残暑お見舞い申しあげます。
平成24年8月
<正す会通信・・・その57> オンリー・イエスタデイー
梅雨以来の暑さの中で、思い出すのは『欠陥住宅を正す会』が発足した昭和54年頃のことです。
行政までもが欠陥住宅の被害に冷淡であったなかで、「欠陥ではない、瑕疵である、単なる設計施工上の不良に過ぎない。」と言い張る業者に対し、消費者やそのサイドに立つ専門家が「欠陥は単なる瑕疵ではない、手抜きより生じたものである。」として、勇敢にも業者や行政の厚い壁にぶつかっていったのです。
その間の「取り壊し建て替え請求訴訟」をはじめとする消費者サイドの施策を求める我々の戦いが実を結び,ようやく欠陥住宅防止の諸立法がされ、施策されてきていることは喜ばしい限りです。
しかし、誰も味方になってくれない中で、「欠陥は手抜きである。」として、手抜きの本質を明らかにする闘いを進めていた34年ほど前のあの暑い夏の日々も熱い思い出として脳裏に甦ってまいります。
オンリー・イエスタデイー 今後ともさらに欠陥住宅排除の対策が講ぜられることを切望しております。
オンリー・イエスタデイー
いつまでも情熱の炎を消すことなく。
30有余年に亘り消費者サイドの草の根の活動を続けている
欠 陥 住 宅 を 正(ただ) す 会
(旧称 住宅のクレームに悩む消費者の会)
代表幹事 澤田 和也
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