06年に観た映画





007/カジノロワイヤル
: ジェームズ・ボンドが、
  (12/19/06)        厳ついダニエル・クレイグ(「ミュンヘン」に出とったらしいが、
                どこに出てたか思い出せん。テロリストの役か?)に替わって、どうなっているかが興味があった。

                  まあ、アクションものの代表シリーズ映画だから、当然、観に行くけど。

                 これまでの007(僕の世代なら「ゼロゼロセブン」、今は「ダブルオーセブン」だ。
                ちなみにドゥカティ 1098 は、僕なら「ゼロきゅーはち」やな。)と同じ路線かなと
                思っていたけど、かなり違ったね。
                
                 「超人、007」から「人間、ジェームズ・ボンド」っていったところだ。
                イアン・フレミングの原作では、007の一作目で、
                設定は、ボンドがダブルオーになって、すぐのお話だ。
               
                 まず、オープニングのアニメーション(?)が、凝ったつくりで、いい出来だった
                (もう一回、見たいな。)

                  スト−リー展開も、最初から惹き付けられていく。
               工夫もされていて、カッコいい所、面白い所、感心させられる所もいっぱいある。
               最後まで飽きさせることはない

               
                 アクションものの原点に立ち返ったことが感じられる。
                ボンドガール(?)のエヴァ・グリーンも知的でシック
                今までのタイプとは全然違う。

                 全ての点で変わったね(新旧のアストン・マーチン以外は)。
                僕は、こちらのハードボイルド路線の方が気に入った。
 
                 まだまだ、書きたいことはたくさんあるけど、
                 あんまり言うと、観に行く人に悪いので、この辺でやめておこう。

                 とても良かったので、アクション好きだけでなく、ぜひ観に行こう

                 しかし、ジェームズ・ボンドにあんな過去があったなんて、知らんかった・・・



                 忘れてた。映画館にあったモニターでちらっと予告編を見ただけだが、
                来(07)年の5月に、東映で、鹿屋の富家食堂の女将さん(岸惠子演じる)を主人公にした
                戦争映画が封切られるみたいだ。飛行機、艦船もなかなか良さそうだった。今から楽しみだ。

                  上映前には、「スパイダーマン3」の予告編もやっていた。
                予告編を観ただけで、大体のストーリーが想像ついた。

                 予告編も功罪があるね

    追記
    (12/27/06)
           那覇空港の免税店の時計売り場で、
          「007 の中で、付けている時計を「オメガだ。」と答えるシーンがあったね。」と話してたら、
          店員さんが、カタログを出してきた。

            そのカタログは、映画のシーンと、そこに登場している出演者の付けているオメガの時計が、
          大きく載っていた。店員さんが言うには、出演者と制作スタッフ全員がオメガをはめていたらしい。
          その太っ腹さに、オメガのシーマスターをカードで買いそうになった。

           ちなみに2割ほど安いそうだ。




硫黄島からの手紙: 観ようと思っていたので観に行った。
 (12/12/06)
            映画「父親たちの星条旗」の続編ではない。
           同じ戦闘を題材にしたというだけである。

            一言で言えば「戦場映画」である。
           この言葉に尽きる。


           「父親たちの星条旗」、「硫黄島からの手紙」の二連作を観て、今さらながら痛烈に感じたのは、
           戦争で、殺し合い、死んでいくのは、お互い顔も知らない、ましてや恨み憎しみもない普通 の人々だということだ。





トゥモロー・ワールド: これと言って観たいのがなかったので、仕方なく観に行った。
(11/28/06)
              人類に子供が誕生しなくなって 18 年、2027年のロンドンが舞台だ。
             まあ、近未来SF(?)映画だ。ロンドンのの名所がたくさん出てくる。
             住んでいる人でないとわからない程度かも知れないけど。

              B級映画だろうと思っていて、全く期待していなかったが、ちょっと違った。
             主人公が反政府組織の活動に巻き込まれていくジェットコースタームービー風で、
             なかなか引き込まれていく展開だった。

              最後の戦闘(戦場?)シーンは、カメラの動きなどが臨場感あふれていて、
             まるで自分もそこにいるようだった。このシーンだけでも観る価値はあると思う。

              そうそう、原題は「 Children of Men 」だ。

              今、観たいのはないけど・・・。と言う人はぜひ観よう。  

            



父親たちの星条旗: 当然、観なければならないので観た。
(10/31/06)
            硫黄島の摺鉢山に星条旗を掲げる写真の3人についてのその後の物語である。
           最近のクリント・イーストウッドの監督作品の共通点である「人生における残酷さ」が描かれている。
           
            製作がスピルバーグだから、戦闘シーンも生々しいが、モノカラー風なので、それほどグロでもない・・・。
           いや、やっぱりグロだったかな?

            それに、実際の戦闘を詳しく調べ、忠実に再現しただろうことは伺えた。

            「本当の戦場を知っているものは、戦場でのことを決して語らない 。なぜなら、彼らはそれを忘れたいからだ。」という
           言葉が心に響いた。

            クリント・イーストウッドが作曲したテーマソングもシンプルでいいです。 

            続編の日本側から見た「硫黄島からの手紙」も観るつもりだ。

            
            


ブラック・ダリア: 殺人事件を描いた映画で、しかもR−15なんで、恐そうだし・・・。
(10/26/06)    けど、これといって、観たいのがなかったんで、仕方なく。

            1940年代半ばの L.A. で起こった猟奇殺人事件の解決に取り組んだ、ボクサー上がりの刑事二人のお話だ。
           時代的な雰囲気が似ているなと思った「L.A. コンフィデンシャル」とは、同じ原作者だ。

            最初から、事件解決に向かって淡々と進んで行くが、最後は・・・といった感じで、展開としては面 白かった。
           恐いシーンもあったが、実際の事件について書かれた原作本に比べたら 、どうってことはないだろう。たぶん。
           原作本には、死体の写真が載ってたからなあ。

            二人と摩訶不思議な関係のケイを演じるスカーレット・ヨハンソンが、とてもきれいだった。
           それに、この映画のHPを見るまで気付かなかったが、「ミリオンダラー・ベイビー」で、
           女性ボクサー役で主演したヒラリー・スワンクも出ていた。どこかで観た人やなあとは思ってたけど・・・。

                 ミステリーが好きな人は楽しめるでしょう



出口のない海 現代に生きる日本人として、観ておくべきだと思ったから観に行った。
(9/29/06)   鹿児島県をハンターカブで走っている時、回天の訓練地を通ったし、山口にも訓練地があったからね。

 
          オープニングで、角川映画でないことを確認し、少し安堵した。
         しかし・・・。

           なんと、薄っぺらい映画なんや!!!
 
           前の角川の大和映画のノリと、ほとんど同じやった。
          しかも、角川ほど、金もかけとらん。
         年寄りを呼んで、泣かすためだけに作られた映画とちゃうか?

          いい大人が作ってるはずやのに、戦争や特攻攻撃が、単に天災か、何かみたいに描かれている。
         いやそれすらも、描かれてなかったかも知れん。
         まともな思考力を持ったヤツが作ったとは、到底思えん。


          あまりにもアホらしくなってきたんで、最後は、「これは戦争映画ではなく、野球映画や。」と
         いうことにして、納得しようとしたが、 それでは、英霊に申し訳が立たん

          エンドクレジットで、山口関係の協力が多かったので、
         「回天訓練基地のあった、山口・大津島に観光客を呼び寄せるために作った映画とちゃうんか。」
         などと、非常に情けない勘ぐりまでしてしまった・・・

          しかも、最後は、回天を缶 詰にしてやがるし・・・


          帰りに、映画館と同じ建物にある本屋で、この本を買った。

          まえがきに「人間魚雷回天特別攻撃隊の生き残りの隊員から、つぎのような文がよせられている。
                「こんな日本のために特攻までやって一体、何が残ったのか。英霊は何と思っているのか。
                日本は精神面ですでに亡国の民、道義のない国になっている 」」とあった。
          
           この「回天特攻―人間魚雷の徹底研究 」を原作にして、作り直せ!!!


         「マイアミ・バイス」を、もう一回、観た方が良かった。


         でも、大津島には、一度行かないとな・・・




マイアミ・バイス : ソニー・クロケットとリカルド・タブスは男である。
 (9/15/06)        




 ゲド戦記   : 別 に観たくもなかったが、観に行った
 (8/28/06)       
           こないだの新聞で、原作者が酷評してたが、まあ、僕には関係ない。
          原作を読んでないからね。

           アニメーションは、アメリカ・アニメの3Dモノとは違って、いさぎの良いくらいベタベタの2Dだ。
          しかも、スタジオ・ジブリなんで、まんま「ルパン三世・カリオストロの城」である。
          それに、前に見たようデザインのキャラクターばかりやった。 進歩はないんか? 

           こんなん、映画館で観るほどのもんか?  TVで十分やん


           お話は、音楽、建物、風景などからみると、アイルランドが舞台なんだろうか?
          まあ、でもモデルは現代社会だろう。

           だが、壮大なことを扱ってる割に、狭い世界の話やし、 なんかなあ。
          設定も、あまりにも情報が少なく、謎のキャラばっかりなんで、思い入れができなかった
          それに盛り上がりもないし、派手なシーンもない。子供は、絶対に飽きる


           でも、メッセージは伝わったような気がしたけど・・・。
          光と影、生と死、相反するものが、一つの肉体に宿るからヒトは生きていける。ってことなんだろうか?

           しっかし、メッセージを伝えるために、こんな作品を作るんやったら、
          立派なメッセージだけをプリントにして配布したら、ええねん


           エンドクレジットの最後に、「監督 宮崎吾朗」とながながと出ていた。
          御大(最近は裸の王様化してるんでは?)宮崎駿の息子だそうだ。
          でもこの作品、「俺が監督をしたんじゃ。」と誇れるほどのもんかなあ?

           議員や社長、はたまた、一部で盛り上がってる総裁選みたいに、
          世襲制をアニメ界でも導入するために作られたんとちゃうのんかなあ?
           

           女の子が歌ってる主題歌は、シンプルでよろしいでしょう。


           ジブリアニメが好きな人、話題作が好きな人は、観てみたら
          
          



 M:i:3  : 2が結構面 白かったし、先日、梅田でトム・クルーズが、
 (7/13/06)   こっち向いて手を振ってたんで、観に行ってあげた。
           それに、幼児体験のせいか、テーマソングを聴いただけで、ワクワクしてくるもんなあ。
          

           主人公のイーサン・ハントが、第一線を退き、結婚して・・・。という話だ。

            冒頭から、惹き付けられるが、話が前後してるんで、多少、先が読めてしまうのが残念。
          まあ、派手なアクションシーンが連続してるので、ストーリーなんかどうでも良くなってくるし、
          息つく暇がなく、疲れちゃうぐらいだ。
 
            おかしな所もあったりするが、アクションがウリの映画だから、まあいいか。

           そうそう、女性エージェント・ゼン役の香港のモデル、マギー・Qが、ベッピンだった。
          真っ赤なドレスで黄色のランボルギーニに乗ってる姿は、カッコイイ。ランボルギーニを吹き飛ばすシーンは、カワイイ。
          ははは。ミーハーですみません。


      アクション好き、話題作好きな人、梅田でトム・クルーズを観た人は、ぜひ観に行こう


           でも、やっぱりこの映画の主題は、奥さんに秘密を作っちゃいけないってことかな?
    



 カーズ : 先月は、忙しくて、映画を観れなかった。
(7/5/06) まあ、どうしても観たいというのはなかったが、・・・。
       しかし、映画を観るくらいの時間の余裕は欲しいなあ。


        観に行ったのは、どこかで自動車好きの人が製作したと聞いたし、主人公のクルマの名前がマックイーンだからね。

        ストーリーは、ストックカー・レースのルーキーのマックイーン(ダッヂ・バイパー?)が、
       ある場所での出会いがきっかけで、人間(適切かなあ?)的に成長するといったものだ。
       まあ、ディズニー映画だからね。

        ビックリしたのは、アニメの見事さ。アニメか、CGか、実写か、もう区別 がつかない。
       日本のアニメは2次元だけど、3次元だし、本当に素晴らしいできだ。
       手間がかかっているだろうなあ。ホントに、これだけでも観る価値はあるね。


        登場人物(?)のキャラクターも、よーく考えられているし、見事な演技を披露している。
       途中から、本当に人みたいに思えてくるぐらいだ。
       それに、キャラクターのモデルになったクルマの特徴も、よく考慮されてた。

        ルート66沿いのノスタルジーあふれる町が舞台だし、 そういうのも良かったね。
       なんといっても、僕の実現したい夢は、ハーレーでのルート66も使ったトランス・アメリカだ。

        だから、この映画は、子供向けじゃなくて、一番楽しめるのは、クルマ好きの大人だ。
       登場するのが、動物じゃないし、テーマが重いので、子供は途中で飽きちゃうみたいだった。

        マックイーンの「ハンター」にあったようなシーンも出てくるし、
       ピクサーの制作したアニメも再登場(?) していたんで、映画好きの人も楽しめるなあ。

        僕の観たのは、「吹き替え版」というよりは「日本語版」。
       「字幕版」の声優は、ポール・ニューマンなど豪華だそうだ。


       人間が演技する映画に飽きた人だけでなく、ぜひ観よう!!!
       

         「昔は、クルマを運転して楽しみに行くんではなく、クルマの運転自体を楽しんだ。」って。
        確かに、今のクルマは楽すぎて、運転を楽しめるクルマなんて、ほとんどないんだろうなあ。
        学生の頃、乗ってた MINI は、運転席に座ってるだけでも、ワクワクしたけどね。

         ある雑誌の記事で読んだ「間違いだらけの・・・」の徳大寺さんも、
        運転が雑な人が増え、クルマの運転自体を楽しむ人が減ったと言ってた。




ダ・ヴィンチ・コード
: 予告編が面白そうだったんで観に行った。
  (5/26/06)     それに話題になってるからね。

               ルーブル美術館で、館長が殺される事件が起こり、大学教授が巻き込まれた。
              館長の孫娘も関わってきて、キリストの謎、タブーに迫っていくというストーリーだ。

               この謎について、一部のキリスト教徒から反発を食らっている。

               ところで、僕は小学生の頃、近所の教会の日曜学校に行ってた。
              そこでは、中学生になるくらいの時、洗礼があった。
              しかし、僕は、中学生くらいで宗教に縛られるのがイヤで、小学校いっぱいで行かなくなった。

               まあ、筋金入り(大げさか?)の無神論者だ。

               確かに、この映画の内容が本当ならショッキングだが、
              そんな証拠はないし、クレジットにもフィクションだと出ていたからなあ。
              でも、映画の内容を真実だと思ったり、冒涜だとヒステリックに反応する狂信者もいるかな?

               だが、宗教って、ホントに難しい。
              宗教が原因で多くの人が傷ついたり、死んだりしてるからなあ。
              宗教のおかげで助かった人とどっちが多いんやろ?

               一度、厳密に調べて、宗教の功罪を研究すべきだなあ。


               そうそう、映画に戻って。

               展開は、どうってことがない。
              退屈もしないし、惹き付けられていくことはいく。
              けど、一本調子だったね。

               トム・ハンクスは、いつもの演技だ。
              ジャン・レノは、ちょっと歳をとって、太ったかな。
              オドレイ・トゥトゥは、キレイだった。

               この映画を観て、話に興味を持ったら、原作を読んでもいいね。
              原作の方が面白いって言う人もいるから。


              一部のキリスト教徒を怒らせている
           ショッキングな内容を知りたい人、話題作が好きな人は、ぜひ観に行こう

              
              




アンジェラ・ANGEL-A: 急遽、観ることになったんで、迷った。
 (5/24/06)          結構、好きなリュック・ベッソン監督ということで、・・・。

                  恐ーい借金取り立てに追われ、自殺しようとしていたつまらん男が、
                 身長 180 cm の金髪、娼婦風の美女と出会って・・・といったお話だ。

                  全編モノカラー、おまけにフランス語だ。
                 フランス語は、発音が難しすぎるが、美人が愛を語るには最適の言語だと、この映画でわかった。
                 
                  始めの方は、少々陳腐だったが、だんだん引き込まれていき、俄然、面 白くなる映画だった。
                 まあ、美女役のリー・ラスムッセンが、ホントに美人だというのもあるね。
                 ラスムッセンは、グッチ専属のスーパーモデルで、短編映画の監督をしたりする才色兼備の人だそうだ。

                  観終わって感じたのは、どうも、この映画は、リュック・ベッソンが、
                 個人がないがしろにされている、現代に生きる人々に宛てた、メッセージだということだ。
                 自愛・慈愛が主題かな?

                  この映画の3人目の主人公のパリが好きな人、いろいろ壊れかけている人には、お薦めの映画だ。

                  僕は観て、気持ちが前向きになった。               




プロデューサーズ: 予告編を観て面 白そうだったし、軽い映画を観たい気分だったので、・・・。
 (4/27/06)
              失敗作続きのミュージカルのプロデューサーと
            プロデューサーを夢見るまじめ会計士の一攫千金の物語だ。

             ミュージカルの映画化なんで、もちろんストーリーは単純だ。
            しかし、その場面の歌や踊り、舞台装置を楽しむという観劇気分で観ると
            そんなの、全然気にならない。

             話の展開は、始めのうちはちょっと間延びするが、
            いろんなアクの強いキャラクターが登場し始めると、俄然面 白くなってきた。

             歌や踊りもオリジナルキャストが多数出演しているので、舞台同様楽しめる。
            歌も良いナンバーが多かった。

             「キル・ビル」で恐かったユマ・サーマンが、女優志望のスウェーデン娘の役で出ていたが、
             前のイメージと違って、可愛かった。初めて(?)披露した歌も踊りも良かったね。
             でも身長が 180 cm もあるそうだ!!

              実際のニューヨークの風景が楽しめるのも、実写の映画版のいい点だ。
             それに、いろいろ凝っている場面も多く細部も楽しめたね。

              まあ、この映画に関しては、多くを語る必要はないだろう。


            楽しい映画が好きな人、ミュージカルが好きな人、
        ドイツ第三帝国が好きな人は、ぜひ観よう!!!

 

             下調べが好きな人は、HPが充実しているので、見てから行くのも良いかな?

             そうそう、もちろん
          カーテン・コ−ルがあるので、エンドクレジットも最後まで観ないとね


             




SPIRIT: 予告編は「天下一武道会」だったが、まあ観ておこうかと思って・・・。
 (3/30/06)
          中国映画である。
         1910 年、各国に蹂躙された上海で、ジェット・リー演じる実在の武術家フォ・ユアンジアが、
         中国人の誇りを取り戻すために、世界の格闘家と戦うというお話し。

          上っ面だけを流した予告編とは違い、本編は、「HERO(`02)」に通 じる
         中国の文化・自然・歴史・思想の深さ・重さを垣間見た思いをさせる映画だ。
         また、田園・自然の美しさ・そこに生活する人々が、美しい。

          それに加えて、武術の伝統だ。
         ジェット・リーの動きは素晴らしいし、ワイヤーアクションの加減も、見せる映画としては、ちょうどいい。

          まあ、でも一番感服したのは、フォ・ユアンジアの母が言った
         「武術の目的は、敵に勝つことではなく、己に克つことです。」という言葉だ。
         武術だけでなく、スポーツなどにも通じることだが、すっかり忘れてた

          子供の頃からの親友との関係も羨ましかったなあ。
         僕には、あんな親友、いてるかな?    うーん。

          そして、スン・リー演じる盲目の女性の容姿だけでなく、気遣いも心を打った。
         こんな優しい女性が側にいたら、僕なら・・・。しかし、主人公は・・・

         武術・武道家、格闘家だけでなく、ぜひ観よう!!


         それにしても、日本人格闘家・田中がミスター三田に言う「お前は、日本人の恥だ!!!」という言葉を
        言ってやりたいヤツはいっぱいいるなあ。人間、誇りを忘れたら終わりだ。
        現代は、生まれながらに誇りが何かを知らない、理解できないヤツが多いのか。      

          
       




サウンド・オブ・サンダー: 予告編が、ちょっと面 白そうだったので・・・。
 (3/28/06)         
                 2055 年、人類の時間旅行が可能になって、恐竜狩りツアー会社が設立された。
                 そして・・・。

                 いやー、素晴らしいくらいのB級作品だ。
                出演している俳優も知らない人ばかりだし、なんかCGも安っぽい。
                「これぞ、B級中のB級SFホラー映画だ。」といったところだ。

                 まあ、現代に通じる社会風刺も描かれているし、なかなかのB級作品だ。

                 B級SFホラーが好きな人は、ぜひ観よう!!
   




イーオン・フラックス: これといって観たいのがなかった。
 (3/15/06)      まあ、「スタンド・アップ」で、子供のために頑張る母親を好演した
              シャーリーズ・セロンが、前作とは違った役をどのように演じてるかに興味があったからかな。

              人類が、伝染病で激減してしまった 400 年先のお話だ。
              そこでは、生き残った人類をある一族が独裁支配していた。
             それに立ち向かった主人公のお話だ。ちなみに、原作はアニメだ。

              独裁者の命を狙う主人公役が、シャーリーズ・セロンだ。
             この映画は、未来の話であるが、人々の生活に日本文化が多く取り入れられていた。
             たぶん、日本文化好きの人が製作に関わっているんだろう。

              だから、セロンはニンジャ役ってところだ。
             武道の達人のイメージの凄味を出すために、わざわざ髪を黒く染めている。
             日本女性の黒髪は、神秘的なイメージがあるんだろうなあ。

              そして、女性監督が撮っているだけあって、未来の様子が、細かく描かれている。
             特に、服装(コスチューム)や生活様式なんかが、他のSFと違って、工夫されててよかったなあ。
             
              話はストレートだが、どんでん返しがあったり、
            なかなか考えさせられる所もあり、そのまま、息つく暇もなく、一気に終わりまで進んでいく


              SFといっても、現実に起こりうるような怖さもあり、
             全然、期待していなかったが、話もおもしろくできているし、
             元バレエダンサーのセロンの動きもカッコイイ、とても良くできた作品だった。

             観てよかった

            SF、アクション好きだけでなく、楽しめる映画なので、ぜひ観よう!!

              死ぬからこそ、生きている価値があるってもんだ。

 US 版のHP
             



ミュンヘン どんな事件か興味があったので、観たかったが、人が死ぬ 映画なので躊躇していた。
(2/22/06)
         詳しくは、HPを見て欲しいが 1972 年、ミュンヘン・オリンピックの選手村で起こった事件だ。
         パレスチナの過激派「黒い九月」がイスラエル選手団の11人を殺害した事件だ。
        それを受けて、モサドが首謀者に報復を加えていくといったストーリーだ。

         2時間ドラマの題名風に言えば、「料理人暗殺者、ミュンヘンの恨みを欧州各地で仕掛けます。」かな?

         済みません冗談が過ぎました。
        過去に起こった悲しい事件の映画でした・・・。

         監督は、スピルバーグだ。僕は、「宇宙戦争」みたいな映画で稼いで、
        「ミュンヘン」のように自分の作りたい映画を作ってんのとちゃう?と疑っている。

          「プライベート・ライアン」のスピルバーグだけあり、細部の作り込みが素晴らしい。
         ちょっと、物足らないのは、上映時間が短すぎるためだろう。
         でも、隣のオッサンは、何度もあくびをしていた。

          なぜなら、この映画は、平和ボケの日本人には関心のない現代史やテロ組織の名称を、
         少々知ってないと理解できないからだ。まあ、隣のオッサンは無教養だったんだろう。
         可哀相に・・・。

          事実に基づいたものなので、映画の殺人マシーンと違って、暗殺者たちも生身の人間だ。
         一人の普通(モサドは普通やないか?)の男が、だんだん変わっていく様子や、
         その内面描写もあり、なかなか見応えがある。

          もうちょっと、長くしたら、物足りなさが無くて、もっと良かったと思うが、
         観て、良かった。


          ドキュメンタリー物や現代史が好きな人、
          オリンピックの厳重警備に疑問を持つ人は、ぜひ観よう



          UIP 映画だから、USJ にこの作品をモチーフにしたアトラクションを作って欲しいなあ。
         テロリストから、逃げまどったり、追いつめて爆殺、射殺したり・・・。
         そんなん、絶対、行かん。

         ちょっと、冗談が過ぎました。本当にごめんなさい。

          本音は、世界中の人が同じ食卓につける日が来るべきだと考える。
         甘い考えだが・・・。 国際社会が、努力するしかない。
         まあ、日本が貢献できると思うが、アホバカ政治家・官僚国だからなあ。

          それと、僕も甘い罠には、絶対引っかかるので注意をしないとなぁ。

         HPが、詳しいので、見てみよう。




ジャーヘッド予告編が面 白そうだったんで観た。
 (2/15/06)
          湾岸戦争に従軍した海兵隊員(ジャーヘッド)のお話だ。
         もちろん原作者が実体験した出来事だ。

          現代戦の実際とはこんなモノだろうなあというのが、よく描かれている。
         まあ、現代の戦争映画である。
         戦争映画好き(実際の戦争は大嫌いだ)の僕は、観て良かったと思った。

         UIP 映画だから、USJ にこの作品をモチーフにしたアトラクションを作って欲しいなあ。
         そしたら、絶対行くのに。


          ドキュメンタリー物が好きな人は、ぜひ観よう。

          でも、もしかしたら、次はイランでこんな事が起こるかも?  





スタンドアップ: ノー天気な物ばかりでなく、たまには真面 目なのも観ようと思って・・・。
 (1/25/06)
           暴力を振るう夫と別れ、子供を自力で育てようとする母親が故郷の炭坑に戻ってはたらく。
          しかし、そこには、女性が職場に入ってくるのを拒む男たちの嫌がらせがあった。
          でも、母は、子供と自分の生活を守るため・・・。といったお話だ。

           実話に基づいたストーリーだ。
          だいたい筋は読めちゃうが、なかなか感動ものだった。
          家族が本音を出し、正面から向かい合い、そして・・・という過程は、特に良かった。

           女性に囲まれて観てたんで、男性労働者が いろいろ嫌がらせをするシーンでは、少々、ばつが悪かったなあ。
          僕は、人が嫌がることはしないってのが信条だ。
          
           そうそう、アイスホッケーでは、赤い男、黄色い男という語があるそうだ。
          赤い男は、氷上に血を滴らせる熱い男で、黄色い男は、ションベンをちびるようなヤツやって。
          君は、どっち?
                    
           たまには、真面目な映画もいいもんだ。





レジェンド・オブ・ゾロ: これといって、観たいのがなかったんで、痛快なのもいいかと思って。
  (1/25/06)        
               怪傑ゾロが、活躍するシリーズ物で、アントニオ・バンデラスがゾロを演じた2作目だ。

                19世紀、アメリカの州になろうとしているカリフォルニアでのお話しだ。
               ヒーローも夫や父親と、何役もこなすのは大変みたい。
               そんな生身の人間らしさが、アクションの中にも出ていて、面 白かった。

                カエルの子はカエルだったり、相棒の漆黒の馬・トルネードとの
               絶妙なコンビネーションも描かれていて、予想通り、楽しく、痛快だった。
               たまには、ドンパチのない・アクションものもいいもんだ。

                 楽しく、痛快な映画を観たい人は、ぜひ観よう。

                僕の愛車 DUCATI MH900e も もうすぐトルネード仕様だ。ははは。
                              



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