ニューハウン |
歩行者天国の大道芸 | デンマーク製 電気三輪車 |
ヨットも港もハイセンス |
町並みは昔のまま |
陽気な芸人、陽気な観客 開放感に満ちたバカンス |
このミニカーが唯一 デンマーク産(正面の2台) |
 |
 |
 |
 |
今後も、楽しい旅の想い出をこのページに掲載します。お楽しみ下さい。
I publish the recollection of an enjoyable trip in this page. Please have fun.
日本語の最初のページに戻る
*******
******
|