タイプの見極め方

1 多尿型

 睡眠時間を9~10時間としたとき、尿量は体重〔kg〕あたり5~9倍で平均7倍です。9倍以上を多尿と考えます。
夜尿のある子供の夜間尿量は、夜尿でぬれたオムツ-オムツの重さ+起床時の尿量です。
これが30kgの子どもで、30×9=270ml以上であれば多尿と考えます。
また尿の比重や浸透圧も測定し薄い尿かどうかを調べることもします。

2 膀胱型

 膀胱の容量は、昼と夜とでは違います。
まず昼の容量は、目いっぱい我慢させたときの排尿量です。
夜間の場合、もし夜尿がない場合、朝起きたときの排尿量で判定します。
夜尿の場合は1回の夜尿量で判定します。
膀胱容量は昼間目いっぱい我慢した量と夜間の膀胱容量とほぼ同じになります。
膀胱のためも尿量と同じで体重(kg)あたり5倍から9倍が目安になります。平均が7倍程度で5倍以下が膀胱のためが少ないケースということになります。