東京は、ききいっぱつだ。地下には全都をはかいするばくだんが、しかけてある。それをばくはつさせるそうちが、カメバズーカのからだにうめこまれている。

　方法は、ひとつ。カメバズーカをたおすしかない。

　ふたりのライダーは、うでをあわせた。ふたりは火のたまとなってカメバズーカを、どんどんすいよせる。ライダーは全エネルギーをつかっているんだ。死ぬかもしれない。

■しょくぎょう

城北大学の大学院生。生物学をけんきゅうしている。

■とくぎ

サッカー、ヨットのせんしゅ。空手は3段。オートバイの国際A級ライセンスをもっている。

■しゅみ

ギターとハーモニカ、よくハーモニカで「赤とんぼ」をふいている。

　「V3　いまからさいごのコーチをする。みぎにまわれ、パンチしろ。そこだキックだ」

　V3のみみにふたりのライダーのこえが、きこえる。

　とおくはなれていても、ライダーどおし会話をすることができる。

　東京をすくうため全エネルギーをつかってとびだすふたりライダーのこえが、V3のむねをしめつける。

　純子をとらえるデストロンの戦闘員。ハサミジャガーは、志郎をころすためにガールフレンドの純子をおとりにしようと戦闘員にさしずしたのだ。

　しかし、志郎は、改造されている。いちはやくデストロンのこうげきをしって純子をすくおうとする。

　がんばれ志郎、仮面ライダーV3にへんしんしてハサミジャガーをたおせ。

　カメバズーカのからだのなかには、東京をはかいするスイッチがくみこまれている。じかんがくれば自動的にばくはつするんだ。カメバズーカを両わきからおさえたふたりのライダーは、とびあがった。

　東京をすくうには、カメバズーカをはるか太平洋上につれさるしかない。1号2号ライダーのベルトのエナージコンバーターが、火をふいている。全エネルギーをつかい、ジェットふんしゃでとんでいくんだ。