CHAPTER 10



  '98.3.9(MON)
      2限目にYくんが乗るので手伝いに行こうとしたら、C先生に会い、「後ろに乗っていきな」と言われ
    た。面倒だったから嫌だな〜と思いながらも仕方なく乗った。今日からは卒業検定のコースらしい。でも
    先生はそうははっきり言えないらしく、「大事な道だからよく覚えておけよ」くらいしか言わない。前に
    通ったことのある道だから、すぐに覚えられた。3限に同じコースを運転した。一度、交差点に黄色で
    突っ込みそうになって怒られてしまった。
      午後は本免学科試験に向けての模擬テスト。しばらくこのサイクルが続く…。

  '98.3.10(TUE)
      午前中は昨日と逆周りのコースを走った。右回りということで、進路変更が多いからとにかく大変。右
    折の前からトラックが来ていて、危ないかなと思っていたら、「行けるだろー、このくらいなら。判断が
    遅いんだよ」と言われてしまった。また上り坂での右折でも、一旦止まったらスムーズに発進できずに、
    「スタートが遅い」と言われ、動揺していたら道を間違えそうになってしまった。いかんいかん。注意さ
    れるとそっちに気が行ってしまってまたミスをするという悪循環。とにかく同じミスをしないこと。注意
    されても集中をなくさないこと。

  '98.3.11(WED)
      午前の路上教習。先生は上級のコースを走れとしか言えない(立場上)らしいが、間違えたということで
    検定コースを走ってもいいようなことを言ったので、左回りを3回走った。あまり注意されることもなく
    て、だいぶうまくいったと思う。
      午後の学科テスト。最近はあんまり結果がよくない。合格ラインには届いているものの、ミスが多い。

  '98.3.12(THU)
      いよいよ最後の(明日受かればの話)技能教習だ。右回りをやろうとしてたら、突然左回りをやるように
    言われてビックリ。一周回ったところで、左回りに変更した。知らない道を走ったのでちょっと怖かった
    けれど、無事終了。右折の時も完全に曲がれるタイミングが取れて、微妙な判断をすることがなくてよ
    かった。ようやく第4段階も認定になって、卒業検定が受けられる!
      でも学科テストはどうも集中できないなぁ。

  '98.3.13(FRI)
      ついに卒業検定の日がやってきた。9時過ぎから2人の先生が検定を行った。私は最初だった。試験を
    担当すすB先生が「落ち着いてやれよ」と言ってくれたが、やっぱり緊張した。コース自体は至って簡単。
    戻って来て、先生に「まだ運転に一生懸命になっている」と言われた。でも、「自分で運転するように
    なったら、最初は周りの車に迷惑を掛けてもゆっくりと余裕を持って運転しなさい」と言われ、"自分で
    運転する時"っていうあたりで、"受かったかも?"と感じた。11時過ぎに教習科に全員呼ばれて、結果発
    表。やった!!全員合格。あとは学科試験だけだぁ!!

  '98.3.16(MON)
      今日と明日は午前も午後も模擬テストだ。なんでこんなにたくさん…と思ってしまうけれど、あと少し
    だからガンバロウ。結果もまぁよくなった。先生にも「確実だな」と言われてちょっと安心。

  '98.3.17(TUE)
      午前のテストも午後のテストもあんまりよくなかった。なんか余計なことを考えすぎてしまって、間
    違った問題もいくつかあった。いよいよ明日は卒業式。9時からリハーサルがあるらしいけど、はっきり
    言ってかったるい。まあ、最後だからしょうがないか。明日になれば解放されるわけだし…。


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