・トップ・よくある質問・活動履歴次回案内森の向こうからざわめきの森(投稿欄)

 大阪市立伊賀青少年野外活動センターのある伊賀市は、三重県北西部に位置し、滋賀県との県境にあります。古くから「忍者発祥の地」として知られており、俳人でも有名な“松尾芭蕉”も、この地で生まれたと言われています。

  野外活動センターは、その伊賀市にひときわ高くそびえる、霊山(標高765m)南側の標高500mの場所に面積112万F(約34万坪)の敷地をもった社会教育施設です。

 また、 野外活動センター一帯は「室生・赤目・青山国定公園」に含まれていて、北東に鈴鹿山脈、 南西には青山高原があり、センターの中を南北に東海自然歩道が通る、自然に恵まれた環境に位置しています。

 

 日本は、国土の約67%が森林なのだそうです。その国土の3分の2を占める自然林と人工林の森は今、危機にさらされています。

 太古の昔よりこの四季の豊かな自然環境の中で、日本の森は人々に利用され、うまく循環型の生態を育んできました。しかし文明社会の発展により生活は一転しました。安価な輸入材も林業の担い手を失いました。

  そういった意味で人間と森との関わりが少なくなっていきました。その結果、人工林は人の手が入る事無く、荒廃していろんな弊害をおこしています。

 そんな人の手が入らなくなった森を健全な森、気持ちの良い森にするべく、多くのボランティアが活動しています。主な活動は人工林の間伐・下草刈り・枝打ち・植林などです。

  人間にとって欠かす事の出来ない緑を次世代にしっかりと残すためにも環境を考える上でこれから先も大きな運動となることでしょう。

  日本の森林ボランティアの数は林野庁の調査によれば平成9年の約280団体から平成12年には約580団体と3年間に2倍以上に増加しているそうです。

 

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 公園に植えてある樹木を伐採してはいけませんよね。しかし人工林とよばれるスギ・ヒノキなどの森はあらかじめ間引く事を前提にたくさんの苗を山に植林しているのです。

  大きなりっぱな木を育てるために、細い木や曲がった木を間伐していく過程がどうしても必要なのです。

 それを怠ると線香林と呼ばれる成長不良のスギ・ヒノキばかりが密集した森になってしまうのです。そうなると暗く、風も通らない、小動物も来ない森になっていくのです。

  それは風水害にも弱く、自然のダムとしての保水力もなくなり自然災害をおこすきっかけとなるのです。

 そうならないためにも、本来あるべき姿の気持ちの良い森作りのために発育の悪い木を間引くのです。

 

 

 森林の物理的な役割としてはCO2を吸収し、酸素を供給していますよね。
森を育成することは地球温暖化に歯止めをかけます。また木材を供給する所でもあり、多くの生物の棲み場でもあります。

 保安林としては
 1)土砂の流出を防止しています。
   雨が直接地肌に当たらないように森が保護しています。

 2)保水力の保全
   自然のダムの役割をはたしています。

 3)やすらぎと潤いをあたえる
   森には血圧を下げる効果やストレスホルモンの分泌を抑制する効果が
   あることが示唆されています。
   フィトンチッドとマイナスイオン、自然の中に居るのって気持ちが
   いいですものね。

 作業の出来る服、滑り止め付き軍手2組、タオル、帽子(つばのあるもの)、長靴、雨具、着替え、その他嗜好品などです。

 作業用具は現地にありますが、自前の用具をお持ちの方は持ってきてもらって結構です。
 なおセンター及び現地は携帯電話の圏外ですので電話連絡は公衆電話となります。

宿泊は6月、7月、9月はコテージ、その他は青少年の家を予定しています。

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 基本的な主な活動は森の保全。人工林の間伐、下草刈り、広葉樹の植林、森の保全と掃除。また炭焼き、クラフトなどのプログラムやハイキングコースなどの自然散策。その例会によっていろいろです。

例えばスギ・ヒノキの間伐例:
1)細い木、曲がった木などの発育の悪い、倒す木を決める

2)どの方向に倒すかを決める

3)ノコギリで受け口を入れる
  (必ず滑り止め付き軍手を着用の事、以下同じ)

4)その後、追い口を入れる

5)うまくいけば木は自重でバラスを失って倒れます
  (倒れる前にはまわりに大きな声で危険を知らせます)

6)ナタで倒れた木の枝払いをします
  (必ず自分の身体とナタの間に倒木を挟んで枝払いをします)

7)倒れた木を2m位に玉切りにします

8)枝、玉切りした木をきちんと整理整頓してひとつの作業が終了です。



 伊賀森林ボランティアサークルでは2008年度より3月、4月、5月、6月、7月、9月、10月、11月の年8回の定例活動を行っています。
また、任意で自主活動も行っています。

集合場所はJR関西本線新堂駅前。

集合時間は初日午前10:30です。

集合場所へは各々JRか、車で行ってください。
参加費用は1泊2日、4食(当日の昼、夜、2日目の朝、昼食付き)、保険料、シーツ代金等で
 基本4,000円です。(当日現地でお支払い下さい)
 (2泊3日の例会となる場合もあります。)
宿泊はコテージ(夏場)か、青少年の家(夏場以外の利用時) となります。
その他、年会費として1,000円が必要です。

★集合場所

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 ●活動の様子を見てもらえばより具体的に理解していただけると思います GO!