キング・コング: 予告編を何度も見せられたので、まあ観よかってとこ。
(12/27/05) それに、予告編の中で監督自らが、キング・コングを子供の時に観て、
こんな映画を作ろうと思って監督になったと言っていたから。
吹き替え版を観たのは失敗だった。なぜかというと子供が多かったから、
子供向けでもないし、時間も長い。ついでに仕掛けも遅いんで、子供には耐えられんからだ。
こんなんで、最近のガキが、静かに観れるわけはないからね。
ストーリーは、ご存じの通り。
しかし、現代でも通じるメッセージが含まれているし、ちょっと?な所もあるが、見所も多い。
CG、アニメーション、ミニチュアなどもとても巧妙に作られていて、
恐竜や、キングコングも本物みたいに見える。そして、キングコングの動きは、俳優が演じて、
モーションキャプッチャで取り込んでいるそうだ。通りで、生き物らしい動きに見えるはずだ。
ロード・オブ・ザ・リングのスタッフが作っている。
トータルで考えると、よい映画だと思う。
小さな子供以外は楽しめるので、映画ファンはぜひ観よう。
小さな子供には、アニメを見せよう。
男たちの大和/YAMATO: 気が重かったが、観ておくべきだと行った。
(12/22/05)
昔も、夏になると東宝が戦争映画を作っていた。
まあ、それから20年、日本の戦争映画がどう変わっているかに、興味があった。
ハッキリ言って、ストーリーは、全然変わってない。無理にエピソードを作ってるし・・・。
年寄りを泣かすためだけに作ったストーリーだ。戦争映画は寅さん映画じゃない!!!
思いっきり嘘くさいエピソードの羅列に終止している。
いつまでたっても日本映画は、戦争を単なる悲劇として扱っている。
僕の考えを簡単に言うと、戦争は天災ではなく、人災の最たるもんである。
それも、国民が作った人災である。勝ち負けに関わらず・・・。
特撮、CGなんかも期待していたが、逆に退化している。
大和も水上を航行してないし、飛行機も飛んでるんでない。ただそこにあるような感じがするだけだ。
躍動感が無くて、ムチャクチャ、嘘くさい。期待はずれも期待はずれだ。
大和のセットを作ったことを大宣伝してたが、鉄製ではなく木造ではないのか?
それに喫水線以上全てを作らんと、ごまかして撮らざるを得ない。
CGもCGと言うより、アニメーションだった。到底実物には見えん。
細かいことを言うと、キリがないので、このへんにしといたる。
変わったのは、「プライベート・ライアン」に影響を受けたと思われる
ドンパチデロデロシーンである。それが、これでもかこれでもかと言うぐらい続く。
ここまで続ける必然性が感じられないまま・・・。
年寄りが、ようさん観に来ているのに、心臓に悪いやないか!!!
そして、長渕剛の嘘くさい歌と共に、ようやく、終了した。
途中で、何度か、もう出よかと思った。
頑張って、エンドクレジットも見た。
なんと、東宝映画と思ってたら、まんが祭りの東映やないか!!!
しかも、あのあの角川春樹の事務所、角川春樹事務所が関わってるやないか!!!
どおりで、嘘くさいを通り越して、思いっきり胡散臭い映画のはずや
!!!!!
大和と共に海底で眠っておられる英霊に、申し訳ない思いがした。
ミリオンダラー・ベイビー: 早く観に行きたいと思っていたが、時間がなかったり・・・。
(6/9/05)
単なる、ボクシング映画だと思っていた僕が甘かったです。
田舎から出てきてチャンピオンを夢見る女性ボクサー、
凄腕を持ったカットマン、ジムオーナー兼トレーナーのクリント・イーストウッド、
元ボクサーで、ジムの管理人(?)のモーガン・フリーマンの3人が織りなす人生だ。
原作は、たったの60ページほどの短編だが、上手く利用して映画化されている。
そして、人生を永くやってきた人にしか作れない映画だと思う。
また、イーストウッドとフリーマンのやりとりがとても良かった。
イーストウッドは、おじいさんになってもカッコイイね。
それに、イーストウッドが作った挿入曲も心に滲みてくるシンプルな曲だ。
良い映画だ。ぜひ観よう。
人生の日常を生きてきてしまった人には、特にお薦めだ。
関係ないが、僕には、ボクシング用品を提供したエバーラストのロゴがやけに目立った。
そういう、僕もエバーラストのTシャツを、たまたま着て行ってしまっていたが・・・。
それと、あの店のレモンパイが食べたいぞ!!!
そうそう、もうすぐラッセル・クロウ主演のボクシング映画をやるみたい。
予告編をやっていたが、こっちは、ストレートなボクシング映画といった感じだ。
題名の「シンデレラマン」には、笑ってしまった。
マスク2: 大作はしんどいし、他におもしろそうなのがなかったんで、観た。
(5/18/05)
ジム・キャリーが主演した神様の作ったマスクを被ると、
ファンキーでスーパーなヤツに変身するというお話しの続編だ。
原題は、”SON of the MASK ” だ。
主演は、変わってるが、マスクを被ったら、というのは同じだ。
原題の通り、マスクの赤ちゃんが登場して・・・。という話だ。
お気楽に観れていいんでは?
マスクを被っていても、やっぱり脱いだときが本当の自分だってことかな。
コンスタンティン: あんまり面白そうではなかったけど、観た。
(4/20/05)
キアヌ・リーブス主演で、悪魔が出てくる、訳のわからん路線の映画だ。
以前にも、この路線の映画を観て、終わった後、「はあ?」と思ったことがあった。
だから、全然期待していなかった。
お話しは、キアヌ・リーブス扮するエクソシスト(悪魔払い)が、悪魔と戦うものだ。
まあ、よくわからんなぁ。
新教皇が決まって、一安心のキリスト教徒じゃないと悪魔とか神とかは、わからんね。
しかし、今作は、ちょっと面白い場面もあった。
それと、絶対にエンドクレジットが終わるまで、席を立つことがないように。
そうそう、テーマは、サクリファイス・自己犠牲だ。
ま、野球でもサクリファイスは大切な戦術だ。
僕は、エンドランの方が好きだけど・・・。
訳のわからん路線が好きな人、キアヌリーブスファン、暇をつぶしたい人は、
観てみよう。
ところで、大嫌いだから、僕はやらないけど、
タバコを吸う人は、生まれ変わってもタバコを吸おうと思っているのだろうか?
ボーン・スプレマシー:「ボーン・アイディンティティ」の続編だ。
(2/16/05) 前作は、MINIが大暴れしたりして、結構おもしろかったんで、観に行った。
モニカ・ベルッチが出演しているスパイ映画と迷ったが、こっちになった。
前作同様、マット・デイモンが、「オーシャンズ12」で演じていた半人前の泥棒とは、
違って、完璧なCIAの殺し屋を演じている。まあ、ちょっと違和感を感じたが・・・。
最初から最後まで、息つく暇がない、アクションシーンの連続だ。
いくら、鍛えられた殺し屋といえども、動きっぱなしで大変だ。
MINIは登場しないけど、カーチェイスが、すごいな。
ストーリーはストレートだが、手に汗握るドキドキモノだ。
原作は、冷戦時代のものなんで、かなり手を入れられてるのは当然だ。
それにしても、ロシアのタクシーは丈夫だなあ。
ちなみに、supremacy とは、至高という意味だ。
アクションものが好きな人は、観てみよう。