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欠陥住宅を正す会の窓
   
  昭和53年以来24年に亘って欠陥住宅被害者救済活動を続けている
欠陥住宅を正す会  
では、このホームページで欠陥住宅問題のホットなニュース、新判例など被害救済に役立つ記事をお届けします。
   
  −正す会の窓・・・その11(記事)−
   
  本年度シンポのご報告
工法が住宅をつくるのではなく、人間がつくるのである。
   
 

さる 5 月 15 日 ( 土 ) の当会会員総会のあと、恒例の 公開消費者シンポ が東京四谷の主婦会館で、当会東西専門委員により行われました ( コーディネーターは木村孝東京代表 ) 。

主として木造在来 ( 軸組 ) 工法と対比させて、その工法の特色と「安い」のか「早い」のか「強いのか」という点について討議され、またツーバイフォー住宅の防水対策 ( 特に施工中の ) の必要性と雨仕舞不良のため枠組壁内につたわっていた雨水により朽廃し建替えるほかなかった実情とを、体験者東京事務局長河合敏男氏から写真を示しての報告がされ、満場その惨状に息をひそめました。

結論として、ツーバイフォーを含むプレハブなどの新工法は、材料と労力の節減が目的で、その生産コスト低減のメリットは生産者側にあっても、建物全体としての価格は在来工法とかわらず、そのメリットは消費者には反映していないこと、大抵の工務店や施工技能者 ( 大工 ) は在来工法については習熟していても、新工法については工法や知識や施工体験に乏しく、これが欠陥を生み易い原因となつており、現状では、消費者にとっては在来工法の選択が無難であると述べられました。

大方の住宅メーカーは新工法と斬新なスタイリングをリンクさせ「やすく、早く、強く、美しく」と、まるで新工法がよい住宅をつくるかのように宣伝し、消費者もそれを鵜呑みにしている嫌いがありましたが、新工法がよい住宅を造るのではなく、その工法に習熟した施工者だけがその工法を生かしたよい住宅を造ることができるということがあらためて確認されました。 (16 、 8 、 3 澤田和也 ) 。
   
  欠陥住宅正す会の相談会は、複数の法律に詳しい建築士と建築に強い弁護士とが共同して、問題解決まで繰り返しくりかえしご相談に応じ、きめ細かい対策をたてています。又、体験者の体験指導も行っています。 欠陥住宅でお困りの方に当会のご紹介をお願い致します( 詳しくは事務局まで 大阪 06-6443-6058 、 東京  050-8003-5039 ) 。