謹 賀 新 年

平成20年元旦

旧年中は色々とご支援賜りありがたく存じました。
本年も消費者サイドの欠陥住宅排除運動を展開いたす所存ですので
ご指導ご鞭撻のほどをお願いいたします。

<正す会通信・・・その49> 欠陥住宅排除の施策に逆らう
                  手続き緩和を求める業者の声
 阪神大震災や姉歯偽装問題を機にあいついで欠陥住宅防止の施策が打ち出されました。住宅品質確保法や建築基準法の改正強化、住宅瑕疵担保責任履行確保法の制定などこの線に沿う諸法令が出され、裁判の面でも消費者の悲願であった『取り壊し建て替え損』を認める最高裁判決など、数々の消費者サイドの判例が打ち出されております。当会が発足した30年前に比べれば全く隔世の感があります。しかし欠陥住宅は根絶されず今なお多くの被害が発生しており、これを防止しようとして改正強化された確認申請手続きの厳格化に対し、生産者側からはその為に全体の生産戸数が落ちたと早くも緩和を求める声が出され、着工戸数の落ち込みは日本経済の沈滞を招くなどと政治家までが大合唱をしています。しかしこれは問題のすり替えであり、強化された規制の中で手続き自体の円滑化を図ることが正論であり、消費者サイドを貫く道であると考えるべきです。

欠陥住宅を正す会では毎月の東京・大阪の例会で、欠陥住宅の専門家・体験者らによる相談会を行っています。お困りの方に当会のご紹介をお願い致します。また欠陥住宅問題についての論説、ニュース、学習記事、判例などを満載したホームページも作っており月々更新しています。ぜひご覧いただくようお願いします。

欠 陥 住 宅 を 正(ただ) す 会
(旧称 住宅のクレームに悩む消費者の会)
代表幹事 澤田 和也
(体験者・弁護士)

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