お遍路3 2003.4/3〜8
いつ行こうと思っていたのですが、ニュースなどで桜情報が入りだしたら、桜の下をどうしても歩いてみたくなりました。
願わくば、花の下にて春死なん、その如月の望月の頃・・・・・・・西行
とっても軽薄にかっこいいと思った短歌です。そして花の下を歩いて来ました。 ビーパルなどでも遍路特集をしたから人がいっぱいだろうと思ったのですが、まったくそんなことはありませんでした。旅館の人の話でも最近歩き遍路の人は減ったということです。
4/2
11:30PM 名古屋発 JR高速バス オリーブ松山にて徳島に向かいます。
4/3
5:10AM、徳島駅前に到着です。 JR牟岐線5:45発 普通、海部行きに乗ります。(徳島-海部 2時間 1580円) 海部で阿波海岸鉄道に乗り換え終点、甲浦に向かいます(海部-甲浦350円) 甲浦から前回区切った入木に高知東部交通のバスで向かいます。(甲浦-入木920円) 入木についた時には9寺になっていました。
ここから今回の遍路が始まります。 24番、最御崎寺までここから22キロ。 練習はすっかりさぼっていますから少々足が心配です。
左に荒れた海、右に崖といった景色が延々と続きます。 昔はもっと海岸沿いを歩いたそうですが、さぞかし大変だったでしょうね。
中山峠で出会った野草 坂本という町から中山峠越えの遍路道に入ります。 道の脇には野草がいっぱいで、目を楽しませてくれました。 愛知県に生えているものと ほとんど同じ種類のものでした。 一時真剣に野草の勉強をしたのがちょっと役に立ちました。
今日は田野町の山郷(さんごう)旅館に泊まりました。 値段はそこそこするのに、料理が出前の鮨でした。 それに暖かい汁がつきませんでした。朝食もやっぱりさえない。
旅館の選定は歩ける距離との関係もあって思うようにはいきません。 今日の距離は25キロ
桜の遍路道 途中雨が結構降っていたのですがお参りを済ませ、山を下りてくる頃には快晴になりました。 花見をしていた地元のおばちゃんから手作りのお寿司をごちそうになりました。 タケノコ、アジ、コブのにぎり鮨でした。おいしかった。ごちそうさまでした。
すごく厳しい道との情報もありましたが、それほど厳しい感じはしませんでした。
左に海を見ながら歩き阪神がキャンプを張る安芸市に到着。そしてビジネスホテル弁長に泊る。
22.5キロ歩く
穏やかな海岸沿いをひたすら高知市を目指して歩いていきます。 近藤均 . 恵利子夫妻
神峯寺から何回も一緒に歩いた東京からの近藤夫妻。 恵利子さんは日本100銘山を全て走破。ヒマラヤとかも歩いたそうです。 第二の人生は有機農業などをしてみたいと、均さんはおっしゃっていました
桜浜 なんと良い名前の海岸。でもこの時期限定ですね。
赤岡町から海岸を離れ町中に入っていきます。そして28番大日寺が今日の終点です。 今日は大日寺近くの土佐龍泊。遍路地図に旅籠「土佐龍」とあるから、ひなびた古い旅館を想像していたのだが 近代的で綺麗な遍路宿でびっくり。
今日は25キロ歩く
竹林寺山門 今回は31番竹林寺で区切りました。 高知駅に行き、帰りのバスを予約しようとしました。 なんと“満席”だというのです。 歩き遍路をしている人は少ないし、今日は平日、まったく満席なんて想像していなかったのですが、 春休みで帰省していた学生が、東京や大阪、名古屋の学校に帰るようなのです。もうすぐ新学期ということをすっかり忘れていました。 出発ぎりぎりまでキャンセルを待ちましたがだめ。しかたないので駅近くのサウナのカプセルに泊まることにしました。 いままでカプセルに泊まったことがなかったのですが、これが結構良かったのです。 風呂にはいつでも入れ、雑誌、漫画がいっぱい有って、テレビも見られて、食事も頼めて、 値段も安い!! これからはもっと利用しようと思います。
23.4キロ歩く(高知駅前をかなりぶらぶらしたから本当はこれより数キロ多いと思う)
一日空いてしまったので高知観光をすることにしました。
龍馬像 おきまりの桂浜
国宝「高知城」
ひろめ市場 どこの町でも市場には必ず行きます。元気があってすごく好き。
高知の町をぶらぶらし、映画「デアデビル」を見ました。
20:10発 名古屋行き高速バス オリーブ高知で家路につきます。