■■■ ほぐして飲むお茶 ■■■
Rプアール餅茶(プアールビン・ツアー)黒 茶 |
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昔、茶楼やお金持ちの家には、茶博士と呼ばれるお茶専門の給仕係がいました。彼らの仕事は、お茶をほぐすことから始まりました。それというのも、散茶依然は、塊になった固形茶が主流だったからです。 『茶経』(茶の古書)が書かれた唐代、茶は薬研(薬を砕く道具)で砕かれ、宋代にはお目出度い龍凰の模様を刻印した餅茶が槌木で砕かれてから飲用されました。輸送手段に馬の背や牛車しかない時代に、籐や藁の籠に入れたお茶を遠い産地から運ぶより、塊にしたほうが量が積めて便がよく、また傷みが少ないとして後、発酵茶がつくられたとされています。餅茶は丸いお盆形をしたお茶で、プアール茶の一種です。現代の餅茶は道具でほぐす必要はなく、盤の表面(裏面には凹があります)
を上に、両手で抱えるようにしながらほんの少し指先に力を入れ、円盤を曲げるようにすると、ほろりと茶がほぐれます。約3グラムをポットに入れ、沸騰湯で洗い流し、沸騰湯300ccを注いで蒸らします。手にした餅茶が上々の資質なら、こっそりと冷暗所に密封保存してください。1年、2年、3年・・・18年・・・、時と共に成熟し、あなたが育てたまろやかな古茶に生まれかわります。
Kyu's point
同じ形でもピンからキリまで、信用出来るお店で購入しましょう。
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 プーアール餅茶 |
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