八重山旅行 (07年 12 / 21 〜 29 )

12/23(日)3日目

   宿の朝食サービスのモーニングをいただき(石垣のビジネスホテルはどこも朝食サービスみたいだ)、
  8時50分、宿を出発。5分で離島桟橋へ。手早く自転車を折り畳んだ。
  竹富島までの往復 1100 円の乗船券を買う。船は、30分ごとに出ている。

   

   9時30分発の高速艇で、いよいよ出発。
  ディーゼルエンジンですっ飛ばし10分ほどで竹富島へ着岸。
  ははは、アッと言う間だ。

   
 
   竹富港で、NPO 法人・たきどぅんが発行した竹富島 MAP を購入。
  この地図は、後で民宿でもほめられるほどのスグレモノだ。みんなぜひ買おう。
  観光客は地元にお金を落とさないとね。

   自転車を組み立て、さあ、いよいよ出発。集落へ向かってゴーだ。


   15分ほどで、本日のお宿、民宿・仲盛荘に到着。
  おばあさんがいた。ちなみに、他人がおばあさんのことを「おばあ」というのは不躾だと本にあった。
  言ってもいいのは、ちゅらさんだけだ。

   お茶を入れてもらいながら、おばあさんと少し話をした。
  最近、税務署の査察が入って、困ったそうだ。
  荷物を預かってもらって、観光に。


   

   日帰り観光客を満載した牛車がやって来た。
  かったるいんで、僕は乗らなかった。

    中には、避けてもこっちへ向かって来るのもいたりした。
  一発お見舞いしてやろうかと思ったがやめておいた。
  最近サボってるからなあ・・・。


   

   赤山丘にあるなごみの塔だ。高さは24mだ。
  団体さんが来ると順番待ちだ。
  僕の場合は、自由旅行者なんで、空いてる時に・・・。

   

   よく見る図。
  なかなか風情があるね。地元の人の努力の賜物だ。
  でも、電柱、電線が邪魔やな。


   

   11時半になったんで、集落のはしにあるそば処・竹の子へ。
  もちろん三枚肉そばだ。やっぱり美味いね。
  ここでは、自家製ピィーヤーシー(胡椒みたいな調味料)も買った。

   地図を見ながら、どこへ行こうかと考えていたら、
  消毒液を散布していたニイちゃんが、天気が良くなってきたから浜へ行くのがいいと教えてくれた。
  なるほど。

   

    西桟橋だ。海がムチャクチャきれいだ
   昔はここから舟を出して西表島に田んぼを作りに行ったそうだ。
   石垣島の一部や西表島は、戦後、米軍がマラリアを駆除するまで人が住めなかったんである。

    コンドイ浜もきれいだった。

   

   カイジ浜にも行った。ここは星砂で有名だ。

   

   星砂を売っているお姉さんに採り方を教わった。
  岩のくぼみの隅っこに溜まりやすいんで、そこに手のひらを押しつけるんだ。

   しかし、僕は集める根気がないので、1ビン買った。
  ちなみに、売っているのは、砂浜で集めたものでなく、海中から採ってきたものだそうだ。
  その方が形がいいって。


   集落の中はやっぱり歩きということで、自転車を宿に置き、ブラブラ。


   

   「街道をゆく」にも出てきた喜宝院蒐集館へ。
  ここは、民俗資料館である。館主はお寺さんで、代替わりしていた。
  「街道がゆく」は30年以上前のお話やもん。

   館主にいろいろ話を聞く。
  以前読んだ岡本太郎著「沖縄文化論」の話題を出すと、岡本太郎が撮影した写真集「岡本太郎の沖縄」の
  中に11枚(やったかなあ?)、竹富島で撮られたものが使われているそうだ。

   特筆すべきは、現沖縄知事は沖縄電力出身なので、
  竹富島集落の電線地下埋設を行い、5年後には工事も完了予定だそうだ。
  その風景もぜひ観たいなあ。

   そうそう、竹富民芸館で、ミンサー織りを買った。

   

    夕方になり、観光客がほとんどいなくなった集落は、本来の静けさが戻ってくる


   

   4時半頃、仲盛荘に戻った。

   竹富島を楽しんだおかげか体調もよくなり、オリオンビールを飲みながら夕食。
  一杯加減のおじいさんに昔の八重山のことをいろいろ聞く。

   太平洋戦争末期、石垣島は陸海軍の飛行場があったんで、そこだけ艦砲射撃でムチャクチャ、
  おじいさんは、西表島のジャングルで自爆攻撃の訓練を延々とやらされたって。
  でも上陸作戦がなかったんでよかったね。

   沖縄が占領されてからは、連日B29が2機と戦闘機などがやってきて、攻撃してったそうだ。
  そして、戦後、おじいさんもいろんなことをやって来たそうだ。民宿経営もその一つみたい。
  さすが、島んちゅだ


   夜の集落もブラブラ。
  帰ってきてオープンスペースで静けさを楽しんでいたら、
  飼い猫がいつの間にか僕のヒザの上で眠っていた


   



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