MHe のデザインは最高である。
しかし、そのために 無駄なモノもある。
それは、ダミー・オイルパンだ。
重量的にもかなり無駄だ。
コイツのために無駄な燃料も消費しているし、走りにも悪影響を与えてるだろう。
でもやっぱり、デザインのバランスを考えると、取り去ることができない。
そして、MHe のデザインはどこから見ても素晴らしいが、
唯一、下から見た時、肉抜きしてあるダミー・オイルパンがカッコ悪い。
切り返して、腹を見せた時なんか最悪だ。
戦闘機は、急旋回する時の腹がカッコ良くないとダメだ。
ははは、話が変わってるね。
というわけで、いろいろ考えていた。
PS 1000 のレース専用車両の FRP 製ダミー・オイルパンを見て、思い出した。
昔、あんなんあったやん。
というわけで、昔の雑誌を出してきて、探してみた。
CP ファントム製のダミー・クランクケースカバーがあった。
CP ファントム に電話した。
代表の長利（おさり）さんと話してみると、同じ空冷二気筒好きで話が盛り上がった。
というわけで、昔の型を探して作ってくれることになった。
ちなみに、売れたのは３個ほどだったそうだ。
MHe の走りとデザインを両立させる良い製品だと思うけどなぁ。
２週間ほどで送られてきた。
もっとチャチなもんかなと思っていたが、なかなか重量感がある。
FRP に見えへんなあ。
それに、サイドスタンド、ブレーキペダル取り付け部は強化されているし、よく考えて作られている。
底部はオイル、オイルフィルター交換が簡単にできるように、フタがついている。
ふくらみの曲線がイイ具合のカワイイお腹だ。カエルかフグみたい。
重量減は、約 2.5 kg ほどだそうだ。
外装を FRP からドライカーボンに変えるより軽量化できるやん。
組んでみる。
FRP なんで、力を加減してボルトを締めたり、
少々コツは必要だが、メカ音痴の僕でもなんとか完成。
