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・・平成17年2月22日国交省建築指導課は、兼松日産農林鰍ェ同社製造
の耐力壁 ツーバイフォー工法に用いる耐力壁強度を示す壁倍率の数値を実際は1.0であるのに、1.5であるとの大臣認定書を偽造しているとの事実を発表した(同省ホームぺージ)。
公文書偽造として刑事事件になることはいうまでもないが、同社体力壁を使用しているツーバイフォー住宅では、法令の耐力壁計算が法定安全値に不足する場合が発生することが予想される。
従って、仮に確認通知書、検査済書を得ているツーバイフォー住宅でも、同社製造耐力壁施工使用の有無を確かめ、もし使用されているのならば耐力壁計算をし直し、安全値に不足する場合には相当耐力壁を追加する必要がある。 場合によっては、従来の間取り、開口部を変更すると共に、新設耐力壁の下には基礎を増設するなどの取り壊し建替えに近い大修繕をする必要が生じる。
ツーバイフォー住宅新築者は、上記の点について検討される必要があり、当会ではそのご相談に応じている。
参考までに同耐力壁は平成16年9月耐力壁の性能認定を受け、倍率1.0と評価されているので、その頃より以降に新築されたツーバイフォー住宅では、この耐力壁が使用されている可能性がある。 |