共済が最高?
99/4/16
CFP 光森司
最近、「共済がいいのですか?」よく聞かれます。新聞や雑誌でもそう書いてあることが多いです。しかし、本当にそうでしょうか?
確かに共済は、ある程度の金額で、保障もしてくれ、割戻金もある。
しかし、貴方はなにを求めてその共済に入るのですか?病気?けが?死亡?多くの方は入院と死亡の保障が目的だと思うのですが、それぞれについて考えてみましょう。
まず、死亡時の保障ですが、私が今まで見た共済はすべて事故の時が多く払われ病気の時はわずかしかでません。しかし、事故の時はお金がたくさん必要で、病気の時はそれほど必要ないのでしょうか?どちらの場合も同じだけ必要だと思います。それに事故の場合は、自動車保険や加害者からでることも多いでしょう。
続いて入院時の保障ですが、こちらもほとんどの場合けがの入院の方が多く病気は少ないです。しかもその保障は60歳から65歳迄しか継続できず、その後はけがだけか、ほんのわずかな入院保障だけになり70歳を越えて病気の保障のある物は私の見た中にはありませんでした。しかし、年をとれば病気の保障はいらなくなるのでしょうか?若いときよりも危険が大きくなっているのではないでしょうか?
上記の点から考えたときに共済に加入する際には他の保険が有り、その上乗せで加入するならよいと思いますが、自分の保障を共済だけでカバーしようと思うのは怖いと思います。
もし、入院の保障がほしい人が共済に入った場合
こちら
に書いたように、最初は高くてもトータルで見ればかなり得をする保険もありますので、よく考えて加入することを勧めます。
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