03 年に観た映画
バッドボーイズ 2バッド:
(12/3/03)
ウイル・スミスとマーティン・ローレンスのマイアミ市警、麻薬捜査二人組が、
ノー天気に大暴れする勧善懲悪、大アクションドンパチ映画だ。
設定は、なんか昔、TVでやってたマイアミバイスみたいだ。
見所は、イッパイだし、特にカメラワークやアングルがとてもよい。
特殊効果も効果的に使われていて、面白いね。なかなか、お金もかかってそうだ。
大画面の劇場で見る方が絶対に楽しめる。
ストーリーは、単純だなあと思ってたが、最後は、もうハチャメチャだ。
これは、マズイんでは?というくらいになってしまっている。
笑えるシーンもたくさんある。
アクションものだが、シリアスでなく楽しく観れる映画だ。
楽しいドンパチ映画が好きな人は、ぜひ劇場で観よう!!
キル・ビル Vol.1: 超B級映画マニアのタランティーノの渾身の作だ。
(11/5/03) 僕も、B級映画が好きなんで、前から観に行こうと楽しみにしていた。
ストーリーは、復讐だ。斬って斬って斬りまくるだ。
血しぶきが、タンクローリー一台分は、飛び散っているはずだ。
腕や脚は、トラック一台分にはなるだろう。
これ以上ないくらいに、無茶苦茶でハチャメチャでワヤクチャな映画だ。
監督が、好き放題、勝手放題に撮った映画だとしか考えられない。
自分が好きだったB級映画を、自分の好きなように作ったんだろう。
しかも、この Vol.1 は、ハリウッドのサムライニンジャ映画が主題だ。
日本文化を大大大誤解(ワザとか?)した、あのサムライニンジャ映画だ。
こんなに大規模なB級作品を作るとは、さすがネームバリューのある巨匠だ。
この映画を作るために、今までの作品を作っていたんじゃないかとさえ思える。
一言で、この映画を表すなら、タランティーノの趣味の作品だ。
ハッキリ言って、評価が真っ二つに割れる映画だ。
僕は、とても面白かったと思う。そうでない人もいると思う。
怒っている人もいるかも?
B級映画マニアはもちろん、オモシロがりな人は、ぜひ観に行こう!!!
04 年公開の、残り 3/5 の Vol.2
も楽しみだ。
そうそう、バイクに乗るときは、オニツカ・タイガーが流行るかも?
座頭市 : 勝新の座頭市が好きだから、観に行った。
(9/24/03)
監督 北野武、主演 ビートたけしだ。
外国の映画祭では、話題になったらしい(?)が、本当かな。
日本のマスコミが、大騒ぎしているだけとちゃうの?
中身は、面白い試みもあるし、まあ、面白い場面もある。
しかし、勝新の座頭市と比べると・・・。
この映画は、良くも悪くも、北野武
(いや、ビートたけしか?)の「座頭市」である。
僕は、洋画と邦画を区別しない。映画は映画だ。
この映画は、全体的につくりが甘い。
もっと時間をかければ、より良いものに仕上がったかも?
R15指定は何でかな?放送禁止用語が出てくるからか?
話題作が好きな人は、ぜひ観よう。
HERO : 今月は、まだ観てなかったので、別
に期待もせずに行った。
(8/22/03)
中国の秦の時代のお話。皇帝暗殺を謀る武術の達人が出てくる。
話が進むにつれて、引きつけられていく展開だ。
この映画の特筆されるべき点は、映像、特に色彩
の美しさだろう。
赤・黄・碧・白・緑・黒など、とても美しく、鮮やかな画面
の連続だ。
人間に色覚があって良かったなあと実感する。
それに、中国各地のロケ地の景色も雄大であったり、美しかったりで、
楽しめた。音楽も良かった。人民解放軍も総出演だ。
そして、武術の達人の話だから「剣」を極めるために精進しているんだが、
その極意が、とても強く心を打つものであった。
また、為政者、刺客の考え、行動が 、
とうの昔に忘れ去られた哲学に基づいたものであった。
感銘を受けた。日本、いや世界中で失われた哲学だ。
歴史に名を残す人物だけではなく、無名の「英雄」もたくさんいたと教えてくれる映画だ。
東洋人にしか作れない映画だと思う。
僕みたいに、ハリウッドのドンパチ勧善懲悪映画に飽きてきた人は、ぜひ観よう。
中国は、深い
ターミネーター3: 誰でも知ってる、アーノルド・シュワルツネッガーのあたり役T-101
が、
(7/15/03) 大活躍する。T-101 は、使命を果たすために、未来からやって来たサイボーグだ。
T2同様、ジョン・コナーの命を狙うターミネーターと戦って、
いろんなものをぶっ壊す。壊して壊して、壊しまくる。
観ているこっちが、呆れるくらいだ。
お話は、何か、前回と似ている所も多かったが、今度の敵は女性型サイボーグ。
こんな美人のなら、どんどん量産化して欲しいものだ。
もちろん、人間をターミネートする機能は、ナシにしてだけど・・・。
シュワちゃんが乗って、走り回るハーレーもポリスに変わってたな。
全体的には、T4への布石といった感じ、お話も映像も、ちょと物足りなかった。
それとも、僕が、ドンパチ大作を見過ぎなのかなあ?
シュワちゃんも前回の方が、カッコ良かった。でも、肉体はスゴイね。
やっぱり、大人を守るより、子供を守ったT2の方が感銘を受けるのか?
話題作が好きな人は観に行こう。
ミニミニ大作戦: 題名から、ミニスカートの女の子が・・・。
(6/25/03) と思った人は、ちょっと、拍子抜けかな。
学生の頃、ミニに乗っていたので、観に行った。
初代ミニが大活躍した前作と同じの原題は、”Italian Job”だ。
エドワード・ノートンが、悪役で出ている。
お話は簡単だ。泥棒がミニに乗って、LA の街を走り回る。
もっと前半からミニが走り回るのかと期待してたんで、ミニファンの僕には、
ちょっと物足りなかったが、普通の人には、十分かな?
現行ミニは、大きすぎて、 チョコマカ走ってても、あんまり可愛くないね。
BMW R1150RT、ちょっとだけ、DUCATI 748 , 749 (?)も出てくる。
何でか、スパイダーマンも・・・。
ミニ好きやカーチェイス好きは、観に行こう。
007/ダイ・アナザー・デイ: ハイテクマシーンが、イロイロ出てきて、痛快なんで、・・・。
(3/11/03)
今回の敵は、ちょっと話題にもなったが、北朝鮮の高級将校だ。
ボンドは、結構、ヒドイ目にあったりして、大変だった。
でも、時期が時期だけに、ちょっと怖かったりして、・・・。
しかし、日本でも同時公開にすれば、もっと話題性があったのにな。
中身は、痛快娯楽映画の王道を行くだけあって、
もう、てんこ盛りの幕の内弁当だ。いや、満漢全席かな?
展開も速くて、全然、飽きさせない。お約束も、ちゃんと出てくるし。
だれが、観ても楽しめると思う。そういう映画だ。
やっぱり、ジェームス・ボンドには、
BMWよりアストン・マーチンの方が似合うな。
レッド・ドラゴン:殺人鬼の映画は怖いんで、観たくなかったけど、仕方なく、・・・。
(2/12/03)
「羊たちの沈黙」以前のドクター・レクター(アンソニー・ホプキンス)が登場する。
そのライバルのFBI捜査官 (エドワード・ノートン)との関わり合いを軸に、
連続殺人犯のレッド・ドラゴンを追いつめるというお話。
思ったほどゲロゲロなシーンは出てこなかったので、良かった。
捜査官と犯人の知恵比べに、ドクター・レクターが絡んで、話が展開するけど、
だんだん引き込まれていって、最後まで、引きつけられたまんまだった。
それに、ドクター・レクターは、ムチャクチャ怖い。「羊たちの沈黙」以来、
イカれた犯人役は、アンソニーホプキンスの右に出る人はいないもんなあ。
エドワード・ノートン(大阪・海遊館の建設時に働いてたそうだ)も良かった。
最後まで、夢中になるストーリーなんで、いい映画だろう。
でも、殺人の話で、引きつけられるのは、苦手だけど・・・。
僕は、前2作は観てません。
子供は、大事に育てないとだめだ。
じゃないと、とんでもない悪魔になっちゃうらしい。
こういうのが怖くない人は、観に行こう。
ボーン・アイディンティティ: 予告編で、MINIが爆走してたから観に行った。
(1/29/03)
記憶を失ったCIAのエージェントが、逃げまわるというストーリーだ。
マット・デイモンが、主役だが、あんまりエージェントといった感じがしない。
まあ、本物のエージェントも、如何にもってのは、いないだろうけど、・・・。
アクションものとしては、物足りないかも知れないけど、
まあ、これぐらいがちょうどいいかも。ハデハデも疲れるし。
うーん、中だるみするところもあったかな。
まあ、僕の見所としては、やっぱり、
逃げるMINIと追うBMWのポリスバイクの激走シーンだ。
MINIのキビキビした運動性能も、まだまだ捨てたもんじゃないなあ。
そうそう、ボーンというのは、主人公の名前です。
マット・デイモンとMINI、BMWが好きな人は、観に行こう。
オールド・ルーキー: 野球映画だから、前から楽しみにしていた。
(1/22/03)
化学教師をしていた元マイナー選手が、
35歳になって、メジャーに挑戦するというストーリーだ。
実話が元になっている。
良くも悪くもディズニー映画である。家族愛に満ちている。
泣いちゃいそうになることもたくさんあるだろう。
野球映画としてみると、ちょっと物足りないかも知れないけど
、
良くできた秀作だ。(終わりもあっさり目かな?)
正月に、再々放送していたNHK教育のドラマで、
山中恒の「おれがあいつで あいつがおれで」を原作としたドラマをやっていた。
主人公の小学生が、男女入れ替わるというヤツだ。
その二人が、やがて、入れ替わった身体で、自分の夢を果
そうと志すのだが、
ちょうど同じことをこの映画に感じた。自分の身体が、どうなっていようと、
自分の夢を果たすために、努力していこうという意志の強さだ。
というわけで、僕も映画の帰りに 、バッティングセンターに寄ってみた。
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どうも、僕はカムバックしない方が、いいみたいでした。
野球好きはもちろん、感動映画の好きな人は、ぜひ観に行こう。