野鳥観察

 

今まで見た野鳥の種類

国内のみ326種類/国内・海外約600種類 2003年1月1日現在

好きな鳥

フクロウ ural owl

ササゴイ

平成17年8月25日

この辺りでふつうに見られるサギにはコサギ、チュウサギ、ダイサギ、アマサギ、アオサギ、ゴイサギなどがあります。比較的希なサギにササゴイという鳥がいます。このサギはゴイサギを少しスマートにしたような形をしておりまして、夏鳥として日本にやってきます。道具を使って魚を捕ることでも知られています。その狩りの方法は、流れの緩やかなところにひっそりと立ち、小石などを落としますと、小虫と間違えて小魚が寄ってきます。そこをぱくりと捕らえるやり方です。何故かこの鳥が近年岡崎で増えています。目の前の菅生川でも飛んでいるのがしばしば見られます。
増加の理由は岡崎によい繁殖地が見つかったからです。それは康生町のシビコの西側にある買い物広場と呼ばれている小公園です。そこには楠と欅の木が20本ほどあります。その樹上に数年前からササゴイが巣をかけ始めました。外敵もなく環境がよいようで年々その数を増し今年は10番(つがい)以上のササゴイが営巣しました。
何十羽のササゴイが巣立つはずでしたが、彼らが大量の糞を落とすため、市民から苦情が出ました。岡崎市は困り、岡崎野鳥の会に相談しました。見に行きますとなるほどひどい糞公害です。しかし、ササゴイももう少しで巣立つところです。そこで、もう数日待って貰い、巣立ったところで木の枝を払うことになりました。
一昨日見に行きましたら最後の2話が木の枝に留まっておりました。もう1,2日で移動できるようになるでしょう。来年はまた別の安全な場所を探して子孫を増やしていくものと思います。