98年12月6日(日)、愛知県人形劇フェスティバル

元手風琴メンバー、Oさんの感想です。

昨日はお疲れ様でした。 とても綺麗な会場で、観客の入りも大盛況でよかったですね。 久しぶりに生の劇が見れて、昨晩は興奮してなかなか眠れませんでした。
娘のあずさ(4歳)とみなみ(1歳9ヶ月)を連れて行きました。 みなみは会場に着くまで車の中で眠っており 会場に着いた時は寝起きで、しかも会場内の非日常的な雰囲気に 興奮して泣き出してしまいました。 これは観劇どころではないかな・・・と思いましたが かえる君が出てきたとたん泣き止んで、食い入るように見ていました。
「紙ひこうき」の人形たちはとてもきれいにできていますね。 感心してしまいました。 かたつむり君の動きなんかもとてもリアルで良かったです。 ただ場面展開がぎこちなくて、ちょっと間延びした感じでした。 出使いでこどもの集中力を人形に集めるのも難しいと思います。
ちんちろさんは手風琴にいた頃より、芝居のうでを上げたのでは?! (なあんて私が偉そうに言うことではないけど) 「モアイ君」のとぼけた感じがとてもよかったです。 人形もとても丁寧に作ってありましたね。 最後、モアイ君に体をくっつけて帰っていくところは 奇想天外で、なんともユーモラスで楽しかったです。 今度は効果音に凝ってみてはいかがでしょう? 一人芝居なのでいろいろ工夫しなくてはならないし 大変なことも多いでしょうが、がんばってください。
幕間のパネルシアターは季節的にもよくあってましたね。 1本おまけに見れたようでなんだか得した気分です。 準備の都合でしょうが、そでのほうに追いやられていたのが 残念です。 歌詞が中央にあったので、そっちに目がいってしまって せっかくのパネルシアターに集中できませんでした。 思い切って歌詞をやめて、「かんたろー」だけ観客にいわせて おやっちゃんペースで歌いながら進めていってはどうでしょう。 もっといい「かんたろー」になると思います。
「とんがらし」さんはさすがですね。 あのテンポの良さ、人形の動き、台詞回し、どれをとってもすごいです。 あずさに何が一番おもしろかった?って聞いたら 最後の腹話術だそうです。 あれは、大人の私でさえ声を出して笑ってしまいました。
最近子供向けのアニメなんか、かなり早口で何を言っているのか よく分からないものもありますが 子供たちはそれなりに楽しそうに見ているので いまどきの子供にはあのくらい早いテンポの方がいいのかな なんて思いました。
3本ともかなり良くできたお芝居でハイレベルな公演でしたね。 本当にお疲れ様でした。 ああいう晴れ舞台を見ていると人形劇っていいな・・・ と思ってしまいますが、日ごろの地道な練習なくしては ああはいきませんよね。 まだまだ自分の時間を持つのは難しい私には あこがれの的です。
これからもぼっくりさん、おやっちゃん二人仲良く 楽しい人形劇を作り続けていってください。 またなにかの公演の時は、お知らせください。

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